ゆずちゃんの庭

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過去の栽培仕様



ゆずちゃんパパの2021年度ブルーベリー鉢栽培仕様です。

◆鉢:BB樹脂ポット(DICプラスチック株式会社)
 ・良く利用されている黒色の果樹ポット。排水性の次に大切な鉢内の「保湿性」を一定に保ち、乾燥しにくいのがメリット。
  排水性の高い用土を使えば、不織布ポットより生育が良いと感じている。この組み合わせが現在のメイン。
 ・夏場は鉢側面が熱くなるので、鉢カバーや日よけなどが必須。
 ・同じ年生の複数鉢を同じタイミングで植える場合、1鉢を不織布ポットにすることで、これを水やりの基準にできる。

 <生育年数と鉢サイズ>
  ・3年生(植えつけ1年目)/#25サイズ(25L)
  ・4年生(植えつけ1年目)/#25サイズ(25L)
  ・4年生(植えつけ2年目)/#25サイズ(25L)
  ※秋に2年生で購入した場合、次の年を3年生とする。
  ※子供の収穫しやすさ重視で、株を大きくしない仕様。使う鉢は#25サイズのみ。

◆鉢2:不織布ポット(ベリーズ・ル・ボア製)
 ・ブルーベリー栽培で大切な「用土中の酸素」を供給しやすく、排水性バツグンの薄手不織布ポットを一部で利用している。
 ・鉢側面を触れると鉢中の乾燥状態が分かる。このため、水やりタイミングが掴みやすいのもお気に入り。
 ・気温が上がると根の酸素要求量が増えるため、酸欠から根腐れが起こりやすくなる。鉢中の温度上昇を抑えることができれば、
  夏場に調子を崩しにくくなる。不織布ポットの特徴である気化熱による鉢中温度上昇防止は、大きな戦力。ただし夏場は気化熱と
  生体からの水分要求量が多いため、水切れしやすく、かなりの追加潅水が必要。
 ・現在は2鉢のみで、鉢側面の乾燥状況から水やりタイミングの基準として使っている。

 <メリット>
  ・コストが安い
  ・通気性、排水性がバツグンに良い
  ・土壌温度の低下(気化熱で鉢の中が熱くならない)
  ・根のルービングがない
  ・細根の育成
  ・鉢の側面を触れば、鉢中の乾燥状態が分かる
  ・真夏の昼間でも水やりが可能(気化熱で鉢の中が熱くならない)
  ※一部「ベリーズ・ル・ボア」さん参考

 <デメリット>
  ・鉢に苔が生え、見た目が悪くなる(ブラシで落とすことは可能)
  ・支柱は立てれるが、ぐらつく(鉢の側面で支柱をしっかり支えることができない)
  ・耐久性は数年(何年持つかは不明)
  ・夏場は水切れしやすい
  ・保湿性を一定に保つのが困難

 <生育年数と鉢サイズ>
  ・3年生(植えつけ1年目)/Φ30サイズ、排水性が低い用土を使う場合、まだ生体からの水分要求量が少ないため、鉢中に水分
   が停滞しやすい。鉢が乾燥したら水やりをすることを徹底する。
  ・4年生(植えつけ1年目)/Φ30サイズ
  ・4年生(植えつけ2年目)/Φ30サイズ、植えつけ2年目は水切れしやすいので注意。
  ※秋に2年生で購入した場合、次の年を3年生とする。
  ※子供の収穫しやすさ重視で、株を大きくしない仕様。使う鉢は、通常のφ30サイズと挿し木苗用のφ15サイズのみ。


◆鉢カバー:白色防草シート(ルンルンシート)
 ・夏場の樹脂鉢内温度上昇を抑える目的で利用。
 ・不織布ポットでは、乾燥を防ぎ「保湿性」を一定に保つ目的。鉢側面への直射日光や風も防ぐことができるため、乾燥しにくくなり、
  水やり回数を減らせる。
 ・白色防草シート(ルンルンシート)を折って利用する。
 ・植えつけ1年目の不織布ポットには、鉢カバーは不要。
 ・不織布ポットには、上部にふんわり、ゆったり巻き付ける。下半分は不織布ポットが外気に直接触れる状態。上半分は乾燥しやすい
  ので、上部だけに巻くことで保湿性の安定を狙う。
 ・樹脂ポット、不織布ポットともに白色にカラーリングした事務用クリップで止める。

◆用土:オリジナルブレンドゆずちゃん7号(現在のメインで生育の試験中)
 ・水やり回数が多くても、水が停滞しにくい排水性重視の用土。水やり回数・鉢カバー・樹脂ポットを使い、保湿性を補っている。

◆マルチ:バブルグラス(ベリーズ・ル・ボア製)
 ・断熱性、通気性がバツグンに良い。
 ・5~7cm程度の厚みで利用。
 ・作業性がバツグンに良い。台風でも飛散しにくく、飛散しても簡単に元に戻せる。
 ・劣化ぜず、何度でも再利用可能。
 ・コガネムシの物理的防除にも期待している。2020年度は被害0であった(2019年度に産卵されたと仮定した場合)。ただしまだ
  防除効果の確信は持てず。

◆浮かせ:レンガ+プラ製すのこ
 ・不織布ポット、樹脂ポットともに利用。鉢底の通気性を確保する。
 ・不織布ポットの場合、重力の関係から上から乾燥し、下は常に濡れている状態になる。不織布ポットでも何かしらの資材で浮かせ、
  鉢底の通気性を確保し、根の酸欠を防ぐことが重要。

◆水やり(手潅水)
 ・不織布ポット側面の湿り具合を見ながら、たっぷりと与えのが基本サイクル。夏場は1日1回。春・秋は2~3日に1回。
  冬場は6~7日に1回くらい。
 ・#25樹脂ポット、φ30不織布ポットへの植えつけ1年目は、生体からの吸収が少ないため、乾燥したら与えるを徹底する。
  不織布ポットでも油断すると根の障害が起こる。夏場も1日1回で問題ない。
 ・鉢カバーをしていない不織布ポットは、鉢側面を触ると水やりのタイミングが簡単に分かる。風の強い日は乾燥しやすいので
  注意が必要。
 ・現在のトレンドは、マルチに埋め込んだ松ぼっくりの傘の開き方(乾燥→開く、水やり→閉じる)で水やりタイミングを参考に
  している。
 ・水やりは蒸発や生体からの水分要求量が多くなりはじめる朝にたっぷり与える。蒸発や生体からの要求量が少ない夕方や夜に
  かけて与えると、水分が停滞する時間が長くなり、酸欠になりやすい。
 ・特に植えつけ1年目の株には、鉢の外周部に与える。中央付近は水が停滞しやすく、酸欠による根の障害が起こりやすくなる。
  2年目以降の株でも水を与えるか迷った時は、これを徹底している。

◆追加潅水:自動潅水器
 ・夏場で水やりできない旅行時などに利用するのが目的。それ以外では現在利用していない。

◆酸度調整:硫黄華
 ・1年に1回、3月頃に土10Lあたり10g~20g与える。
 ・クエン酸はすぐに流亡してしまう。即効性はないが、確実にPH調整できる硫黄華が一番良いと感じている。粉が「だま」になった
  硫黄華を与えると、土に馴染まないので、しっかり「だま」を潰して与えるのがポイント。
 ・カルシウム肥料のダーウィンは硫黄分が多いため、近年は硫黄華は与えていない。

◆結実年齢:5年生から
 ・幼木で結実させると、その年の生育が劣る。幼木では本来の味もでないため、味見でテンションが下がるだけで参考にならない。

◆剪定:冬剪定、夏剪定、秋剪定
 <冬剪定>1月下旬~2月下旬
  ・2、3、4年生は強剪定しない。
  ・剪定の前に古葉を落とす。
  ・2年生(今年度)は花芽を落とすのみ。
  ・3年生(今年度)は花芽を落とし、花芽のみの短い枝を切除する。
  ・4、5年生(今年度)は内向きの枝、下垂枝、花芽のみの短い弱小枝、地際からの細い枝、交差する枝を除去する。その後残った
   結果枝の花芽を落とす。花芽と葉芽の境の当たりで、新梢が株の外側に広がるよう外芽(外向き側の葉芽)の上部で切除する。
   花芽の数を調節する場合、先端を残すのではなく、基部側の花芽を残すように切除する。先端の二股の枝など、切除に迷ったら
   元気の良い枝・都合の良い方向に向かっている枝を残すことを意識すれば良い。
  ・5年生(今年度)は剪定で残った各枝に1つのみ花芽を残す。6年生からは剪定で残った各枝の花芽を半分以下にする。結果枝の
   花芽1に対し、葉芽3~4になるようにする。
  ・主軸の更新は冬剪定で行う。

 <夏剪定>収穫後直ぐ(6月上旬~)
  ・樹体内の養分蓄積量が少ないこの時期をメインの剪定とする。秋に枝に貯めた養分を冬剪定でできるだけ除去しないようにする
   のと、樹形を整えるのが目的。
  ・生り枝と内向きの込んだ枝を除去する。
  ・徒長した枝を下の方で切り返し、先端の葉芽から複数の新梢を伸ばす。
  ・切り返し剪定では、新梢が株の外側(上側)に広がるよう外芽(外向き側の葉芽)の上部で切除する。
  ・来年度も収穫しない生育中の株については、剪定は軽く行う。
[お試し]
  ・主軸の更新は夏剪定で行う。ただし株の生育状態が良いことが前提。

 <秋剪定>8月下旬
  ・9、10、11月は枝に養分を蓄える大切な時期。冬に剪定が必要になる枝は、この時期までに切除する。
  ・徒長した枝を9月中に切り返し剪定すれば、先端の葉芽が花芽に変わる。
  ・サザン、ラビットの生育の良い品種は、8/末に切り返し剪定で秋枝を伸ばし、来年度の枝と花芽を増やし収穫量を増やす。

 <注意点>
  ・切除した切り口から細菌が入り、病気になる可能性があるので、可能な限り殺菌剤を塗る。冬剪定以外の剪定時は特に。
  ・剪定ばさみは、株を変える毎にアルコール消毒する。

◆害虫、病気対策:ブルーベリー登録農薬で、自然界に存在する細菌の微生物資材をメインに利用
 <イモムシ類>
  ・BT剤:発見次第随時。5月30日、9月25日。
 <アブラムシ>
  ・オレート液剤:発見次第随時。4月中旬~7月上旬。
  ・新梢の先端につきやすい。これは有機窒素が新梢部でタンパク質になりきれず、細胞内で過剰にたまってしまい、その匂いが
   漏れてアブラムシを引き付けているため。株の光合成状況と施肥量(N)のバランスが重要。
 <斑点病>
  ・バチルス ズブチリス水和剤(アグロケア水和剤):3月下旬~5月上旬(開花直前、受粉直後)、8~9月下旬(収穫後) 
   ※時期は「パピー・夢農園」さん参考。
 <コガネムシ>
  ・ダイアジノン粒剤5(微生物資材ではない):コガネムシの若齢幼虫に高い効果を示すため、6/末から7月の成虫発生初期に
   株元に土壌混和(混和しないと効果ないと思われる。表素の根で用土混和は困難)。浸透移行性はなく、根から吸収されること
   はない。
  ・根本のグラツキ、紅葉が早い株はあやしい。用土表層の根張りである程度判断できる。根張りが悪い場合は、マルチ直下に
   コガネムシがいるはず。気が付いた時には上記最適時期から外れており、散布しても効果がかなり薄いと感じる。薬剤には期待せず、
   物理的防御が効果的。

◆肥料
 ●施肥計画する上で参考にしたこと
  ・果樹は樹体内に養分を蓄積し、翌年度の開花・結実にそれを利用する。ブルーベリーについては、5月中頃までは樹体内に蓄積
   した養分により生育し、その後は光合成をしてその養分を生育・蓄積に使う。
  ・休眠明けに窒素が効いた状態だと、生殖成長から栄養成長に傾けてしまい、結実不良を誘発させてしまう。
  ・収穫期に窒素が効いた状態だと、果実に酸味が残る。完全に切れている状態が望ましい。
   →これはアミノ酸肥料で解決できそう。
  ・カリウム、カルシウム、マグネシウムの過剰は互いの吸収阻害をする。特にカリウム過剰によるMgの吸収阻害は強力。作物が良く
   育つミネラルバランス(Ca5:Mg2:K1)の比率を目安にすると良い。
  ・微量要素の中でも多量に必要なFe、Mnの欠乏に注意する。
  ・鉢栽培は肥料分が流亡しやすい。
  ・肥料を用土に混和できない果樹栽培では、水溶性の肥料が良い。
  ・造粒状の資材は水に溶けにくいため、用土に混和できない果樹などの永年作物には粉末状のものが適している。
  ・アミノ酸肥料が化成肥料と異なるのは、炭水化物付き窒素肥料であること。アミノ酸態窒素として植物に窒素と炭水化物を同時
   に供給できる。
  ・植物は、アミノ酸態窒素を直接利用することができる。
  ・根から吸い上げられた窒素の79%は葉緑体になる。
  ・菌根菌は植物の根の中から土壌へ広く菌糸を伸ばし、土壌中の水分と養分を根に供給する。その代償として植物の光合成産物である
   糖類などの炭素化合物を菌根菌に供給する。菌根菌と共生を行うと、植物が特に吸収を苦手とするリン酸の吸収が大幅に向上する。
   土壌の有機リン酸を植物が吸収しやすい形に加工して根まで運んでくれる。
   菌根菌は土壌中に肥料成分(特にリン酸や水溶性成分)が多いと、植物体は菌根菌への依存度が減り、根に共生しにくくなる。
   養分が少ない状況下では菌根菌と共生関係を結ぶが、養分が十分得られると関係を切ってしまう。
   →土壌中の水分や肥料成分やコントロールしやすい鉢栽培では、水溶性のリン酸が豊富に与えることにより共生菌との共存を減らし、
    光合成産物を供給を少なくすることで、生育や果実糖度UPを有利に行えるかも。
  ・施肥はミネラル先行、窒素後追いの順が良い。窒素が先行すると外壁繊維が厚くなる前に細胞作りが進み、病害虫が付きやすくなる。
  ・リン酸を過剰に施肥してしまうと鉄と拮抗作用を起こし、作物が鉄を吸収するのを阻害する。葉の葉脈だけを残して黄色がかって
   来たらリン酸の過剰か、鉄の欠乏症を疑う。
   →昨年度の「クレイワー」のクロロシスはこれが原因か。心当たりは凄くある。

 ●使用肥料:窒素は水溶性のアミノ酸を多く含む有機肥料、ミネラルは水溶性であれば有機質、天然、化成は問わない
  <オーガニック4:3:2(JBF)>
   ・C/N比が高い粉状のアミノ酸有機肥料。魚体の水溶性アミノ酸を馬鈴薯、でんぷん残渣、米ぬか、醤油かすに吸着させ、乾燥させた
    もの。水溶性アミノ酸を多く含むので、初期から肥効が出やすい(作物への吸収が早い)。独特の匂いがある。
   ・独自の特徴として、腐敗を防ぐために肥料に酵母菌(他の微生物に食べられないようにアミノ酸の貯蔵庫のような役割)を
    添加している。

  <アルギンゴールド(N1-P0.2-K2.5-Mg0.5-Ca2)>
   ・北欧やカナダの海岸に繁殖する海藻(アスコフィルムノドサム)を使用した天然海藻粉末。60種類以上の栄養素(ミネラル・
    微量要素・アミノ酸など)や、植物成長ホルモンを多量に含んでいる。また炭水化物(アルギン酸:22~30%、フコイダン:10%、
    ラミナリン:2~5% マンニット:5~8%、その他多糖類:45~60%)の内、水溶性のものを多く含み、糖度の向上や不順天候下で
    不足する炭水化物を供給できる。微粉末のため比較的即効性がある。
   ・鉢栽培では堆肥を使わないため、水溶性炭水化物を供給できる堆肥の代替としている。

  <総合微量要素8(N0-P0-K0-Mg14-Mn0.4-Fe1.4)>
   ・顆粒状の水溶性総合微量要素肥料(コロイドケイ酸除く)。植物に素早く吸収される。
   ・成分(%):苦土14 コロイドケイ酸16 マンガン0.4 ホウ素0.3 鉄1.2 銅0.02 亜鉛0.03 モリブデン0.04 コバルト0.004
   ・崩壊性はあるため、そのまま利用している。

  <苦土重焼燐(N0-P35-K0-Mg5)>
   ・即効性リン酸と緩効性リン酸の両方を含み、さらにリン酸の働きを高める苦土がリン酸苦土形態(肥効の高い)で存在する優れた
    化成肥料。成分のリン酸と苦土の成分は、ク溶性リン酸35%(内水溶性リン酸17%)、 ク溶性苦土5%(内水溶性苦土3.5%)。
    生育初期に「水溶性リン酸、水溶性苦土」、生育中期から「ク溶性リン酸、ク溶性苦土」が効く。苦土は単体の苦土より肥効の高い
    リン酸苦土形態で存在。水溶性リン酸は土壌に固定されやすいが、このリン酸はケイ酸に保護されており、土壌に固定されることを
    抑制する。PHは5.5の弱酸性(文献参照)。
   ・崩壊性がかなり低いため、使用時は粉状にしている。ただし取り扱いには以下の注意が必要。
    「除草剤とは混用しない。取扱にはマスク、ゴーグル、手袋等を着用し、皮膚等へ付着しないようにする。施肥作業後は洗眼や
    うがいをし、皮膚への付着物を洗い流す」。

  <ダーウィン5000 or 5050(N0-P0.4-K0-Ca30-S15.6)>
   ・硫酸カルシウム肥料。カルシウムを補給しつつ、土壌を酸性に保つことのできる資材。PHは4.3~4.5で硫黄分も含む。
   ・粒状だが崩壊性はある。ただし初期からの肥効を安定させるため、使用時は粒の破片が若干残る程度に粗く粉状にしている。

  <粒状パーム焼成灰(N0-P2-K30-Mg3)>
   ・ク溶性リン酸2%、ク溶性カリ30%(内水溶性カリ25%)、ク溶性苦土3%
   ・油ヤシ(パーム)の絞り粕を焼成した灰肥料。
   ・粒状だが崩壊性は弱い。初期の肥効を安定させるため、使用時は粒の破片が若干残る程度に粗く粉状にしている。
   ・オーガニック4:3:2、アルギンゴールドのカリ成分溶け出しにタイムラグがあるため(推測)、初期の肥効を出すために利用。

 ●施肥時期と量:詳細は下記画像参照
  使用肥料:メイン(オーガニック、総合微量要素、ダーウィン、苦土重焼燐、パーム焼成灰)
       サブ(アルギンゴールド、総合微量要素、ダーウィン、苦土重焼燐、パーム焼成灰)
       オープン(総合微量要素、ダーウィン、苦土重焼燐、パーム焼成灰)
  年間N施肥量:3年生で2g、4年生で3g、5年生以降で4g

  <春肥>:3/1から
   ・使用肥料:オープン、サブ
   ・施肥のイメージ:
    休眠明けは樹体内の養分を使い、新葉の展開、開花・結実をする。まだしっかり光合成ができなく、十分に炭水化物を生成できない
    時期。この時期に窒素分を多量に与えると、生殖成長として使うはずであった枝の炭水化物とこの窒素を使って細胞作り
    (タンパク質が原料)が活発になる。このため生殖成長から栄養成長に傾けてしまう(栄養成長の主要養分は窒素、生殖成長は
    炭水化物)。
    葉・花・枝・幼果の中期成長(初期成長は樹体内の養分)から、充実・完成までの後押しをするため、ミネラル・炭水化物を補給する。
    また栄養成長に傾けないレベルのアミノ酸態窒素(アミノ酸)で、根の成長と葉緑素を増やす手助けをする。結実させない生育株は、
    葉が展開したら梅雨明けまで、実肥・礼肥の施肥体系に移行する。

  <実肥>:結実したら(葉は展開していること)、収穫開始前を最終とする
   ・使用肥料:メイン
   ・施肥のイメージ:
    結実したらアミノ酸肥料でアミノ酸態窒素を根から吸収させ、枝の充実と葉の葉緑素を増やし、光合成を活発にさせる。またこの
    時期は根の成長も活発になる。アミノ酸態窒素は根でそのまま細胞づくりに使われるため、光合成で作った炭水化物を根の細胞作りに
    使わなくて済む。この節約した炭水化物で、実の糖度をUPさせることができる。炭水化物を多く必要とする生殖成長の場面で効果を
    発揮できるC/N比の大きいアミノ酸肥料を使う。
    収穫期に窒素が効いた状態だと、果実に酸味が残るため完全に切れている状態が望ましい」と一般的に言われるが、これは余分な
    無機窒素があると光合成で作られた炭水化物がこの無機窒素と共に細胞作り(枝の充実)に使われ、果実への糖蓄積が少なくなるため。
    無機窒素を切ると糖度はあがるが、細胞作りが進まず枝の充実が進まない。アミノ酸肥料を使えば、光合成で作った炭水化物をほとんど
    使わなく細胞作りができるため、炭水化物を果実への糖の蓄積に使え、枝の充実を犠牲にせず、糖度があがる。

  <礼肥>:収穫開始時から収穫直後、梅雨が明けるまで
   ・使用肥料:メイン
   ・梅雨に入り、晴天が少ない場合は、1回分を1W間空けて2回に分ける
   ・施肥イメージ:
    礼肥で葉の活力(葉緑素)を維持し、光合成による炭水化物で樹勢の回復と枝と根に養分を蓄積させる。収穫後、樹体内にいかに養分を
    貯蔵できるかで、来年度の果実の良し悪しが決まる。樹体内の養分蓄積量が少ない収穫直後に夏剪定で樹形を整え、同時に施肥する
    ことで剪定部から二次成長をさせる。細胞作りの工程を大きく省力することのできるアミノ酸肥料を使い、光合成で生成された炭水化物
    を節約し、養分の蓄積をUPさせる。梅雨に入る前で天候が安定している場合は、窒素を多く含むC/N比が小さいアミノ酸肥料でも良いが、
    梅雨に入り天候が不安定な場合は、炭水化物を多く含むC/N比が大きいアミノ酸肥料を使う。

  <夏肥>:梅雨明けから
   ・使用肥料:サブ
   ・花芽形成の時期でもある。日当たり、水やり、施肥など適切に管理されていれば、枝の伸長後2~3Wで花芽が形成される。
   ・施肥イメージ:
    梅雨明け後は夏の強い日ざしで葉の温度が上昇し、水分を奪われすぎて根の吸水が追いつかなくなる。自己防衛で気孔を閉じるが、
    これによって根からの吸水が止まり、また気孔から光合成の材料であるCO2を取り込まなくなるため、光合成が止まる。全体として夏場は
    光合成率が低下する。窒素を与えて二次成長させた枝を伸ばしても、夏の暑さに負けるため、窒素分(アミノ酸窒素)は葉の葉緑素維持と
    根の成長を助けるレベルの量にする。また光合成率低下で不足する炭水化物を根から補い、外壁繊維を厚くするのを主とし、夏の暑さから
    身を守る。


  <秋肥>:8/下旬から
   ・使用肥料:メイン
   ・施肥イメージ:
    夏の日差しも次第に弱まり光合成率も上昇してくる。秋肥で葉の活力(葉緑素)を維持し、光合成で生成した炭水化物を枝と根に養分と
    して蓄積させる。9・10・11月が樹体内に養分を貯蔵する一番大切な時期。地温の低下とともに根の成長も活発になるため、根を成長さ
    せるが花芽が動かないレベルのアミノ酸肥料を少量ずつ、継続的に与える。ただし10/末には肥料が切れるようにする。株の樹形を整える
    ため、徒長枝は9月中に剪定し、花芽を着生させる。
    サザン、ラビットの生育の良い品種は、8/末に切り返し剪定で秋枝を伸ばし、来年度の枝と花芽を増やし収穫量を増やす。9/下までに
    伸長が止まれば花芽が着生する。この場合8/末の施肥量は多くするが、9/下には秋枝の伸長が止まるレベルに施肥量を減らす。

  <その他>
   ・肥料は用土とマルチの間に施肥するのが理想。重労働のため、マルチ上に施肥し、ガサガサマルチを動かして用土上に落とし込むように
    する。
   ・秋肥が終わってからの鉢増し、植え替えをする場合、肥料は与えない。
   ・オーガニック、総合微量要素、ダーウィン、苦土重焼燐、アルギンゴールド、粒状パーム焼成灰は、施肥前に混合したものを使用。
   ・対象は鉢栽培のみ。また梅雨明けまでに収穫が終わらない極晩生品種には上記は対応していない。

  <用語>
   ・養分:窒素はアミノ酸やタンパク質の形で、炭水化物は糖類など。ミネラルも含む全ての要素のこと。
   ・アミノ酸態窒素:C+H2O+NH2(炭水化物+アミノ基)。炭水化物(C+H2O)にアミノ基(NH2)が付いたもの。アミノ酸=アミノ酸態窒素。
            硝酸態窒素を使った場合、硝酸から亜硝酸に還元する時、亜硝酸からアンモニアに還元する時、アンモニアから
            グルタミン酸を作る時に炭水化物を消費する。また根→葉→根と葉を経由する必要がある。アミノ酸態窒素は、葉を
            経由せず根でそのまま細胞作りに使用されるため、光合成によって生成された炭水化物の消費を少なくできる。
            節約できた炭水化物で、①外壁繊維を厚くすることで、病害虫に強くなる、②根酸、ネラルの吸収量、糖度、
            貯蔵デンプン、重量、栄養価がUPする。
   ・ミネラル:窒素以外の多量要素、微量要素の成分(炭素、水素、酸素も除く)
   ・根の成長を助けるレベルの窒素量:窒素濃度が高くなるにつれて、根→芽→枝が伸びる。

最新(9.2更新)




旧



◆2021年度ブルーベリー鉢栽培で大切なことBEST3
 ●枯れないようにする
  1.用土中の酸素(排水性、通気性) 
  2.コガネムシ対策
  3.経年劣化しにくい用土

 ●美味しい果実を作る
  1.肥料(種類、量、タイミング、水溶性) 
  2.用土の保湿性(保水性ではない)
  3.剪定(時期、葉と花芽のバランス)




2020年度ブルーベリー栽培仕様(2019年秋~) 更新日:2020.3.24

ゆずちゃんパパの2020年度ブルーベリー鉢栽培仕様です。


◆鉢:不織布ポット(ベリーズ・ル・ボア製)
 ・ブルーベリー栽培で大切な「用土中の酸素」を供給しやすく、排水性バツグンの薄手不織布ポットを一部で利用している。
 ・鉢の側面を触れば、鉢中の乾燥状態が分かり、水やりタイミングを掴みやすいのもお気に入り。
 ・気温が上がると根の酸素要求量が増えるため、酸欠から根腐れが起こりやすくなる。鉢中の温度上昇を抑えることができれば、
  夏場に調子を崩しにくくなる。不織布ポットの特徴である気化熱による鉢中温度上昇防止は、大きな戦力。ただし夏場は
  気化熱と生体からの水分要求量が多いため、水切れしやすく、かなりの追加潅水が必要。

 <メリット>
  ・コストが安い
  ・通気性、排水性がバツグンに良い
  ・土壌温度の低下(気化熱で鉢の中が熱くならない)
  ・根のルービングがない
  ・細根の育成
  ・鉢の側面を触れば、鉢中の乾燥状態が分かる
  ・真夏の昼間でも水やりが可能(気化熱で鉢の中が熱くならない)
  ※一部「ベリーズ・ル・ボア」さん参考。

 <デメリット>
  ・鉢に苔が生え、見た目が悪くなる(ブラシで落とすことは可能)
  ・支柱は立てれるが、ぐらつく(鉢の側面で支柱を支えることができない)
  ・耐久性は数年(何年持つかは不明)
  ・夏場は水切れしやすい。
  ・保湿性を一定に保つのが困難

 <生育年数と鉢サイズ>
  ・3年生(植えつけ1年目)/Φ30サイズ、排水性が低い用土を使う場合、まだ生体からの水分要求量が少ないため、鉢中に水分
   が停滞しやすい。鉢が乾燥したら水やりをすることを徹底する。
  ・4年生(植えつけ1年目)/Φ30サイズ
  ・4年生(植えつけ2年目)/Φ30サイズ、植えつけ2年目は水切れしやすいので注意。
  ※秋に2年生で購入した場合、次の年は3年生とする。
  ※子供の収穫しやすさ重視で、株を大きくしない仕様。使う鉢は、通常のφ30サイズと挿し木苗用のφ15サイズのみ。

◆鉢2:BB樹脂ポット(DICプラスチック株式会社)
 ・良く利用されている黒色の果樹ポット。排水性の次に大切な鉢内の「保湿性」を一定に保ち、乾燥しにくいのがメリット。
  排水性の高い用土を使えば、不織布ポットより生育が良いと感じている。この組み合わせが現在のメイン。
 ・夏場は鉢側面が熱くなるので、何かしらの鉢カバーや日よけが必須。
 ・同じ年生の複数鉢を同じタイミングで植える場合、1鉢を不織布ポットにすることで、これを水やりの基準にできる。

 <生育年数と鉢サイズ>
  ・3年生(植えつけ1年目)/#25サイズ(25L)
  ・4年生(植えつけ1年目)/#25サイズ(25L)
  ・4年生(植えつけ2年目)/#25サイズ(25L)
  ※秋に2年生で購入した場合、次の年は3年生とする。
  ※子供の収穫しやすさ重視で、株を大きくしない仕様。使う鉢は#25サイズのみ。

◆鉢カバー:白色防草シート(ルンルンシート)
 ・乾燥を防ぎ「保湿性」を一定に保つ目的。鉢側面への直射日光や風も防ぐことができるため、乾燥しにくくなり、水やり回数を
  減らせる。
 ・白色防草シート(ルンルンシート)を折って利用する。
 ・植えつけ1年目の不織布ポットには鉢カバーは不要。
 ・不織布ポットには、上部にふんわり、ゆったり巻き付ける。下半分は不織布ポットが外気に直接触れる状態。上半分は乾燥
  しやすいので、上部だけに巻くことで保湿性の安定を狙う。
 ・樹脂ポット、不織布ポットともに白色にカラーリングした事務用クリップで止める。

◆追加潅水:自動潅水器
 ・夏場の旅行時に利用する目的。

◆用土:オリジナルブレンドゆずちゃん2号(現在のメインで生育の試験中)
 ・水やり回数が多くても、水が停滞しにくい排水性重視の用土。水やり回数・鉢カバー・樹脂ポットを使い、保湿性を補っている。

◆マルチ:バブルグラス(ベリーズ・ル・ボア製)
 ・断熱性、通気性がバツグンに良い。
 ・5~7cm程度の厚みで利用。
 ・作業性がバツグンに良い。台風でも飛散しにくく、簡単に元に戻せる。

◆浮かせ:レンガ+プラ製すのこ
 ・不織布ポット、樹脂ポットともに利用し、鉢底の通気性を確保する。
 ・不織布ポットの場合、重力の関係から上から乾燥し、下は常に濡れている状態になる。不織布ポットでも何かしらの資材で
  浮かせ、鉢底の通気性を確保し、根の酸欠を防ぐことが重要。

◆水やり(手潅水)
 ・不織布ポットの湿り具合を見ながら、たっぷりと与えのが基本サイクル。夏場は1日1回。春・秋は2~3日に1回。冬場は6~7日
  に1回くらい。
 ・#25樹脂ポット、φ30不織布ポットへの植えつけ1年目は、生体からの吸収が少ないため、乾燥したら与えるを徹底する。
  不織布ポットでも油断すると根の障害が起こる。夏場も1日1回で問題ない。
 ・鉢カバーしていない不織布ポットは、鉢側面を触ると水やりのタイミングが簡単に分かる。風の強い日は乾燥しやすいので
  注意が必要。
 ・水やりは蒸発や生体からの水分要求量が多くなりはじめる朝にたっぷり与える。蒸発や生体からの要求量が少ない夕方や夜に
  かけて与えると、水分が停滞する時間が長くなり、酸欠になりやすい。
 ・鉢の外周部を重点的に与える。中央付近は水が停滞しやすく、酸欠による根の障害が起こりやすくなる。

◆酸度調整:硫黄華
 ・1年に1回、3月頃に土10Lあたり10g~20g与える。
 ・クエン酸はすぐに流亡してしまう。即効性はないが、確実にPH調整できる硫黄華が一番良いと感じている。粉が「だま」になった
  硫黄華を与えると、土に馴染まないので、しっかり「だま」を潰して与えるのがポイント。
 ・硫酸カルシウムを施肥する場合は与えない。

◆結実年齢:5年生から
 ・幼木で結実させると、生育がその分劣る。また幼木では本来の味がでない。
 ・5年生は剪定で残った各枝に、1つのみ花芽を残す。6年生からは剪定で残った各枝の花芽を半分以下にする。結果枝の花芽1に対し、
  葉芽4になるようにする。

◆剪定:夏剪定と冬剪定の2回
 <夏剪定>6月下旬~9月
  ・収穫後、生り枝と内向きの込んだ枝を除去する。
  ・9月に徒長した枝を切り返し剪定すれば、先端の葉芽が花芽に変わる。株をコンパクトにし、収穫しやすくするのが目的。
  ・夏至以降に徒長した枝を切り返せば、先端の葉芽から新梢を伸ばすことができる。
  ・上記新梢の切り返し剪定は、一部の枝にとどめる。
  ・切り返し剪定では、新梢が株の外側に広がるよう外芽(外向き側の葉芽)の上部で切除する。
  ・切除した切り口から細菌が入り、病気になる可能性があるようなので、可能な限り殺菌剤を塗る。
  ・剪定ばさみは、株ごとにアルコール消毒する。

 <冬剪定>1月下旬~2月下旬
  ・2、3、4年生は冬の強剪定はしない。
  ・剪定の前に古葉を落とす。
  ・2年生は花芽を落とすのみ。
  ・3年生は花芽を落とし、花芽のみの短い枝を切除する。
  ・4年生は内向きの枝、下垂枝、花芽のみの短い弱小枝、地際からの細い枝、交差する枝を除去する。その後残った結果枝の花芽
   を落とす。花芽と葉芽の境の当たりで、新梢が株の外側に広がるよう外芽(外向き側の葉芽)の上部で切除する。
  ・5年生からは、内向きの枝、下垂枝、花芽のみの短い弱小枝、地際からの細い枝、交差する枝を除去した後、結果枝は「小沼果樹園」
   さんが紹介している剪定方法を適用する。花芽の数を調節する場合、先端を残すのではなく、基部側の花芽を残すように切除する。
   先端の二股の枝など、切除に迷ったら元気の良い枝・都合の良い
   方向に向かっている枝を残すことを意識すれば良い。
  ・5年生は剪定で残った各枝に、1つのみ花芽を残す。6年生からは剪定で残った各枝の花芽を半分以下にする。結果枝の花芽1に対し、
   葉芽4になるようにする。
  ・5年目の主軸は更新する。
  ・切除した切り口から細菌が入り、病気になる可能性があるので、可能な限り殺菌剤を塗る。
  ・剪定ばさみは、株ごとにアルコール消毒する。

◆害虫、病気対策:ブルーベリー登録農薬で、自然界に存在する細菌の微生物資材をメインに利用
 <イモムシ類>
  ・BT剤:発見次第随時。5月12日、9月5日。
 <アブラムシ>
  ・オレート液剤:発見次第随時。4月中旬~7月上旬。
  ・黄色いバケツに水を張り、食用油と酢を少々まぜたトラップも利用。
 <斑点病>
  ・バチルス ズブチリス水和剤(アグロケア水和剤):3月下旬~5月上旬(開花直前、受粉直後)、8~9月下旬(収穫後) 
   ※時期は「パピー・夢農園」さん参考。
   ※今年度は硫酸カルシムを施肥するので、効果を見るため散布しない予定。
 <コガネムシ>
  ・ダイアジノン粒剤5(微生物資材ではない):コガネムシの若齢幼虫に高い効果を示すため、6/末から7月の成虫発生初期に
   株元に土壌混和。
   浸透移行性はなく、根から吸収されることはない。
  ・根本のグラツキ、紅葉が早い株はあやしい。用土表層の根張りである程度判断できる。根張りが悪い場合は、マルチ直下に
   コガネムシがいるはず。気が付いた時には、上記最適時期から外れており、散布しても効果がかなり薄いと感じる。薬剤には期待せず、
   物理的防御が効果的。


◆肥料:有機肥料中心の肥料体系
 ●施肥に関する考え方
 <1>2019年度は超遅効性化成肥料のみの栽培。成長には問題はなかったが、2018年度の超遅効性化成肥料+油粕で育てた場合に比べて、
   生育が劣る気がした。
   ⇒有機物に秘密があるのではないかと考え、菌根菌との関係に注目(以下内容)。菌根菌のエサとなる有機肥料中心の肥料体系で、
    菌根菌(共生菌)を意識した栽培方法を試してみる。

  <菌根菌に関する文献で心に響いた言葉>
  ・自然環境に生える植物の8割は、菌根菌と共生関係を持っている。
  ・菌根菌は植物の根の中から土壌へ広く菌糸を伸ばし、土壌中の水分と養分を根に供給する。その代償として植物の光合成産物である
   糖類などの炭素化合物を菌根菌に供給する。
  ・菌根菌と共生を行うと、植物が特に吸収を苦手とするリン酸の吸収が大幅に向上する。土壌の有機リン酸を植物が吸収しやすい形に
   加工して根まで運んでくれる。
  ・植物がリン酸の吸収が苦手なのは、菌根菌に頼り続けてきたからでは?
  ・強酸性の土壌では、アルミニウムなど重金属イオンが溶出し、過剰な重金属イオンが植物の根に障害を与える。
  ・菌根菌との共生は、重金属の吸収を抑制する作用を有する。
  ・ブルーベリーは菌根菌がいるおかげで、酸性土壌で生きていけるのかもしれないと言われている。
  ・養分が少ない状況下では菌根菌と共生関係を結ぶが、養分が十分得られると関係を切ってしまう。
  ・肥料は少ない方が味は良くなる(地植え)。
  ・菌抗菌と共生関係が起きると植物は少ない栄養素や水を有効利用できるため、土壌の栄養バランスの変化の影響を軽減できる。
  ・鉢に中など土壌中の栄養素が偏る問題は、堆肥を追加したり、植え替えをすることで回避できる。裏技では超遅効性の肥料を使う。
   自然の土壌と同様に微量の必要栄養素が常に供給された環境になる。
  ・ブルーベリーは強酸性土壌が好きなのではなく、酸性土壌の表面に生息している菌根菌が好きなのではないか?
  ・ブルーベリーの根毛を持たない浅根である特性は、酸性土壌の表面に生息している菌根菌に頼ってきたからではないか?

 <2>果樹は樹体内に養分を蓄積し、翌年度の開花・結実にそれを利用する。ブルーベリーについては、5月中頃までは樹体内に蓄積した
   養分により成長し、その後は光合成をしてその養分を成長・蓄積に使う。
   ⇒休眠明けに窒素肥料を与えてもあまり利用されていないのでは?むしろ生殖成長から栄養成長に傾けてしまい、結実不良を誘発
    させてしまうのでは? 春肥は窒素分の少ない有機肥料を少量使ってみる。

 <3>収穫期に窒素が効いた状態だと果実に酸味が残る。完全に切れている状態が望ましい。
   ⇒無機化速度の速い大豆系の肥料を結実後に使う。またアミノ酸入り肥料の効果が高いようなので、植物性でアミノ酸が数個結合した
    ペプチド肥料を使う。

 <4>ブルーベリーにカルシウムを与えると、細胞壁が強化され、果実が軸から外れにくくなり、完熟果の落下が抑えられる。
   ブルーベリー果実に含まれるカルシウム量は、リンと同程度。果実以外の所で、カルシウム成分が不足している可能性がある。
   ⇒ブルーベリーはカルシウムの要求量が少ないのではなく、カルシウムが少なくても生育できるだけでは?カルシウムは土壌のPhを
    アルカリ側に傾けないものを与えてみる。

 <5>ブルーベリーは酸性土壌で不足しがちな石灰(カルシウム)、苦土(マグネシウム)の要求量が少ない。
   ⇒マグネシウムは植物の光合成に必要な葉の「葉緑体」を作る重要な構成成分の一つ。ブルーベリーも光合成をするので、要求量が
    少ないのは本当か?マグネシウムが少なくても生育できるだけで、本当は不足しているのでは?バランス良く適度に与えてみる。

 <6>カリウム、カルシウム、マグネシウムの過剰による互いの吸収阻害をする。特にカリウム過剰によるMgの吸収阻害は強力。
   ⇒カリウム過剰にならない肥料成分バランス(カルシウム>マグネシウム>カリウム)を試してみる。

 <7>ブルーベリーは窒素成分の中でもアンモニア窒素体を好んで吸収する。
   ⇒菌根菌が吸収しやすい形に加工して根まで運んでくれるので、窒素態系は意識せず、有機物を与えておけば良いのでは?有機肥料
    中心の肥料体系を試してみる。

 <8>菌根菌は適度な湿気と乾燥を好む。酸性土壌の表面に生息している。
   ⇒有機肥料は用土表層に与える。またマルチで乾燥しにくい環境を作る。

 ●利用する肥料
  <椿油粕(1.1-0.3-1)>
   ・サポニンを含む特殊有機肥料。窒素分が少なく、カリウム補給と有機物としての効果を期待。

  <ペプチド有機(8-3-1)>
   ・大豆を主原料とした、100%の有機肥料。アミノ酸が数個つながった状態物質のペプチドを含む。

  <ハイコントロール硫マグ180(180日タイプ、0-0-0-Mg21)>
   ・被覆してある硫酸マグネシウム肥料。養分の溶出は土壌のPH・容水量や土壌の種類に左右されない。180日は平均土壌温度25℃の
    ときに、含まれている窒素(この場合はMg?)の80%が溶出するのにかかる日数を意味する。土壌温度が低温で推移した場合、
    肥効期間は長くなり、高温の場合は短くなる。当地の気候だと3/1に施肥して、約8ヶ月肥料効果が続く計算。

  <バットグアノ(0-27-0.2-Mg0-Ca37)>
   ・コウモリの糞が化石化したもの。良質のリン酸とフミン酸の含有量が高い。また石灰(カルシウム)も含むが用土をアルカリに
    傾向けない。ただしカルシウム分は炭カルのため、施肥効果はほとんど期待できない。
   ・バットグアノに含まれるリン酸分は「ク溶性」のため、根に触れるように元肥として用土に混ぜ込むのが理想。

  <ダーウィン5000,5050(0-0.4-0-Ca30-S15.6)>
   ・硫酸カルシウム肥料。カルシウムを補給しつつ、土壌を酸性に保つことのできる資材。PHは4.3~4.5で、硫黄分も含む。

 ●施肥時期と量(詳細は画像参照)
  ・肥料は用土とマルチの間に施肥する(最重要)。マルチの上など乾燥する環境では施肥効果が伸び、予定通りに肥料が溶出しない。
  ・鉢増し、植え替え時は肥料は与えない。

  <春肥>:3/1前後、Nは年間必要量の5%
   ・椿油粕、ハイコントロール硫マグ、バットグアノ、ダーウィン5000,5050

  <実肥>:5/1前後(結実したら)、Nは年間必要量の50%
   ・ペプチド有機

  <夏肥>:7/1前後(収穫後)、Nは年間必要量の15%
   ・椿油粕

  <礼肥>:8/末、Nは年間必要量の30%
   ・ペプチド有機

自分の仕様。Ca過多っぽいのでお勧めしません。参考にするなら次の方が良いかも。


Ca量を抑えた仕様。




2019年度ブルーベリー栽培仕様(2018年秋~) 更新日:2019.3.27

ゆずちゃんパパの2019年度ブルーベリー鉢栽培仕様です。


◆鉢:不織布ポット(ベリーズ・ル・ボア製)
 ブルーベリー栽培で大切な「用土中の酸素」を供給しやすく、排水性バツグンの薄手不織布ポットをメインに利用しています。また鉢の側面を触れば、鉢中の乾燥状態が分かり、水やりタイミングを掴みやすいのも気に入っています。
 気温が上がると根の酸素要求量が増えるため、酸欠から根腐れが起こりやすくなります。鉢中の温度上昇を抑えることができれば、夏場に調子を崩しにくくなります。不織布ポットの特徴である気化熱による鉢中温度上昇防止は、大きな戦力になります。ただし、夏場は気化熱と生体からの水分要求量が多いため水切れしやすく、かなりの追加潅水が必要になります。

<メリット>
・コストが安い
・通気性、排水性がバツグンに良い
・土壌温度の低下(気化熱で鉢の中が熱くならない)
・根のルービングがない
・細根の育成
・鉢の側面を触れば、鉢中の乾燥状態が分かる
・真夏の昼間でも水やりが可能(気化熱で鉢の中が熱くならない)

<デメリット>
・鉢に苔が生え、見た目が悪くなる(ブラシで落とすことは可能)
・支柱は立てれるが、ぐらつく(鉢の側面で支柱を支えることができない)
・耐久性は数年(何年持つかは不明)
・夏場は水切れしやすい。
・保湿性を一定に保つのが困難

<生育年数と鉢サイズ>
・3年生(植えつけ1年目)/Φ30サイズ、排水性が低い用土を使う場合、まだ生体からの水分要求量が少ないため、鉢中に水分が停滞しやすい。鉢が乾燥したら水やりをすることを徹底する。
・4年生(植えつけ1年目)/Φ30サイズ
・4年生(植えつけ2年目)/Φ30サイズ、植えつけ2年目は水切れしやすいので注意。
・5年生(植えつけ1年目)/Φ45サイズ
・6年生(植えつけ2年目)/Φ45サイズ
※:秋に2年生で購入した場合、次の年は3年生としています。

◆鉢:樹脂ポット(BBポット)
 良く利用されている黒色の果樹ポット。排水性の次に大切な鉢内の「保湿性」を一定に保ち、乾燥しにくいのがメリット。排水性の高い用土を使えば、不織布ポットより生育が良いと感じている。この組み合わせが現在のマイブーム。同じ年生の複数鉢を同じタイミングで植える場合、1鉢を不織布ポットにすることで、これを水やりの基準にできる。夏場は鉢が熱くなるので、何かしらの鉢カバーや日よけが必須。


◆不織布ポット用鉢カバー(防草シート)
・乾燥を防ぎ「保湿性」を一定に保つ目的。鉢側面への直射日光や風も防ぐことができるため、乾燥しにくくなり、水やり回数を減らせる。
・幅50cmの黒色防草シートを折って、クリップで止めたもの。φ45不織布ポットはは半分に折る。φ30不織布ポットは3等分に折る。中には薄目のアルミ蒸着フィルム発泡ポリエチレンシート(100円均一のアルミ断熱シート)を2枚入れ込んだもの(合計4重)。
・植えつけ1年目の不織布ポットには鉢カバーはしない。
・不織布ポット上部にふんわり、ゆったり巻き付ける。下半分は不織布ポットが外気に直接触れる状態。上半分は乾燥しやすいので、上部だけに巻くことで保湿性の安定を狙う。
・外観を気にしない場合は、白い土嚢袋を折って事務用クリップで止めると良い。


◆追加潅水:自動潅水器
・鉢栽培の場合、夏場の旅行時には必須になります。このため色々な仕様は自動潅水器を設置する前提となっています。


◆用土1:デネブCoCoブレンド(Berry's Life製)
・ブルーベリー栽培で最も大切なことは、「用土中の酸素」を供給する環境を作り、根の酸欠からくる根腐れを防止すること。現実的な方法としては「排水性・通気性」を確保することです。メインにココヤシ繊維を使い、有機物主体の用土が最適だと考えています。ピートモスは不使用。ピートモスは数年で分解されベトベトになり、「排水性・通気性」が極端に悪くなり、根が酸欠になります。保水性はピートモスに比べて悪いので、真夏だけは水やり回数を増やしたり、鉢カバーするなどして、水切れしないよう注意する必要があります。また酸度も弱酸性なので、硫黄華でPH調整すると良いと思います。

◆用土2:オリジナルブレンド(ゆずちゃん2号、現在のメイン、試験中)
・水やり回数が多くても、水が停滞しない排水性重視の用土です。保水性はデネブCoCoプレンドに劣りますが、水やり回数・鉢カバー・樹脂ポットを使い、保湿性を補います。


◆マルチ:ヒノキのチップ(粗目)
・針葉樹のチップ。断熱性・通気性があり見た目も良いです。5cm以上の厚みが目標。
・デコレーションバークチップ(松の樹皮チップ)より隙間が小さく、表層の乾燥がより防げます。
・不織布ポットの場合、下に細かいヒノキチップ、上に粗目のチップを採用している。


◆浮かせ:プラ製品(メーカ:アドヴァン、商品名:グランドパネル)
・不織布ポットの場合、重力の関係上、上から乾燥し、下は常に濡れている状態になります。不織布ポットでも何かしらの資材で浮かせ、鉢底の通気性を確保し、根の酸欠を防ぐことが重要です。


◆水やり:不織布ポットの下1/3のしめりけが無くなったとき、たっぷりと与えのが基本サイクル。
・φ30不織布ポットへの植えつけ1年目は、根が張っておらず生体からの吸収が少ないため、乾燥したら与えるを徹底する。不織布ポットでも油断すると根の障害が起こる。夏場も1日1回で問題ないはず。1日1回水やりできるなら自動潅水器は設置しない。
・夏場のφ45不織布ポットへの潅水は、朝方手潅水で鉢全体に水を与え、昼間の追加潅水は鉢中央でなく、鉢の外周部に与える。中央に与えると水が停滞しやすく、酸欠による根の障害が起こりやすくなる。また鉢の周り与えることにより乾燥した外周部に気化熱効果を取り戻すことができる。(手潅水:朝方、自動潅水1:12時、自動潅水2:15時)
・水やりのタイミングは鉢側面を触ると簡単に分かる。風の強い日は乾燥しやすいので注意が必要です。
・水やりは蒸発や生体からの水分要求量が多くなりはじめる朝にたっぷり与える。蒸発や生体からの要求量が少ない夕方や夜にかけて与えると、水分が停滞する時間が長くなり、酸欠になりやすくなる。


◆酸度調整:硫黄華を1年に1回、3月頃に土10Lあたり10g~20g与える。
・クエン酸はすぐに流亡してしまいます。即効性はないですが、確実にPH調整できる硫黄華が一番良いと思っています。粉が「だま」のままの硫黄華を与えると土に馴染まないので、しっかり「だま」を潰して与えるのがポイントです。


◆結実:実を付けさせるのは5年生から。
・幼木で結実させると、生育がその分劣ります。また幼木では本来の味がでないようです。
・5年生は剪定で残った各枝に、1つのみ花芽を残す。6年生からは剪定で残った各枝の花芽を半分以下にする。結果枝の花芽1に対し、葉芽4になるようにするのが良いようです。


◆剪定:
<夏剪定>
・生り枝と内向きの込んだ枝を除去します。横に徒長した枝を切り返し剪定すれば、先端の葉芽が花芽に変わる。ラビットアイの場合、上に伸びた徒長枝の切り返し剪定を行う。8月中に切り返えせば、新梢を伸ばすことができる。
・切り返し剪定では、新梢が株の外側に広がるよう外芽(外向き側の葉芽)の上部で切除する。
・切除した切り口から細菌が入り、病気になる可能性があるようなので、可能な限り殺菌剤を塗る。

<冬剪定>
2、3、4年生は冬の強剪定はしない。5年生から内向きの枝、下垂枝、花芽のみの短い弱小枝、地際からの細い枝を除去した後、「小沼果樹園」さんが紹介している剪定方法にする。剪定時期は1月下旬から2月下旬。
・剪定の前に古葉を落とす。
・2年生は花芽を落とすのみ。
・3年生は花芽を落とし、花芽のみの短い枝を切除する。
・4年生は内向きの枝、下垂枝、花芽のみの短い弱小枝、地際からの細い枝、交差する枝を除去する。その後残った結果枝の花芽を落とす。花芽と葉芽との境の当たりで、新梢が株の外側に広がるよう外芽(外向き側の葉芽)の上部で切除する。
・5年生からは、内向きの枝、下垂枝、花芽のみの短い弱小枝、地際からの細い枝、交差する枝を除去した後、結果枝は「小沼果樹園」さんが紹介している剪定方法にする。花芽の数を調節する場合、先端を残すのではなく、基部側の花芽を残すように切除する。先端の二股の枝など、切除に迷ったら元気の良い枝・都合の良い方向に向かっている枝を残すことを意識すれば良いと思います。
・切除した切り口から細菌が入り、病気になる可能性があるので、可能な限り殺菌剤を塗る。

◆害虫、病気対策:ブルーベリー登録農薬で自然界に存在する細菌の微生物資材をできるだけ利用します。
<イモムシ類>
・BT剤:発見次第随時。5月23日、9月18日。
<アブラムシ>
・オレート液剤:発見次第随時。4月中旬~7月上旬。黄色いバケツに水を張り、食用油と酢を少々まぜてトラップも仕掛けています。
<斑点病>
・バチルス ズブチリス水和剤(アグロケア水和剤):3月下旬~5月上旬(開花直前、受粉直後)、8~9月下旬(収穫後)
 ※時期は「パピー・夢農園」さん参考。
<コガネムシ>
・ダイアジノン粒剤5:微生物資材ではないです。
・根本のグラツキ、紅葉が早い株はやばい。夏場ではマルチをどかしてみて、白根のマルチへの絡みがなくスムーズにどかすことができ、用土が簡単に見えたらやばい。マルチ直下にコガネムシがいるはず。


◆肥料:
 被覆肥料「ハイコントロール」を使い、元肥一発施肥でブルーベリーの要求量合わせた成分を安定して与えます。この肥料を選んだ理由は以下を満足できるため。また、ブルーベリーが好む酸性土壌では、溶出が劣るCaとMgの要求量は少なく、過多によりクロロシスを助長しないようにするため、これらは少な目を意識している。


文献にブルーベリーの肥料に関する特性、
・窒素濃度が高くなると、窒素形態が生育に大きく影響を与える。アンモニア窒素形態が良い。
・N、P、Kは7月までに吸収が高く、その後は徐々に減る。
・CaやMgは終期にかけて、吸収の減少は少ない。
・優良園では交換性のCa、Mg含有が低い。

一方、自分が肥料に求める理想
・元肥一発施肥
・鉢栽培は肥料が流亡しやすいので、遅効性でゆっくり効く
・潅水量に影響せず、安定して溶出する
・微量要素を含む
・N,Kに比べてPが多い肥料


<ハイコントロール085(70日、100日、180日タイプ、10:18:15+総合微量要素、アンモニア態窒素8%、総合微量要素=苦土・マンガン・ホウ素・鉄・亜鉛・銅・モリブデン)>
・アンモニア態窒素8%の緩効性化成肥料。養分の溶出は土壌のPH・容水量や土壌の種類に左右されない。70日は平均土壌温度25℃のときに、含まれている窒素の80%が溶出するのにかかる日数を意味する。土壌温度が低温で推移した場合、肥効期間は長くなり、高温の場合は短くなる。
・有機肥料で作った作物が美味しいのは、肥料効果がゆっくり効くためであり、化成肥料でも緩効性・遅効性のものを使えば、同じくらい美味しい作物になると考えています。
・「ハイコントロール085」の配合比は、70日:100日:180日=3:3:4。

<ハイコントロール硫マグ180(180日タイプ、0:0:0:21)>
・被覆してある硫酸マグネシウム肥料。酸性用土に最適。
・Mgは年間通して大きな波ないように、「ハイコントロール硫マグ180」の180日タイプを少量使います。量はPの1/10に設定。


<ホスプラス(葉面散布、0:31:25)>
・通常のリン酸より葉面からの吸収が良い。亜リン酸自体「炭疽病・うどん粉病・疫病等が軽減、抵抗性誘導する」効果もある。
・果実肥大化時期、夏の終わりに展着剤と一緒に散布。葉裏にも散布する。夏の晴天は避ける。1000~2000倍希釈。


◇施肥時期と量:以下を参考
・肥料は用土とマルチの間に施肥する(最重要)。マルチの上など乾燥する環境では施肥効果が伸び、予定通り肥料が溶出しない。
・鉢増し、植え替え時は肥料は与えない。

<春肥>:3/1前後、年間必要量の100%
・ハイコントロール085、ハイコントロール硫マグ180

<追肥>:5月中旬、8月下~9月初(果実肥大期、夏の終わり)
・ホスプラス(葉面散布)





参考元:「パピー・夢農園」さん、「Berry's Life」さん、「ベリーズ・ル・ボア」さん、「小沼果樹園」さん。


2018年度ブルーベリー栽培仕様(2017年秋~) 更新日:2018.8.19

・ゆずちゃんパパが最適だと思う今年度のブルーベリー栽培仕様です。


◆鉢:不織布ポット(ベリーズ・ル・ボア製)
・畑がないので鉢植えです。ブルーベリー栽培で大切な「用土中の酸素」を供給しやすい、通気性バツグンの不織布ポットを利用しています。また鉢の側面を触れば、鉢中の乾燥状態が分かり、誰でも水やり名人になれます。
 夏場には鉢中の温度が上がりやすくなります。温度が上がると酸素要求量が増えるため、酸欠から根腐れが起こりやすくなります。鉢中の温度上昇を抑えることができれば、夏場に調子を崩すことを減少させることができます。不織布ポットの特徴である気化熱による鉢中温度上昇防止は、大きな戦力になります。これに加え夏場は生体からの水分要求量も多いため、水切れしやすいく、直射日光が当たらないようゆったりめの鉢カバーをするとさらに良いと思います。

<メリット>
・コストが安い
・通気性がバツグンに良い
・土壌温度の低下(気化熱で鉢の中が熱くならない)
・根のルービングがない
・細根の育成
・鉢の側面を触れば、鉢中の乾燥状態が分かる
・真夏の昼間でも水やりが可能(気化熱で鉢の中が熱くならない)

<デメリット>
・鉢に苔が生え、見た目が悪くなる(ブラシで落とすことは可能)
・支柱は立てれるが、ぐらつく(鉢の側面で支柱を支えることができない)
・耐久性は数年(何年持つかは不明)
・夏場は水切れしやすい。

<生育年数とお勧め鉢サイズ>
・2年生/Φ30サイズ、生体からの水分要求量が少ないため、鉢中に水分が停滞しやすい。鉢が乾燥したら水やりをすることを徹底する。鉢の側面が完全に乾いてから。夏場に1日1回でも水切れしない。
・3年生/Φ30サイズ、1日1回では夏場は水切れする。
・4年生/Φ45サイズ、夏場に1日1回でも水切れしない。
・5年生/Φ45サイズ、1日1回では夏場は水切れする(たぶん)。


◆用土:デネブCoCoブレンド(Berry's Life製)
・ブルーベリー栽培で最も大切なことは、「用土中の酸素」を供給する環境を作り、根の酸欠からくる根腐れを防止すること。現実的な方法としては「排水性・通気性」を確保することです。メインにココヤシ繊維を使い、有機物主体の用土が最適だと考えています。ピートモスは不使用。ピートモスは数年で分解されベトベトになり、「排水性・通気性」が極端に悪くなり、根が酸欠になります。保水性はピートモスに比べて悪いので、真夏だけは水やり回数を増やしたり、鉢カバーするなどして、水切れしないよう注意する必要があります。また酸度も弱酸性なので、硫黄華でPH調整すると良いと思います。

◆マルチ:デコレーションバークチップ
・松の樹皮チップ。断熱性・通気性があり見た目も良いです。マルチ層にしっかり根を張らせ、根に酸素を供給しやすくする目的で、鉢の上1/3をマルチ層にします。
◆マルチ:ヒノキのチップ
・針葉樹のチップ。断熱性・通気性があり、見た目も良いです。5cmくらいの厚みで、今のところコガネムシの被害もなしです。


◆浮かせ:プラ製品
・不織布ポットの場合、重力の関係上、水分は上から乾燥し、下は常に濡れている状態になりやすい。不織布ポットでも何かしらの資材で浮かせ、鉢底の通気性を確保し、根の酸欠を防ぐことが重要です。


◆水やり:不織布ポットの下1/3のしめりけが無くなったとき、たっぷりと与える(2年生を除く)。
・手で側面を触ると簡単に分かります。風の強い日は乾燥しやすいので注意が必要です。
・水やりは蒸発や生体からの水分要求量が多くなりはじめる朝に与える。蒸発や生体からの要求量が少ない夕方や夜に与えると水分が停滞してしまい、酸欠になりやすくなる。


◆酸度調整:硫黄華を1年に1回、3月頃に土10Lあたり10g~20g与える。
・クエン酸はすぐに流亡してしまいます。即効性はないですが、確実にPH調整できる硫黄華が一番良いと思っています。粉が「だま」のままの硫黄華を与えると土に馴染まないので、しっかり「だま」を潰して与えるのがポイントです。


◆結実:実を付けさせるのは4年生から。
・幼木で結実させると、生育がその分劣ります。幼木では本来の味がでないようです。
・4年生は剪定で残った各枝に、1つのみ花芽を残す。5年生からは剪定で残った各枝の花芽を半分以下にする。結果枝の花芽1に対し、葉芽4になるようにするのが良いようです。


◆剪定:
<夏剪定>
・生り枝と内向きの込んだ枝を除去します。横に徒長した枝を切り返し剪定すれば、先端の葉芽が花芽に変わる。ラビットアイの場合、上に伸びた徒長枝の切り返し剪定を行う。8月中に切り返えせば、新梢を伸ばすことができる。
・切り返し剪定では、新梢が株の外側に広がるよう外芽(外向き側の葉芽)の上部で切除する。
・切除した切り口から細菌が入り、病気になる可能性があるようなので、可能な限り殺菌剤を塗る。

<冬剪定>
1、2、3年生は冬の強剪定はしない。4年生から内向きの枝、下垂枝、花芽のみの短い弱小枝、地際からの細い枝を除去した後、「小沼果樹園」さんが紹介している剪定方法にする。剪定時期は1月下旬から2月下旬。
・剪定の前に古葉を落とす。
・1年生は花芽を落とすのみ。
・2年生は花芽を落とし、花芽のみの短い枝を切除する。
・3年生は内向きの枝、下垂枝、花芽のみの短い弱小枝、地際からの細い枝、交差する枝を除去する。その後残った結果枝の花芽を落とす。花芽と葉芽との境の当たりで、新梢が株の外側に広がるよう外芽(外向き側の葉芽)の上部で切除する。
・4年生からは、内向きの枝、下垂枝、花芽のみの短い弱小枝、地際からの細い枝、交差する枝を除去した後、結果枝は「小沼果樹園」さんが紹介している剪定方法にする。花芽の数を調節する場合、先端を残すのではなく、基部側の花芽を残すように切除する。先端の二股の枝など、切除に迷ったら元気の良い枝・都合の良い方向に向かっている枝を残すことを意識すれば良いと思います。
・切除した切り口から細菌が入り、病気になる可能性があるので、可能な限り殺菌剤を塗る。


◆肥料:以下の肥料を使用
・アンモニア態窒素と硝酸態窒素の混合施肥。ブルーベリーが好む酸性土壌では、溶出が劣るCaとMgの要求量は少なく、過多によりクロロシスを助長しないようにするため、少な目を意識している。

<東商 果樹・ブルーベリーの肥料(4:5:1.5+Mg0.2)>
・Kが少な目の有機質肥料。アミノ酸、マグネシウム、カルシウム、ミネラル含有。
・アミノ酸効果を期待している。

<ハイコントロール085(70日or100日タイプ、10:18:15+総合微量要素、アンモニア態窒素8%、総合微量要素=苦土・マンガン・ホウ素・鉄・亜鉛・銅・モリブデン)>
・アンモニア態窒素8%の緩効性化成肥料。養分の溶出は土壌のPH・容水量や土壌の種類に左右されない。70日or100日は平均土壌温度25℃のときに、含まれている窒素の80%が溶出するのにかかる日数を意味する。土壌温度が低温で推移した場合、肥効期間は長くなり、高温の場合は短くなる。
・有機肥料で作った作物が美味しいのは、肥料効果がゆっくり効くためであり、化成肥料でも緩効性のものを使えば、同じくらい美味しい作物になると考えています。

<亜リン酸2号(0:10:7)>
・速効性リン酸肥料。通常のリン酸に比べて、「水に有機酸に溶けやすい」「分子量が小さいため作物体内での移行性が高い」「土壌に固定されにくい」の特徴があります。一般的にリン酸肥料の90%くらいが土壌中の金属と結合し、溶けにくい状態になって無駄になっているそうですが、亜リン酸肥料は「土壌に固定されにくい」のが特徴です。ただし、Kが多いのが使いにくい・・・。鉢植えは肥料分が流亡しやすいので、さほど気にしなくても良いことにします。
一般的にはリン酸肥料は、根がしっかり張る前の生育初期に吸収させ、体内に蓄えておくとその後の生育が良くなるため、全量元肥(春肥)が基本です。また用土中を移動しにくいため、元肥で用土に混ぜ込むのが効果的です。この亜リン酸は水に溶けやすく、土壌に固定されにくいので、元肥以外にも少量与えています。

◇施肥時期と量:以下を参考
・肥料はマルチの上から施肥し、攪拌しない。
・鉢増し時は11月1日想定で冬肥を与える。この時は用土に混ぜ込むこと。

<春肥>:3/1前後、年間必要量の40%
・東商ブルーベリーの肥料、ハイコントロール085(70日)、亜リン酸2号
※冬肥を与えた場合、ハイコントロール085(70日)は与えない。
※ハイコントロール085は、6月下旬まで効果が続いている想定。

<実肥1>:5/1前後、年間必要量の20%
・東商ブルーベリーの肥料、亜リン酸2号

<実肥2>:6/1前後、年間必要量の10%
・東商ブルーベリーの肥料、亜リン酸2号

<礼肥>:8/21前後、年間必要量の30%
・東商ブルーベリーの肥料、ハイコントロール085(70日)、亜リン酸2号
※ハイコントロール085は、年内まで効果が続いている想定。

<冬肥>:11/1前後、鉢増し時のみ
・ハイコントロール085(100日)
※6月下旬まで効果が続く想定。




参考元:「パピー・夢農園」さん、「Berry's Life」さん、「ベリーズ・ル・ボア」さん、「小沼果樹園」さん。




2017年度ブルーベリー栽培仕様

・ゆずちゃんパパが最適だと思う今年度のブルーベリー栽培仕様です。まだまだ初心者のため、肥料過多など失敗が多いと思いますが、不都合があれば随時変更していきます。ブルーベリーの栽培方法は「 パピー・夢農園 」さんの考え方に同意し、基本にしています。また「 Berry's Life 」さん、「 ベリーズ・ル・ボア 」さん、「 小沼果樹園 」さんも参考にしています。

◆鉢: 不織布ポット (ベリーズ・ル・ボア製)
・畑がないので鉢植えです。ブルーベリー栽培で大切な「通気性」がバツグンの不織布ポットを利用しています。この鉢を使えば土壌適応性のない品種であっても、接木不要で栽培が可能です。2年生の苗からΦ30cmサイズに植えつけ、随時サイズUPしていきます。また鉢の側面を触れば、鉢の中の乾燥状態が分かり、誰でも水やり名人になれます。

<メリット>
・コストが安い
・通気性がバツグンに良い
・土壌温度の低下(気化熱で鉢の中が熱くならない)
・根のルービングなし
・細根の育成
・鉢の側面を触れば、鉢の中の乾燥状態が分かる

<デメリット>
・鉢に苔が生え、見た目が悪くなる(たわしでこすれば解決できます)
・支柱は立てれるが、ぐらつく(鉢の側面で支柱を支えることができない)
・耐久性は数年(何年持つかは不明。)

◆用土: デネブCoCoブレンド (Berry's Life製)
・ブルーベリー栽培用土に求められる最も大切なことは「排水性・通気性」を確保することです。メインにココヤシ繊維を使い、有機物主体の用土が最適だと考えています。ピートモスは不使用。ピートモスは数年で分解されベトベトになり、「排水性・通気性」が極端に悪くなります。これで「ノビリスRE.」が調子を崩しました。保水性はピートモスに比べて悪いですが、不織布ポットと組みわせることで、じゃぶじゃぶかん水でも加湿にならず、しっかり水やりすることで解決できます。ただし真夏だけは水やり回数を増やしたり、鉢カバーするなどして、水切れしないように注意する必要があります。また酸度も弱酸性なので、硫黄華でPH調整すると良いと思います。

◆マルチ: ヒノキのチップ
・針葉樹のチップ。断熱性・通気性があり、見た目も良いです。5cmくらいの厚みで、今のところコガネムシの被害もなしです。

◆水やり:不織布ポットの下1/3のしめりけが無くなったとき、たっぷりと与える。
・手で側面を触ると簡単に分かります。風の強い日は乾燥しやすいので注意が必要です。
・Φ30cmサイズの場合、5/上旬~中旬からは2年生は1日1回、3・4年生は1日2~3回に増やす。4年生は朝夕2回では少ない。木が大きくなると、水分要求量がかなり多くなります。日中水をやれない場合、自動潅水器の利用がお勧め。
・水切れが起こると、葉の先端から枯れてくる。

◆酸度調整: 硫黄華 を1年に1回、3月頃に土10Lあたり10g~20g与える。
・クエン酸はすぐに流亡してしまいます。即効性はないですが、確実にPH調整できる硫黄華が一番良いと思っています。粉が「だま」のままの硫黄華を与えると土に馴染まないので、しっかり「だま」を潰して与えるのがポイントです。

◆結実:実を付けさせるのは4年生から。
・大きく育てるには、我慢が必要です。幼木では本来の味がでないため、味見にもなりません。
・4年生は剪定で残った各枝に、1つのみ花芽を残す。5年生からは剪定で残った各枝の花芽を半分にする。

◆剪定:1、2年生の苗は、冬の強剪定はしない。3年生から下垂枝、込み合うような内向きの枝を除去した後、「 小沼果樹園 」さんが紹介している剪定方法にする。剪定時期は1月下旬から2月下旬。
・1、2年生は花芽、弱小枝、下垂枝、込み合うような内向き枝を除去するのみ。
・切り返し剪定では、新梢が株の外側に広がるよう外芽(外向き側の葉芽)の上部で切除する。
・切除した切り口から細菌が入り、病気になる可能性があるようなので、可能な限り殺菌剤を塗る。


◆肥料:以下の肥料を使用
・アンモニア態窒素と硝酸態窒素の混合施肥。ブルーベリーが好む酸性土壌では、溶出が劣るCaとMgの要求量は少なく、過多によりクロロシスを助長しないようにするため、少な目を意識している。

< 東商あま~いブルーベリーの肥料 (4:6:2+Mg1)>
・Kが少な目の有機質肥料。アミノ酸、ビタミン類、カルシウム、微量要素を含。

< ハイコントロール085 (70日タイプ、10:18:15+総合微量要素、アンモニア態窒素8%、総合微量要素=苦土・マンガン・ホウ素・鉄・亜鉛・銅・モリブデン)>
・アンモニア態窒素8%の緩効性化成肥料。養分の溶出は土壌のPH・容水量や土壌の種類に左右されない。70日は平均土壌温度25℃のときに、含まれている窒素の80%が溶出するのにかかる日数を意味する。土壌温度が低温で推移した場合、肥効期間は長くなり、高温の場合は短くなる。

< ペンタガーデンPro (6:10:4+Mg1.5、アンモニア態窒素1%、内硝酸性窒素1.6%)>
・ALAとアンモニア態窒素1%を含んだ液体肥料。アミノ酸入り肥料は肥料分にアミノ酸を含み、それを根から吸収することで光合成で作った糖を生育に必要なアミノ酸に回す必要がなく、より多くの糖を果実に集めることができます。それに対して「ペンタガーデン」は、ALAの効果により葉緑素を増やし、光合成を活発にすることでより多くの糖を生成することができる仕組みです。

< 亜リン酸2号 (0:10:7)>
・速効性リン酸肥料。通常のリン酸に比べて、「水に有機酸に溶けやすい」「分子量が小さいため作物体内での移行性が高い」「土壌に固定されにくい」の特徴があります。一般的にリン酸肥料の90%くらいが土壌中の金属と結合し、溶けにくい状態になって無駄になっているそうですが、亜リン酸肥料は「土壌に固定されにくい」のが特徴です。ただし、Kが多いのが使いにくい・・・
・リン酸肥料は、根がしっかり張る前の生育初期に吸収させ、体内に蓄えておくとその後の生育が良くなるため、全量元肥(春肥)が基本です。

◇施肥時期と量:以下を参考
・固形肥料はマルチの上から施肥し、少し攪拌する。植え替えは10月から12月に実施するが、そのとき肥料は与えない。

<春肥>:元肥、2/下~3/上、年間必要量の50%
・東商ブルーベリーの肥料、ハイコントロール085、亜リン酸2号

<実肥>:5/上~6/末、年間必要量の20%
・ペンタガーデンPro
・この期間内に必要量を与える

<礼肥>:8/下~9/上、年間必要量の30%
・東商ブルーベリーの肥料、ハイコントロール085

2017_おぢさんのブルーベリー肥料計画.jpg



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