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清く正しく美しく @ Re[1]:子育て爺[50]職業を意識させた事件?(01/08) fit463さんへ コメントをいただきまして、…
2006.02.24
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カテゴリ: 出産・子育て
「弱虫」が「長所」って、どういう事だい!

弱虫の男の子

公園の滑り台の上に、やっとの思いで登らせた男の子が、足がすくんで、動くことができない。

ぬかるみの中の、水たまりを、またぐことができない男の子。

これを見たお父さんが、「何だ、男の子のくせに!」と、むりやり、「勇敢な子」になってもらおうと、無理をさせる。

「なんで、こんなことができない!」と。


こういう、 親の考える方向に、無理矢理、子供を、向かわせようとする行為・・・。これは、「折檻」と似ています

「なんで、こんな事が、折檻なんだ!」と、おしかりを受けそうですが、これが、エスカレートすると、その先には、「折檻」と、判断されてしまう行動に至ります。

目の前に、怖くてやりたくないことがある。その恐怖よりもっと大きい恐怖を与えて、「さあ、お前はどっちを選ぶんだ、得な方を選べ!」とやられて、その子が、どちらかをやむを得ず選んだとしても、心は傷つきます。悪夢も見ます。「もう、どちらを選んでも、だめなんだ」と、思うでしょう。

その子は、堅く、堅く、決心をします。「怖いこと二つのうちの一つを選んだけど、とても、とても、怖かった」

これは、もう、 この子は、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に 、かかっています。病気になってしまったのです。

お子さんは、決して、「親に逆らってやる!」なんて、大それた事を考えているのではありません。

真冬に、水風呂に30分以上も漬けられて、やがて死んでいったお子さんがいました。

食べ物も水も与えられないで、やがて、死んでいった子がいました。

その子たちは、どう考えて、どうしていたらいいのかを考える力もなくなってしまっていたのです

「折檻」は、大人の、最初の、なんでもない「子供への強制」から、スタートしている のです。


最初の話に戻ります。

最初の滑り台は、抱き上げて、1m位の高さから、滑らせます。もちろん、手は離しません。

この子は、最初は、その面白さはわかりませんから、「すぐに、もういい」という、動きをするでしょう。

その日は、それで、滑り台はおしまいにします。

次の機会には、それを、もう一回。「スーッ」と言いながら。「おもしろかったね~」とも言い添えます。

反応がないからといって、「この子は、滑り台が嫌いなんだ」などと心配をすることはありません。

公園に来る度に、1回づつ、やっているうちに、滑り台を振り返るようになります。

そうしたら、「おもしろいねえ。」「もっとやろうか、もっと」と、1回だけ、繰り返してみます。

そのうちに、途中で、手を離しても大丈夫なとこを、試してみます。

これも、何日も、何回も、繰り返して、やがて、もう少し、高いところから、試してみます。

このころになれば、「もっと」と言う言葉を覚えただけでなく、言えるようになります(口の遅い男の子でも大丈夫です)。

「もっと」の、アンコールに応えながら、とにかく、びっくりとしないように、頭を打たないように、お尻を打たないように、徐々に、徐々に、 普通の滑り方にもっていきます。


水たまりが怖かったとしたら、最初は、小さな水たまりを見つけて、またぐところから、始めます。


いずれにしても、お子さんには、徐々に、なれてもらいながら、何でもこなしていく。

じゃあ、弱虫だの、意気地なしの子だのとはいえないじゃない・・・。普通の子だよ。

と、思ってしまいますが、実は、そうじゃないと思うのです。

この子は、学校に行くようになって、うっかり、「給食の袋を忘れた」「宿題を忘れた」といったときに、一回の失敗を、二度と繰り返さない、そういう、用心深さを持っている子供である筈なのです。

この子の、その長所を生かすためには、そう、 小さい失敗をさせながら、それを、二度繰り替えさせない工夫をさせる のです。

「今度から、どのようにすることにしたの?」と、聞いてあげます。工夫の仕方が、複雑怪奇であったのなら、「そうねえ、もう少し簡単にできる方法はないかしらね」と、再び考えさせるとともに、 親も一緒に考えてみます

お子さんに、指導権を持たせながらの、共同研究です。


こういった考え方の練習は、 世の中に出てから 、大変な効力を発することになります。

新しい仕事をするときの、創造力が抜群の子に、なっているはずです。「弱虫」は、予測する力を持っていたのです。


「人生の初志」は、、「最後に「楽しかったよ。ありがとう」と言えるような生活をする」ことにしました。


[ 採点を! この主旨がまあまあでしたら、キックを! ]

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最終更新日  2022.11.27 09:14:44
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