希望の光

希望の光

追悼式での手紙

 ゆうすけくんへ



へいせい十五年一月十一日に、

ゆうすけくんのおなかがいたくなったことをお母さんから知らされました。

その三日ご、病院でなくなったことをお父さんから聞かされました。

すぐにびょういんへお母さんと車でかけつけましたが、

ゆうすけくんはひとあしちがいで、

おじいちゃんの家にむかったということでした。

あんなに元気よく一緒にあそんでいたのに、しんじられませんでした。

そしてなみだがとまりませんでした。

もううごかなくなったゆうすけくんを見たとき、 学校での休み時間、

ゆうすけくんとみんなでドッチボールをしたこと。

生まれつき心ぞうがよわかったのでうんどう会のポケモンのおどりや

キャタピラーのれんしゅうがじゅうぶんできなかったのに、

ほんばんでは力いっぱいがんばったことを思いだして、

またなみだがとまりませんでした。

ゆうすけくんは、一年生の三がっきになくなってしまったので、

みんなでいっしょにすごせたのは、一年もありませんでした。

二年生の春。

きょうしつに、チョウチョがはいってきたとき、たんにんの先生が、

「ゆうすけくんが、チョウチョになって、みんなのべんきょうを見に来ていますよ。」
と言いました

チョウチョは、五分ほどとびまわり、みんなに会えてまんぞくしたのか、

うれしそうにまどから外へとんでいきました。

今でもときどき、チョウチョが教室にとんできます。

わたしたちみんな、べんきょうもうんどうも、せいいっぱいがんばるから、

ゆうすけくん、みんなのことをみまもっていてください。

ゆうすけくんは、わたしたちのなかまです。

いつまでもわすれません



○○小学校          二年一組          ○○ 真央
へいせい十五年十一月十五日



© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: