年中夢求!!『ダントツ夢創り』の道

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ダントツ2007

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aki@ この様な書き込み大変失礼致します 日本も当事国となる台湾有事を前に反日メ…
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2025年05月22日
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カテゴリ: 経営
今日から日本が誇るパワースポットである大山に来ています。

そこで座禅体験をさせてもらったのですが、お坊さんの説法がとても印象に残りました。

最近、サウナブームの中でよく耳にする「ととのう」という言葉。

発汗と冷水、外気浴のリズムの中で、心身がスッキリとリセットされる感覚を、多くの人が「整う」と表現しています。

しかし、この「整う」はあくまで身体や思考のバランスを物理的・機能的に調整する意味合いが強いものであるのに対して、もう一つの「ととのう」である「調う(ととのう)」には、もっと繊細で内面的な、日本人ならではの美意識が込められているのです。

「調う」という漢字は、「調和」や「調律」、「調味」といった言葉にも見られるように、複数の要素がバラバラでありながらも、美しく一つにまとまる様を表します。

そこには、ただ形を揃える「整う」とは違い、「響き合う」「馴染む」「溶け合う」といった、人と人、人と自然、心と体が調和するという、深い精神性が宿っています。

例えば、禅の世界では、無になる時間、つまり「無心」の境地を目指します。

これは「調う」ことの究極の形で、呼吸を整え、姿勢を調え、思考を手放すことで、自我の枠を超えた“調和”を内に感じるのです。



また、「調う」は人間関係の中でも重要な役割を果たします。

会話における「間」、空間における「余白」、行動における「節度」など、これらはすべて、相手との調和を意識しているからこそ生まれる所作です。

自己主張だけでなく、相手を尊重し、空気を読む力。

これは一見曖昧に思えるかもしれませんが、実はとても高度なバランス感覚を要する、日本人ならではの美徳と言えるでしょう。

現代社会は、スピードと成果を追い求めるあまり、「整える」ことには熱心でも、「調える」ことには無頓着になりがちです。

しかし本来、日本人が持っていた感性は、自然や人、時間との「調和」に根ざしていたはずです。

四季の移ろいを楽しみ、祭りで共同体のリズムを刻み、茶の湯で心を整える。

このように、「調う」という文化は、私たちの生活の中に脈々と受け継がれてきました。

今こそ、私たちは「整う」だけでなく、「調う」ことの大切さを思い出すべきではないでしょうか。

スマホを手放し、静かな場所で目を閉じて、呼吸を深くする時間。

誰かと同じ空間で、言葉を交わさずとも心が重なる瞬間。



「調う」とは、決して目に見える成果を求めるものではありません。

しかしその先にこそ、日本人が本来持っていた“美しく、豊かな生き方”があるのです。

喧騒から少し距離を取り、自分の中に「調う」時間を持つ。

そんな日常こそ、今を生きる私たちにとって最も必要な習慣なのかもしれません。





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Last updated  2025年05月22日 23時03分32秒
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