お受験編

でも、先生にも友達にも｢やればできる｣を連発されて、その気になったときもあり

ましたが、よ～く考えたら、｢やればできる｣人って・・・普通の人やんけ！！

う～ん良かったとりあえず普通で。（ふ～）

さて、受験シーズン到来。

ゆんぽ～、志望校を制服で決めてしまった。

レベルはまあ、無難な線かな・・・私には。

でも、勉強嫌いな私は、５分と机にいられない。

そんな私を見た母と妹はショック療法のつもりだったのか、毎日、毎日私の前で｢落

ちる～｣｢すべる～｣と、受験生にとってはスペシャル禁句２語を連発しまくった。

勉強しないくせにデリケートな私は生意気にも半ノイローゼ状態におちいってしま

った。

受験まであと３日、なぜかジグソーパズルを始めていた。

｢これが完成すれば、私は見事受かることができる～」

たしか１０００Ｐのジグソーパズルは当時大人気の一世風靡ＳＥＰＩＡのもので(ゆ

んぽ～も大ファンでした)セピア色だった。

多分、牛乳ジグソーパズル(真っ白）の次に難易度が高いものだと思う。

勉強一切せずに、一心不乱にジグソーパズルを組み立ててるぶきみな私。

受験日の前日には妹も手伝ってくれて夜中にやっと完成した。

｢ふ～、これで受かる・・・｣

｢お姉ちゃん、完全におかしいよ｣と、妹に突っ込まれても、ゆんぽ～はすでに満足

度１００。

その日は幸せな眠りについたのだった。

そして、合格発表の日、ジグソーパズルが効いたのか、お稲荷神社に油揚げをお供

えしたのが良かったのか、合格していた。

しかも、入学した日に担任の先生から、｢あなたの成績は良かったから、もうワンラ

ンク上もいけたわよ♪｣

｢いけたわよ♪｣じゃない～！！そうゆうことは早く言え～！！

・・・じゃなくて、私ってやらなくてもできるじゃ～ん。

ちょっと鼻が高くなりそうでしたが、いえいえ、やっぱり、やらなくてはできない

ことをこれからの人生の中で実感していくゆんぽ～でした。(笑）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―つづく―

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