森絵都さんが選ぶ…


10代で読んでほしいベストブック10


『だれかのいとしいひと』
角田光代 著・文藝春秋
 短編集。
 作中人物たちの、独特のしなやかさが魅力らしい。

『サマータイム』
佐藤多佳子 著・新潮社
 ピアノとジャズをキーワードにつづられた
 4つのストーリー。
 とにかく書店で手にとって、
 解説をちらりと読んで、会計へGOな1冊らしい。

『TUGUMI』
吉本ばなな 著・中央公論新社
 森絵都さんが小説の自由さに開眼したという
 革命的な作品『キッチン』の著者の作品。
 10代の子が読むなら、これもオススメだそうです。

『体の贈り物』
レベッカ・ブラウン 著
柴田元幸 訳・マガジンハウス
 私と患者の日々の一こまを静かにつづった11編の短い物語。
 暗い話が多いのに、読後、
 じわじわ力が湧いてくる貴重な小説らしい。

『ぼくは勉強ができない』
山田詠美 著・新潮社
 楽しい中にスパイスの効いた連作短編集。
 青春小説の傑作だそうです。

『穴』
ルイス・サッカー著
幸だ敦子 訳・講談社
 冒険&ミステリー。
 エンディングの決着のつけ方、
 湿っぽさのない完璧な救い方がすばらしいそうです。

『ミカ×ミカ』
伊藤たかみ 著・理論者
 中学生の恋愛と友情、そして葛藤。
 絵都さんも感嘆するほど中学生描写がすばらしいようです。

『遠い海から来たCOO』
景山民夫 著・角川書店
 少年と幼い恐竜の心の交流を描く冒険ファンタジー。
 絵都さんが、まんまと泣かされた感動的なクライマックス。

『68 sixty nine』
村上龍 著・集英社(文庫版は集英社文庫)
 本があまり好きではないあなたに…だそうです。
 そういえば、本をあまり読まない我が夫も読んだことがあるとか。

『魔女の血をひく娘』
セリア・リーズ著
亀井よし子 訳・理論社
 続編あり。
 静かでどすの効いた語り口にしびれるそうです。





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