忘れぬ 記憶...

忘れぬ 記憶...

日常生活


雨を降らせようと、真っ黒になっている雲があった。
その雲は、一つの固まりになって、遠い遠いところまで、広がっていた。

何となく眺める、バックミラーの中には、
微かに透き通る、空がある。
この広い世界の果ての、どこか遠くまで、広がっている。
この空は、途切れることなく、ずっとずっと遠くまで、広がっている。


私が見た、その雲も、この空も、次には、私の見えないところへ、行ってしまう。
みんなみんな、私の前から消えてしまう。
ほしいと思うものも、一緒にいたいと思うモノも、皆、私の元には、いてくれない。


けれど、私が見た、その雲も、この空も、遠い遠いところへ、ゆくのだから、、
きっと、それらは、遠い遠いところから、来たのだろう。
いくら、離れていても、同じものを見ているかもしれない。
場所も、心も、離れていても、同じものを見て、同じことを、思えているかもしれない。

そんなものだ。
人生なんて、全てが上手くゆくはずが、、ないのだから。


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: