ゆきあけのボヤキ

彼氏(ゆうちゃん)の事

平成17年9月 作成

~彼氏(ゆうちゃん)の事~


松山に来てもう約6年。

大阪で過ごす6年より早かったなぁと思います。

この6年間、本当に色々あり過ぎました。

自分のことなんて考える暇はありませんでした。

周りのためにとても突っ走ってきたと思います。

でも30代に近づく頃から焦りと不安が少し出てきました。

周りはもう結婚して子供生んで。。

独身ならばある程度のポストにつきバリバリ働いて。。

私といえば、結婚する予定もなければ彼氏すらいない。

ましてや手に職なんて無い。

笑ってはいたけれど、やっぱりどこかで虚しさがありました。

このままの状態がいつまで続くんだろうかとか疑問でした。

松山での生活が当たり前に感じられるようになってから

虚しさ・焦り・不安が大きくなり、諦めという気持ちも出てきました。

私としては別に高望みをしていたわけではありません。

普通の生活がしたい、当たり前のような生活がしたかっただけなのです。

彼氏が欲しい、結婚したい、子供を生みたいという願望はいつもありました。

その中で「そんなん気にすることじゃない」って周りには言われていたけれど

私にとって一番のネックが弟のことでした。

“フリーページ 弟の事~”で大体のことは書きましたが

私が普通に持っている夢を実現しようとする過程で

必ず弟の存在が何らかの形で影響を及ぼしてくるだろうと思っていました。

そんな思いをいつも持ち歩いていたことを周りはとてもよく分かっていました。

彼氏が欲しいと言いながらも、でも・・・という諦めが私にはありました。

何で私は何もしていないのに・・・という弟に対しての怒りがありました。

悔しくて何度も泣きました。

私が涙する理由は母が亡くなってから弟のことばかりでした。


私にはもう母がいません。

一番の理解者、相談相手がもういません。

もしも私が結婚をしたならば、出来たならば・・・

相手の両親を大切にしよう、お姑さんを母と思おう、可愛がってもらおう。

けれど、弟のことがあると絶対に無理だろうと思っていました。

そんな思いを何年も抱いて悩んでいる私を知っている友達は

「考えすぎや。弟の事でアカンようになる男はそれまでの男や」とか

「し~☆は何もしてないんやから弟なんて関係ないやん」

といつも私を叱咤激励してくれましたが、私の思いが消えることはありませんでした。

好きな人が出来ました→弟の事を言いました→失恋しました

こうなるのが怖い、自分が傷つきたくない、と逃げていた部分も大きくあります。

一人で生きていくためにこの歳からでも看護学校に通おうかとか

子供が大好きな私は孤児院のような施設ででも働こうかとか

将来の不安を取り除く為に心の中で色々考えていました。


そしてとうとう今年の3月、三十路を迎えました。

口で言いながらも実行に移すことを誰よりも恐れ拒んでいましたが

三十路という一つの大きなラインを超えた時、自分の考えを少し変える事が出来ました。

出逢いという場があるならば行ってみようかなといった小さな事ですが・・・

今までの恋愛は学生時代の同級生だったという事もあり 友達という期間を経てのお付き合いでした。

全く知らない人とのスタートには自分自身が敬遠していました。

人見知りするせいもあり、紹介やコンパというものが嫌いというより苦手でした。

三十路を迎え少し考えを変えた頃、偶然というかタイミングよく紹介の話がきました。

そしてその話を受け、知り合ったのが今の彼氏“ゆうちゃん”です。


ざっとゆうちゃんの紹介を・・・・

身長177cm、几帳面で優しいけれど優柔不断のA型(笑)

投手として甲子園経験ありの野球っ子で今でもチームに入り野球をしている。

タバコもお酒もしない。鶏肉とアイスが大好きな31歳(私と同い年)

といった感じです。


そして、出逢いから今までのまだ短いヒストリーをこれからお話していきたいと思います。



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