あそびはこどもの仕事やで!:遊び学ブログ

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2016.03.18
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カテゴリ: あそび一般

二.あそびの変化

 講演会では、この章の各論に入る前に、「遊び」の生命史における意味について触れました。それを簡単に綴ります。

 生命がこの地球上に誕生して40億年と言われていますが、「遊び」はこの長い生命史において、極めて新しい時代に始まったと考えれます。化石などの直接的な「遊び」の証拠が無いと思われるので、現存する動物から推論するしかありません。

 どんな動物に「遊び」が見られるかどうかも、意見が分かれるところですが、確実なところでは哺乳類において「遊び」が生まれたと考えていいでしょう。その後に出現した鳥類も「遊び」が見受けられます。それらから類推すると、「遊び」の出現はざっと2億年くらいは遡れるでしょう。

 そして、この動物、とりわけ子ども期の「遊び」は、親による「子育て」により、実現可能だと考えれば、一部の恐竜には「遊び」の可能性はありそうです。それでも、40億年の生命史から言えば、まだ歴史は短いと言えます。

 そして、これら「遊び」を行う動物の中で、とりわけ最も「遊び」を行っているのは、ヒト、すなわち人類と言っていいでしょう。それは、人類が、最も早熟で生まれて、最も長い成長期間を要することの反映でもあります。

 このように、人類は最も長い期間、親の「子育て」により「遊び」時間が保障されているので、動物の中で最も「遊んでいる」のは、人類だと言えるのです。進化が、生存競争に有利な方向に進むとするなら、「遊び」は人類にとって極めて大切な活動であり、その「遊び」が「子育て」により保障されることも考慮すれば、「遊び」は、人類のこどもたちにとって極めて重要で欠かせない活動となります。
(その8に続く)




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最終更新日  2016.03.19 07:45:12コメント(0) | コメントを書く
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