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日々、目まぐるしいスピードで世の中が変化しています。
AI、DX、生成技術、価値観の多様化、気候変動、経済の揺らぎなど、 まさに「変化が常態化した時代」と言えるでしょう。
人間は本能的に「安定」を求めます。
それは、古来から生命を守るための本能に根ざしており、変化=危険という認識がDNAに刻まれているからです。
しかし、現代社会においては、この「安定を求める心」が時に私たちを縛ってしまうことがあります。
なぜなら、もはや“安定している状態”こそが幻に過ぎないからです。
私はよく、「不安定こそが安定」だと話します。
この言葉には、単なる精神論ではなく、時代を生き抜くための“構え”が込められています。
不安定な状況を恐れたり拒んだりするのではなく、「不安定が普通」と受け入れた瞬間、人はむしろ心が安定していくのです。
たとえば、経営をしていると、景気の波、顧客の変化、社員の成長スピードなど、常に変動があります。
この変化に「どうして安定しないんだ」と嘆くのではなく、「変わるのが当たり前」と捉える。
そうすると、不思議と心の中に余裕が生まれ、 “想定外”が“想定内”になるのです。
人の成長も同じです。
順風満帆な時期よりも、試練や揺らぎの中でこそ人は磨かれます。
だからこそ、変化を拒むのではなく、「不安定=成長の証」として受け止めることが大切です。
むしろ安定を求めすぎると、挑戦を避けるようになり、気づかぬうちに成長のチャンスを失ってしまう。
経営も人生も、波があるのが自然です。
波があるからこそ、上がった時の喜びがあり、下がった時の学びがある。
私の好きな言葉に「凪より波を選べ」というものがあります。
風も波もない凪(なぎ)の海では、確かに穏やかですが、船は進みません。
荒波の中を進むのは怖いものですが、舵を握っていれば進むことができます。
人生も同じで、不安定を恐れずに舵を取り続ける人こそが、前に進み続けられるのです。
これからの時代に必要なのは、「安定を探す力」ではなく、「変化に順応する柔軟さ」 そして、「不安定を前提に楽しむ心」です。
不安定を不安と感じるのではなく、「これが普通」と受け入れた時、私たちはようやく本当の意味で安定を手に入れるのだと思います。
今日もまた、変化の波に感謝しながら、しなやかに前へ進みたいと思います。
レジェンド経営者の言葉 2025年11月18日
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