なんでもちょう

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タイムカプセル




タイムカプセル、ご存知ですよね~。
記念になるものを埋めておいて何年か後に掘り起こすもの。
小学校卒業の時、私達もいろいろなものを埋めました。
掘り起こすのは2000年11月3日。
この時に同窓会をして掘り起こそう、と小学校を卒業しました。

そして2000年。夏も終わった頃に電話がかかってきました。卒業の時に決めた幹事さんからです。
「覚えてる?11月3日に同窓会するよ。来れそう?」って。とりあえず出席の返事をしました。

「出席する」と言ったものの小学校の友達とは年賀状のやりとりすらしていません。そんな状態で行って楽しめるのだろうか。
でも行かねばならない理由があったのです。そうそれはタイムカプセル。
タイムカプセルに何を入れたかというと、当時の友人達との「交換日記」。
当時好きだった男の子のことなど書いており、絶対人目に触れさせたくないものです。
出席しなかったら、同級生達の前で恥ずかしい「交換日記」が白日の下晒されるかも(滝汗)
気はすすまないものの、後日届いた往復はがきの「出席」の欄にマルをつけてポストに投函するのでした。

同窓会当日。
まず集まれる人だけ学校に行ってタイムカプセルを掘り起こします。
私も参加。私が学校に着くと既に懐かしい顔がたくさん。
校舎のあちこちを見て「懐かしいね~」などと話しながらタイムカプセルを埋めた給食室裏へ。
そしてすっかりオッサンになった(私もオバちゃんやのに怒られるわ)男性陣が掘り起こし
「開封は同窓会の会場で行います。またあとで会いましょう!」と一旦解散しました。

同窓会会場。
さっき以上に懐かしい顔が増えて思い出話、近況報告、当時の担任の先生を囲んで大騒ぎ。
そして、恐怖のタイムカプセル開封。
2000年というキリのいい年。テレビニュースでもタイムカプセル開封の様子がいくつか流れていました。でもニュースで紹介されたタイムカプセルは中身の状態があまりよくなかったのです。
私の(恐怖の)交換日記もそんな状態だったらどうしよう・・・。
クラス毎に中身が配られます。
「ゆりゆりさ~ん」、名前を呼ばれ慌てて取りに行きます。
中身はビニール袋にしっかり守られ無事!!ちょっと感激しましたね。
中から出てきたものは例の「交換日記」「その当時のクラスの座席表」「今の好きなものと私の将来」を書いた紙でした。

読んでみると

私のなりたいもの・・・歌手か農協のおばちゃん
好きなテレビ  ・・・久米宏のTVスクランブル ザベストテン    あとは割愛

歌手なんて書いた記憶は全くありません。ましてや農協のおばちゃんなんて。小学校の卒業アルバムには「幼稚園の先生」と書いたのですがこれは表向きで裏ではそんな野望をもっていたようです。身の程知らずな。

同窓会終了後はクラス別に分かれて2次会へ。
子持ちさん達が帰ってちょっと人数が減ってしまいましたがそれでも20人くらいいたかな。まだまだ続く思い出話。
そんな中、いるんですよね、人の失敗をよ~く覚えている子って。
私も忘れていたこと(ちゅーか思い出したくなくて記憶の奥底に沈めていたこと)をみんなの前で言うのよ。

「ゆりゆりちゃんって、ミゾにハマってドロドロになってるのに学校にきたよなぁ~~~。家に帰って着替えてきたらいいのによぉ~。」

一同爆笑!私は( ▽|||)サー

そうそう、そんなことあったよ。。。(このことはこのページの一番下で紹介します)

まそんなこんなありまして2次会も賑やかに終了。
懐かしく、楽しい時間をすごしました。





★ポストカプセル★


2001年元旦。私の手元に私宛の封書が届きました。それは「ポストカプセル」。
1985年にあったつくば万博であった企画です。
こういうものをした記憶が全くなかった私。自分の筆跡でないようだし。疑問に思いながら開封。

中から家庭科の授業で作ったものの切れ端が出てきました。差出人はやはり15年前の私。

中を読んでみると

今、私は〇〇才ですね。△△才(当時の年齢)の私の予想では結婚はまだ。
   → 余計なお世話だ。

1985年の私はキャプテン翼が大好きでコミックスも全巻持っています。今も大事に持ってるよね。
   → 一応全巻は揃えましたが揃えた頃には飽きてすぐに古本屋行き

2001年の私は何をしていますか?たぶん音楽の先生になってるかな。
   → また無謀な夢を持っていたのね・・・。我ながらあきれます。ただ小学校の「歌手」よりはややマシですね。

でも、これはどうして送ったのだろう。当時のクラス全員で送ったのか?
たまたま当時の担任の先生に会う機会があり、先生の所にも届いたか聞きました。
先生も「ポストカプセル」をした記憶がなく、仮にしていたとしても引越しを何回かされているのでたぶん届くのは無理、とのこと。
未だに謎です。。。






★オマケ★

ミゾでダバダ

小学校の卒業も控えた雪の降った2月のある日。いつも家をギリギリに出る私、この日もギリギリに家を出て学校まで走っていた。
学校への近道で道幅1メートルぐらいのあぜ道があって迷わずその道を通ります。この道入ると学校は目の前なんです。
雪の為ぬかるんでいるあぜ道。今思えば危険です。
当時の私はそんなこと思いもせず、学校へ向けて走る。
で、足を滑らせて「ばちゃ~~~~ん!」
見事にミゾにはまってしまいました。全身とまでは行きませんがドロだらけ。
賢い人ならここできっと家に帰ると思います。
しかし、学校は目の前だったからか私は学校を目指します。
で、学校に着いた私に先生は言います。

「家に帰って着替えてきなさい。」

やっと学校に着いたところなのにまた家へ。しかもドロだらけ(涙)

ちなみにこの日は姉の高校受験の合格発表。
これは姉が高校に落ちた暗示なのかも。私のせいでお姉ちゃんが高校に落ちたらどうしよう。。。真剣に考えました。
しかし、私がミゾに落ちたおかげか、姉は見事合格しました。

そして私はそのことを作文にしました。
この姉思い(?)の作文が先生にうけて学校新聞に掲載されることになりました。そのお陰で私のミゾ落ち事件が広まるのです。
姉は中学校で「お前の妹、ミゾにはまったんやってなぁ~。小学校の新聞読んだで~」とからかわれたそうで、「そんな恥ずかしい作文書かんといて!」と怒られたことをよく覚えております。

※タイトルの「ミゾでダバダ」は当時兄が私をからかうのに使っていた言葉です。沢田研二の「酒場でダバダ」からとったようです。

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