yutukiの世界

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新潮社



(1) 『題名』 しゃばけ 『作者』 畠中恵
『あらすじ』  めっぽう体の弱い大店の若旦那・一太郎。そんな若旦那を守るべく手代に姿をかえた犬神&白沢。いつも、小鬼やらが身の回りにひかえている。そんな若旦那が一人歩きをした晩。人殺しを目撃してしまう!!あやかしたちの力をかりて下手人さがしに乗り出すものの…。
※これは、第十三回日本ファンタージーノベル大賞優秀賞受賞作。 
(2) 『題名』 刺青・秘密 『作者』 谷崎潤一郎
『説明』 谷崎潤一郎氏の短編集になっています。中身は題名にもなっている刺青・秘密・少年・異端者の悲しみ等が収録されています。これは初版は昭和四十四年に発行された本です。(←私が生まれる前に出されたものです。古いです!!)
(3) 『題名』 魔術はささやく 『作者』 宮部みゆき
 『あらすじ』 それぞれ社会面のありふれて記事だった。一人めはマンションの屋上から飛び降りた。二人めは地下鉄に飛び込んだ。そして、三人めはタクシーの前に。何人たりとも相互の関連など想像し得べくもなく仕組まれた三つの死。さらに、魔の手は四人めに伸びていた。だが、逮捕されたタクシーの運転手の甥、守は知らず知らず事件の真相に迫っていたのだった。
※これは、日本推理サスペンス大賞受賞作
(4) 『題名』 オルガニスト 『作者』 山之口洋
 『あらすじ』 ドイツの音楽大学で教鞭をとる主人公に、一枚のディスクが持ち込まれた。ブエノスアイレスで活動するというオルガニストの演奏は、超絶的な技巧に溢れ、天才の出現を予感させたのだが…。最上の音楽を奏でつづけるために神に叛いた青年、そして哀切な終焉。バッハのオルガン曲の旋律とともに、音楽に魅入られし者の悦びと悲しみを描出!!!
※第10回ファンタジーノベル大賞受賞作
(5) 『題名』 色彩の息子 『作者』 山田詠美
 『あらすじ』 しっとりとぼくの体にまとわりつく真っ赤な声の染み(赤)。夜明けの孤独を泳ぐようにかきわける青白い顔の女(青)。病んで忌まわしい白の心の病室に、鍵をかけ封印してきた女(白)心の奥底に刻印されてしまった劣等感という黒子(黒)。妄想、孤独、虚栄、倒錯、愛憎、嫉妬、再生…。金赤青紫白緑橙黄灰茶黒銀に偏光しながら、心のカンヴァスを妖しく彩る12色の短編タペストリー。
(6) 『題名』 パンドラの匣 『作者』 太宰治
 『あらすじ』 「健康道場」という風変わりな結核療養所で、迫り来る死におびえながらも、病気と闘い明るくせいいっぱい生きる少年と、彼を囲む善意の人々との交歓を、書簡形式を用いて描いた表題作。
(7) 『題名』 陛下 『作者』 久世光彦
 『あらすじ』 陛下、金木犀の香りに包まれて、あなたに愛されたい…。陸軍中尉・剣持梓は、幼い頃から繰り返し見る幻の中で、陛下への熱い思いを募らせてきた。青年将校たちの間で昭和維新が熱っぽく語られる時代、心ひかれる存在・北一輝との交流を経て、梓は静かに『叛乱』に身を投してゆく…。

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