☆　星に願いを・・・☆

突然の別れ･･・更新

あの日の事は　あまりにも鮮明に心の中に残っています。

思い出すと　苦しくて辛くてどうしてなの　どうしてこんな事にという思いしか出てこないんです。

もう抱きしめてやれないのだと　もう会うことはないのだと・・・・・。

もっともっと　抱きしめたかった。

今も現実を受け入れている自分と　どうしてもあきらめきれない自分がいるのです。

どんなに　もう一度赤ちゃんを抱く事が出来ても　優斗じゃないんだ・・・・。

あの子の生きていた証を残してやりたいと思っています。

どうか命を大切に　どんなに望んでも生きられない命があるということを知ってください。

優斗は　最期まで一生懸命生きようとしていたのだから・・・・。

*　*　*　*　*　*　*　*　*　*　*　*　*　*　*　*　*　*　*　*（2005.3.12）　

☆　優斗が　突然なくなってしまった　☆

パパとママの大切な優斗が天使になってしまった。

１時１０分　シャワーに行くか随分迷ったけれどやっぱり行く事にしました。

デジカメで写真を２枚とり　その後　きれいに服を直してナースステイション連れていきました。

これが　元気な優斗を抱っこした最後でした。

シャワーを終え　午後１時４０分新生児室の前を通ると　優斗が泣いていたので　急がなくっちゃと思い　

濡れた髪の毛を乾かさずにくくり　時計を見ると午後１時４９分でした。

前のベットの人とすこしおしゃべりをして　ナースステイションへ迎えに行きました。

するとなんだか　ナースステイションの様子がおかしい。。。。

カルテを広げ　なんだかとっても慌てている感じ・・・。

助産師さんが　「○○さんのご主人の連絡先」というように聞こえました。

自分の名字でした。

けれど　看護婦さんに「○○ですけど。シャワーで子供を預けたので　迎えに来たんですけど」

看護婦さんは「後で赤ちゃんを病室に連れて行くから」

といったので聞き違えかなと思って　病室で待っていた。

それから　すぐ　助産師さんがきて　私の肩を抱きながら

「赤ちゃんの容態が急変したの」と言った。

「えっ・・・・・・・・・・・・。」

頭の中が真っ白になった。

「うそ　優斗がそんな事・・・さっき預けた時はどうもなかったのに・・・・。」

新生児室に入って　目の中に飛び込んできたのは優斗の体が全身チアノーゼを起こしていた姿だった。

心臓マッサージを受けていた。

私は「うそ　嘘でしょ」

「優斗！　優斗！　優斗ママのところにもどってきて」と何度も　叫びつづけた。

｢優斗　がんばって！　お願いします　助けて下さい！｡優斗！　優斗！」

「ママの所にもどってきて」何度も呼んだ。

看護婦さんが　

「　ご主人の連絡先は。　連絡が取れないの」

「自宅に居るはずなんです」と何度も答えた。

夫と連絡が取れない。

どうしてなの　頭がパニックになっていてわからない。

夫は実家に帰っているかもしれない　だけど　番号が思い出せない。

助産師さんが　　番号を調べてくれる事になった。

けれど　実家にもいなかった。

どこにいるの・・・　ひとりじゃどうにかなってしまいそう。

いったい　どこにいるの優斗が　優斗が・・・・。

夫の両親　私の姉もすぐ来てくれる事になった。

私は　これは夢なんだ　嘘だ　こんな事おきるはずがないのに　何度もそう思った。

けれど何度見ても良くなる様子がなかった。

看護婦さんもパニックになっている私を見て　病室に行こうかといってくれたけど私は首を横に振った。

私の心の中はもう優斗を見てから　４０分以上経っていて

もう　優斗はだめなのかもしれない・・

でも　私が側にいて呼んでやれば　きっと優斗はパパとママの所に帰ってくる。そう思っていた。

たとえ　障害が残っても　優斗と一緒に生きていきたい。。。

優斗といたい。。。

だから　お願いです。　心臓動いて！

どんな事になっても　優斗を受け入れて抱きしめて生きていくから。。。

お願いします!!神様！！　

優斗を連れて行かないでください。。。。

優斗を連れて行かないで。。。。。

優斗は　今頑張っているから　側にいてやらなくっちゃ。

私が最期まで優斗の側にいてやるんだ。

午後３時過ぎ　主人がようやく新生児室に慌てて入ってきた。

「　優斗が･･優斗が・・。」

そして　二人で優斗を見守りつづけた。

優斗のそばにいる看護婦さんが泣いていた。

なんで　泣いているの？もうだめなの・・・・？

いっこうに良くならなかった。

主治医の先生が午後４時前「もうこれ以上・・・赤ちゃんに苦しい思いをさせるのは忍びない」と言った。

それは　もうだめということなの　あんなに元気に生まれてきたのに｡｡

優斗の体があんなになって・・・。

容態が急変して２時間が経ってしまった。

優斗はパパやママの所に戻ってこれなくなってしまったんだ。

もうやめよう・・・・。

2時間もがんばったんだもの。。。。

これ以上は優斗が　かわいそうだ。　もう静かにして　抱きしめてやりたい。

私は「もう　やめてあげてください」と言った。

言いたくなかった　あきらめたくなかった　だけど　もうこれ以上はどうしようもできなかった。

午後　４時　　　優斗　　永眠・・・・・・・・・・・・・。

優斗は　精一杯生きようとしました。。。。。

パパとママのところに戻る事が出来ませんでした。。。。

私たちの祈りは届きませんでした。。。

そして。。。。。。

すぐに　優斗のそばに駆け寄りました｡

夫も駆け寄る。　そして　優斗を見て夫が泣き崩れた。

もう　優斗が動かない。

優斗を抱っこした。

優斗に「よく　頑張ったね」と頭を撫でた。

そして　いっぱい　いっぱい　ぎゅっと抱きしめた。

信じられなかった　２時間前私と一緒にいたのに　私のおっぱいを吸って眠ったのに　

あんなに元気だったのに・・・・・。

私は　何度も何度も頭を撫でた。

そして　優斗のほっぺをさわった　柔らかかった。

「　優斗　ごめんね。ママ守ってあげれなくって」

（2005.3.14）（　優斗が亡くなってすぐに書いた日記の中からまとめたものです　）
　（2005.7.5）追記

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