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2006年02月25日
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カテゴリ: 本の感想
この本、一年くらい前に購入したもののずっと本棚の片隅に置いてあった。

ふっと「読むかぁ~」と思って読んでみた。

最近物忘れがひどくなったと感じる広告会社で働く佐伯は不安を感じ、病院へ。

そこで下された診断は「若年性アルツハイマー」。

自分はまだ大丈夫だ、いける―――――

ちょっと物忘れがあっただけだ、誰にだってあることだと思い込もうとする主人公。

次第に、だが確実に失われてゆく「記憶」。

それは予想以上に生活を変えるものだった。

読んでいてすごく切ない気持ちでいっぱいだった。



いつ妻のことを忘れてしまうかもしれないという恐怖。

記憶が死んでもそれは人として生きていると言えるのだろうか?

生きているって一体どういうことなんだろう?

最後には性格も人格さえも奪われてしまう…

どうして自分がこんな目に?と思いながらも生きなければならない。

もし自分が彼のようになってしまったらどうするだろう?と考えずにはいられない。

ラストでも泣いてしまいました。

美しいけれど、悲しいラストシーン。

夫婦の愛についても考えさせられました。

夫のそばに寄り添う妻の姿勢に感動です。

これはオススメ♪ってもうみんな読んだことあるかなぁ(;´▽`A``






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最終更新日  2006年02月25日 21時31分02秒
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■コメント

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深遠なテーマですね・・  
kuukai3  さん
記憶の蓄積が その人の人格の一部なのか・・・?
ハードとしての人間と その内側のソフト・・・記憶 知識 知恵 思い出 などなど・・

そして 心 は どこに存在するのでしょう・・

深いテーマですね 
おばさんも チャンスがあれば 読んでみたいと思います・・

(2006年02月25日 22時01分11秒)

本当に深いです。。。  
ゆずちょこ  さん
kuukai3さん
>記憶の蓄積が その人の人格の一部なのか・・・?
>ハードとしての人間と その内側のソフト・・・記憶 知識 知恵 思い出 などなど・・

>そして 心 は どこに存在するのでしょう・・

>深いテーマですね 
>おばさんも チャンスがあれば 読んでみたいと思います・・

考えれば考えるほどわからなくなりそうなテーマです。
答えなんてないのかもしれないのですが。
本当に深いです。
人としての生き方、人生を送る上で大切なこと、考えさせられました。 (2006年02月25日 22時33分26秒)

Re:「明日の記憶」 萩原浩著(02/25)  
nobu316  さん
なんかちょっと怖いですねぇ。
読みたいと思うねんけど。
ちょっとビビってまうような。
けど、読んでみたいなぁ。。。
う~ん(>_<) (2006年02月26日 00時02分48秒)

気になってました。  
TVで以前紹介されていて気になっていました。
すごく気になる反面、読むことが恐くもあります。
最近の私の読書は、心が痛む部分を避けて本を選んでいるようなところがあります。
ゆずちょこさんは辛そうな本から逃げずに、向かい合えるのがすごい。
私も気になるなら、すぐ読まなくても傍に置いといて、いつかは向かい合えるようにならなくちゃ…。
ちょっとしっとりと反省してます。 (2006年02月26日 00時03分15秒)

なんとなくですが。。。  
鳩桜  さん
夏解に似てますね。
目が見えなくなっていく人の話なんですが。

というか「若年性アルツハイマー」なんてはじめて知りましたよ!!
恐いですね。目が見えなくなっていくのもそうですが、記憶が無くなるっていうのも相当恐いです。

こういうのって「自分って結構幸せなんだよな」とか思っちゃいますね(+_+) (2006年02月26日 01時12分59秒)

確かに怖いかも。  
ゆずちょこ  さん
nobu316さん
>なんかちょっと怖いですねぇ。
>読みたいと思うねんけど。
>ちょっとビビってまうような。
>けど、読んでみたいなぁ。。。
>う~ん(>_<)

これは確かに怖いです。リアルですから。
想像力による恐怖というか、自分に置き換えて考えるから感じる怖さですね。
読んで損はないと思います!! (2006年02月26日 16時10分16秒)

そんな・・・  
ゆずちょこ  さん
くらしすいっちさん

>最近の私の読書は、心が痛む部分を避けて本を選んでいるようなところがあります。
>ゆずちょこさんは辛そうな本から逃げずに、向かい合えるのがすごい。
>私も気になるなら、すぐ読まなくても傍に置いといて、いつかは向かい合えるようにならなくちゃ…。
>ちょっとしっとりと反省してます。

私もこれ買ってすぐに読む気になれませんでした。
なんだか覚悟が必要でした。
読もうって思えたのはごく最近です。
読書も時期があるのかもしれないですよね。
同じ本なのに読むときの気持ちによって感動したり、励まされたり、なんとも思わなかったりするし。
私は向き合うっていうよりただ何も考えてないだけです。。。
これからも「マイペース」でいきます♪


(2006年02月26日 16時17分57秒)

似てるかも。  
ゆずちょこ  さん
鳩桜さん
>夏解に似てますね。
>目が見えなくなっていく人の話なんですが。

前にドラマになってたよね?
ちょっと気になってた…

>というか「若年性アルツハイマー」なんてはじめて知りましたよ!!
>恐いですね。目が見えなくなっていくのもそうですが、記憶が無くなるっていうのも相当恐いです。

私もこの本で知ってね。アルツハイマーはただ記憶がなくなる病気だと思ってたけど、その症状の進行具合が書いてあって、すごいです!!

>こういうのって「自分って結構幸せなんだよな」とか思っちゃいますね(+_+)

うん。それもそうだし、幸せってなんだろうなぁとか思っちゃいます。人が言う幸せと自分が思う幸せはきっと同じではないし。そんなことを考えてたらますます深みにはまってっちゃいます・・・
(2006年02月26日 16時32分19秒)

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