はじめてのバリ

 インド洋に沈む夕陽を見ながら、婚姻届にサインを・・・・
      ってことで、バリ行きが決まったわけなんですが・・・・・    

バリいただき

憧れのバリ・・・
   神々の島バリ・・・
   神秘のバリ・・・・・

花・花・花・・・・・

初めてのバリは、目のさめるような色とりどりのお花でお出むかえしてくれた。

昨夜は眠れなかった・・・・・

シンガポール空港・・・・

飛行機が到着する度にゲートの所には、お客様の名前を書いたプラカードを胸にした
ガイドの群れが押し寄せ、ごった返す・・・・
『○○さァ~~ん!!』と万面の笑顔で手を振り、大事なお客様を探す・・・・
当然、私達もそうなるはずだったのに・・・・・

『シンガポール空港で、【ツアーロイヤル】が待っているから
そこで大阪からのツアーにで合流してください』
知人であった広島の 【S×トラベル】 からそう聞かされて来たんだもの・・・・


それなのに・・・・右も左もわからないシンガポール空港・・・・・
待てど暮らせど・・・・・片言の英語で聞けど問えど・・・・
【ツアーロイヤル】は来ない・・・・・
人影もまばらな空港でさまようこと3時間・・・・・
私達を探しには、だあれも来ない・・・・・
次の便が来ても、また次ぎの便が来ても・・・・・
見知らぬ空港で・・・・、横文字だらけの空港で・・・・・
私達はふたりぼっちで・・・・・。途方にくれた。

この時ほど!!
英語のしゃべれない外人さんとの海外旅行を悔やんだことはない!!
始終スモーキングコーナーへ・・・・・
見るに見かねた親切な現地ガイドさんの提案で、予定のホテルに行って見ることにした。何かの手違いであることを信じて・・・・・
タクシー代・・・・・US$17

聞いていたのはヨークホテル・・・・・
着くには着いたけれど・・・・
日本語のわかるスッタッフがいない・・・・・
英語の苦手なダンナは、またまたすたこらスモーキングコーナーへ・・・・・
もぉ~~~!!役に立たない外国人!!マジきれた!!
片言の英語で、日本から予約してあるはずなので、確認してみてくださいとお願いしたが、お答えは『ノー リザーブ』であった。
おいおい、マジかよ・・・・・
どぉする・・・・・
再度片言の英語で、【ツアーロイヤル】に連絡してもらえませんか?とお願いした。
いいアンバイに、【ツアーロイヤル】のスッタッフは、このホテルに向かっているとのことで・・・・・。私達のためにじゃないけど・・・・・

日本語の達者なガイド=キャロルの仕事が終るのを待って、私達は日本で旅行代金を支払って、ガイドは【ツアーロイヤル】、ホテルはヨークを予約済みと聞いてきたことを話し、再度確認を取ってもらった。
・・・・・が、やはり『ノー リザーブ』
は支払が悪いそうで、お断りしたとそうで・・・・

詐欺られちゃったのね、私達・・・・・
右も左もわからないシンガポールに捨てられちゃってるのね・・・・・

頭の中が真っ白になった・・・・・
私達、これからど~するの、私達、そしてど~なるの・・・?
キャロルのおかげで、ヨークホテルにチェックインして
とりあえず野宿だけは免れたけど・・・・・

部屋から広島の 【S×トラベル】 に電話かけまくり!!
しかし、でません・・・・・当たり前!!日本は真夜中・・・・・

ええ~~い、くそ!!
こうなりゃ、つかの間のシンガポール探索だ・・・・
東京のおじさんに事の成り行きを知らせ、朝一番に 【S×トラベル】 に電話してもらうようお願いし、シンガポールの街に繰り出した。
二人でお散歩だァ~い!!

ちょちょぎれる悔し涙でも溜めましょう・・・と、買ったのは、
ガラスの小瓶。2500円。

空港をさまよい続けたせいで、お腹はペコペコ!!
ホテルのレストランもクローズ!!「
もう少しでダンナのご機嫌が悪くなる・・・・
何かエサを与えなければ・・・・
しかし、どこに入ればいいのやら・・・・・?
予定にはない出来事で、戸惑った・・・・
たくさんのお店が連なり、いいにおいが鼻をくすぐる・・・・・

もうどこでいい!!どうせ横文字だらけ・・・・・
入ったお店のシステムさえわからない・・・・
バイキングの店らしい・・・・・
なんか、おいしくもないしぃ~・・・・感動のない夕食・・・・・

出足からこれじゃぁ、これから先、何がおこるかわからない・・・・
そうそう現金は使えない・・・
ここはカードで決済!!約7200円~~!!たかァ~~!!

翌日は【ツアーロイヤル】さんのご好意で空港まで送って頂いた。
チェックアウトもカードで、約16000円のお支払!!

キャロルは『そこを右ね~~!!』と大声で搭乗口を指示してくれ、大助かり!
感謝感激!!地獄で仏!
『気をつけてね~~』とキャロルの優しいお見送でバリに旅立った。

ツアロイヤルさん、ほんとに、ほんとに
ありがとうございました~~!


こうなりゃ、個人旅行!!
ホテルもバリで現地調達しようね!!そうしよう・・・・・
機内では、ガイドブックを参考に作戦会議。
予約してあるはずはないけれど、聞いてきたのは《サヒドラヤ ホテル》
そこを基点に遊びの対策を練った。

バリ・・・・
やはり熱帯特有の暑い風が吹いていた・・・・
入国審査では、ちびっこの私は見えないかもね・・・・そう思うほど高いカウンターが印象的であった。

インドネシアへの入国の手続きが終った・・・・
さてさて、これからどうしましょ・・・・・と昇降口に向かう。

あれぇ~~?????、私達を呼んでるガイドがいる・・・・・
同姓の人だよね・・・・、そう思ったけど、よく聞くと
フルネームで私たちを呼んでいる・・・・
横文字のダンナも呼んでる・・・・・これって、なに?????
頭の中をよぎったのは・・・・・ヤバぁ~~・・・・・

昨夜さまよったシンガポール空港・・・・・
ほんとに沢山のガイドいて、親にはぐれた小雀みたいな私達は、注目の的で・・・
親切なガイド達も、自分のお客さまが到着すると、各自消えて行って・・・
空港の外の客引きみたいなガイド達も迷子の私達のことを知っていて・・・・

すんません!!疑っちゃいました。
《売られたか!!》・・・・・と.

『私達のこと呼んでるよ・・・・。なんで知ってるんだろう・・・・?気味悪いね・・・・。どうする?』
『怖いけど、とりあえず行ってみるか・・・・』

『オオッ~~!!オマチシテ イマシタ。アサ ハヤク キンキュウ ヨヤクネ、ワタシ ビックリヨ!』
気のよさそうなおじさんと運転手・・・・・
けど、信じれません・・・・・
『ホテル ハ バドマネ』
違う!違う!!《サヒドラヤ》って聞いてきたのよ・・・・・
やっぱ、おかしい・・・・・
『ケサ ノ ヨヤクネ、バドマ ダケネ、OKヨ。』
『エエッツ!!』やっぱ、なんか変・・・・・・・
空港はまた、私達とガイドだけになってしまった・・・・・

どうもくさいけど、ガイドを信じ、従うしかなかった・・・・・
いかんせ、日本の 【S×トラベル】 とは連絡がつかないんだもの・・・・・
『ハイ、ハイ。オツカレサ~マ デシタ。ホテルニ ゴアンナイ シマスネ・・』

一体どこに連れて行かれるのやら・・・・・
途中で、ホールドアップかいな・・・・・
ま、ここバリは神々の島・・・・・
命まではとらないでしょう・・・・・
お金もまだ一円も使ってない!!
もしかの時は、ありったけのお金でかたをつけよう・・・・・

そうこうしているうちにヤシの木陰を通りぬけ、
素晴らしく大きな石門をくぐり、立派なバドマホテルに到着した。

にこやかなポーターの笑顔で、緊張していた心も少し和んだ。
チェックインをガイドにまかせ、広々とした吹き抜けのロビーのソファーで待つ。
不思議な音色、カラァ~ン、コロオ~ン♪♪~~~と響く・・・・・
粋な店内放送だなァ・・・と、思っていたら、
その先でおじさんがガムランを奏でていた。
生演奏・・・・・
桃色も蓮の花が風になびき、音になびき・・・・
ああ・・・・いいなぁ~・・・、これがバリだ、癒しだ・・・・
あ~あ、身も心も軽くなる・・・・・

うっとりしていると、ガイドが今夜と明日の予定を聞きに来た。
まったくない!!なにもない・・・・・

ガイドは、今夜の予定から組んでくれた。
『今夜は、ケチャとロブスター、明日はウブドとキンタマーニ(観光名所の山の名前です!)あたりを観光して、最後の日はビーチでどうですか?』
すべての予定が崩壊した旅であった・・・・・
おまかせすることにした。
今夜の夕食付きケチャ、明日の1日観光(昼食付き)、明後日のビーチへの送迎、空港までの送り、クラー付きワゴン車・ガイド付き!!
しめて¥20,000円也!!二人分ですよ!! お安いよね!


夕刻、お迎えの車でケチャの会場へ!!
最初はがらぁ~んとした会場が、ガイドの予想どうり日本人観光客でビッシリ!!
開演までにビール他で R$1200
男達の上半身裸の浅黒い肌に汗が光り、キンキラ妖艶な舞いが始まる・・・・
ストーリーは難しすぎて、パンフレットを読んでもよくわからなかったけど、
『日本の神楽といっしょだな・・・・』と思いながら鑑賞。

その後、ロブスターを堪能。
おまけは、帰り際!!
お店が、なんだかそわそわしているのがわかった。
ゴージャスなバリ衣装をまとった高貴な御一行様が席についた。
あれ~~!!デヴィさんだ!!
デヴィさんがお供を引き連れてのお食事会だとか・・・・・
『キ・レ・イ・・・・』思わず声が・・・・・

前大統領夫人の気品に満ちた堂々のそのお姿は、
日本のしょうもないTVでお見かけするデヴィさんとは大違い!!
私はこの時、デヴィさんへの認識が変わった・・・・・
やっぱり、デヴィさんはインドネシアの星だ・・・・・
マジ、華麗・高貴・神秘・・・・・
前大統領夫人の気品に満ちたデヴィさまであり、
サインなどお願いに近よることもできない高貴さの、デヴィさんでありました。

翌朝、まずは写真館へ!!
記念写真で~~す!!キンキラ衣装着ちゃったもんね。
『ここんとこ、もっときつくしめても大丈夫よ~~~』・・って訳で
ケバケバ衣装・・・・って言うか、1本キンキラの布です巻きにされ、
キンキンの頭飾りとお花で、綺麗な私の出来上がり!!
ほんの15分で一丁あがり!!
・・・・で、我ながらきれい・・・・・
いろんなポーズを決めて、パチリ!パチリ・・・・・
なかなか、いいじゃん!!
婚礼衣装・・・・・いい記念になりました。日本円で8000円はやや高め!!


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お花って、こんなにキレイだったっけ・・・・・
市場で売ってた、摘みたての山盛花びらにも
感激、感激!!

見たこともない野菜もい~っぱい!!
ニワトリから、キンキラバリ衣装まで!!
バリの市場は、何でもあ~~り!!

買えなかったけど(悪徳旅行社のサギにあったからなのよ!!)
素敵なバリアート

そんなバリのアルバムです

懲りない私たち!!再度バリへ


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