☆ 星に願いを・・・☆

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2004年幸せな日々



ママから優斗へ

優斗を授かってから ママは毎日とても幸せでした。

妊娠初期は つわりで大変だったけど 赤ちゃんが元気な証拠だと思って

頑張ったよ。

パパは”女の子だ”と思っていたけれど ママはやっぱり男の子が

良いなと思っていました。

それからの パパはは休みの日になると生まれてくる赤ちゃんのために片づけをしたり 
掃除をしたり一生懸命でした。

そんなパパを見ていると ママはとっても嬉しかった。

本当に幸せだったよ。

エコーの写真で赤ちゃんの顔を見たとき 「男の子だ」とママはパパに言っていました。

妊娠中期は 安定していたのでのんびり過ごしていました。

赤ちゃんの事を考えたり 話し掛けたりして とっても楽しかった。

妊娠6ヶ月頃になるころ 検診の時性別を聞いてみたら やっぱり思ったとおり

男の子でした。

妊娠8ヶ月頃になるとお腹が張り始め 張り止めの薬(ウテメリン)を
飲む事になりました。

副作用がきつくて 毎日動悸・手足の痛み・手のふるえに苦しみました。

けれど 優斗が元気に生まれてくるために”がんばるんだ” それしか考えなかった。

そして 9ヶ月 パパと名前を決めました ”優斗”。

「本当は 決まる1ヶ月以上まえから ママは 優斗って呼んでいたんだよね。優斗!」
ママは優斗と ずっとお話していたからね。

本当に本当に 幸せだった 。

そして 優斗 生まれる。

体重3645g 身長50.1cm とても元気で大きな男の子でした。

前期破水から 生まれたものの診察や検査でも異常がありませんと言われていました。

優斗とパパとママと 3人で一緒に写真をとったね。

これが 最初で最期の親子で3人の写真になりました。

とっても幸せいっぱいのパパとママの笑顔が写っていました。

こんなに幸せを感じた事はなかったし こんなに愛しい存在があるなんて思わなかった。

とても可愛くて 何度も寝ている優斗に話し掛けました。

「優斗! ママ 優斗にあえるのずっと待っていたよ。」

「 パパもママも 優斗に会いたかったんだよ。」

愛しい優斗がママのところにやって来ました。

このまま未来がずっと 続く事しか考えませんでした。

あの日がくるまで・・・・・・・・。

優斗がいなくなるなんて 思いもしなかったんです。

優斗は 私たち家族に幸せをたくさん運んできてくれました。

夫との絆を強くしてくれた。

優斗 ありがとう。

ママはとっても幸せだったよ。
                               (2005.3.10)




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