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2009年07月31日

ゆりちかへ　　テレニン晃子著

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(100642)

カテゴリ：読書

そしてこの本を知りました。

　　<テレニン晃子
1972年2月6日佐賀県唐津市に生まれる。大学より福岡市へ。福岡市内で就職。テレニン・レオニドと出会い、2002年4月1日に結婚。妊娠中の2005年秋に、脊髄悪性腫瘍だと分かる。その後、2006年2月6日に長女・柚莉亜が生まれる。育児をしながら闘病生活を送っていたが、2008年2月25日逝去。享年36歳。

ゆりあちゃんが大きくなって母親が必要になる思春期に
そばにいてやれない・・・かわりに彼女はこの本を書いたのです。

まず、パパのことを娘にお願いしている晃子さん。
パパはロシア人。そして日本に帰化しているためにロシアには帰れない。
口下手で人付き合いが不器用なパパをゆりあちゃんにお願いしている晃子さん。
残していくゆりあちゃんだけでなくパパのことも心配なんです。

もう最初から泣けてきます。自分の亡き後に娘に残したい言葉を
考えに考えて書いたんだな。胸が詰まる思いです。
性のことも驚くほどまっすぐな言葉で教えています。

若き女性が読むならかの有名な「女性の品格」より
こちらの本をお勧めします。

後半の闘病記はつらくてあまり読めませんでした。