うさぎのパンダ
友人が買い始め、繁殖に成功しそのうちの一匹を頂いたのだ。
まだ手の中にすっぽり入る大きさで、とても愛らしかった。
今では「ウサギってこんなに大きくなるの？？」とびっくりするほど成長した。
主人はあまり動物を好きではない人だったが、何気に庭先に出てはタバコをふかしながら、タンポポの葉などをあげてはボーっと見てるようになった。
先日、ふと主人は「ウサギって何が楽しいんだろうな」とつぶやいていた。
いやはや、突然そんなこと言われても・・・
でも確かに、毎日毎日小屋の中でえさを食べ昼寝をしての繰り返しである。
人間にしたら、とてもよいご身分だな。
たまに好物のバナナを見せると、ものすごい勢いで小屋下から出てきてむさぼり始める。その姿がまたかわいいもんで見てる私たちを和ませてくれる。
私たちからの勝手な言い分かもしれないが、もしかしたらそんな自分の姿で誰かが和むことがウサギのパンダにとっては楽しいことなのかも知れないな。
ちなみにパンダという名は見た目どおりで、娘が命名した。
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