エジプト生活 5






エジプトでのおいらの仕事は、会社が売ったコンピューター(メインフレーム)の保守と、その使い方&保守の仕方を現地のエンジニアに教える、というものであった。ああカタイカタイ。
楽しみは、現地のテクニシャン達が入れてくれるお茶。
エジプトでは「紅茶」がメインなのだが、黙って待っていてはイケナイ。すごいのが出てくるよ。
普段、彼らが飲んでいるのは、
1)ポットに水と紅茶の葉を入れる
2)ぐっつぐつに煮込む
3)砂糖を ぶち込む
4)さらに砂糖を ぶち込む
5)さらにこれでもかと砂糖を ぶち込む
6)砂糖が飽和状態となり、底に沈殿しはじめる。
そこで「うむ、完成」となるのだが・・・
一口飲むと「甘さ」が脳天に突き抜けます。甘さって度を越すと凶器になるんだね。
そこで、3)の前にわしだけカップにそそいでもらうことが必要なのだ。
悲しいかな、初めて覚えたアラビア語は「ソッカ(砂糖)、ショワイヤ!(少し)」だった。
少量の砂糖が入っただけの紅茶を飲むおいらを、皆が心配そうに見守る。「本当に砂糖それだけでいいのか?」「遠慮しているのでは?」「今日こそ砂糖をもっと入れるべきだ」
彼らはスキあらば砂糖をぶち込もうとする。油断できないのだ。
しかし、「湿気?なにそれ」といわんばかりのカラッカラなエジプトでは、この 紅茶 がたまらなくウマイ。
「ウマイナー。サイコー!」と笑うおいらを、皆うれしそうに見守っていてくれるのであった。

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