きょういく行政書士日記

きょういく行政書士日記

Jun 22, 2006
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カテゴリ: 子ども・教育
 私は京都に住んでいた小学校低学年のとき、学童保育に通っていた。そのような制度には先駆的取り組んでいた京都府でも、まだ、学童保育の制度ができたばかりのころだったように記憶している。当時はまだ「共働き家庭」も少なく、「鍵っ子」(学校から帰っても家には誰もいないので自分で鍵を開けて入るため、鍵を持っているの子どものこと。)という言葉のあった。だから「学童保育にいく子は・・・。」という負い目もあった。だから、正直言って学童保育でのあまりいい記憶が残っていない。ケンカばかりしていたようだった。しかし、最後にとてもうれしい出来事があった。私が通う最後の日、指導員のお姉さんが私の手紙をくれた。「藤田君はよく喧嘩をしていたけれども、それはいじめられている子、弱い子を助けにいっての喧嘩でしたね。喧嘩はよくないことだけど、藤田君は「正義の味方」でした。」自分でも疑問に思う場面がいくつか思い出されたが、私は何よりもそうやって自分を見ていてくれた人がいることが嬉しかった。この一通の手紙が私の人生に大きな影響を与えた。子どもと接する仕事をする人はこうでなくては・・・。


 あれから約40年、学童保育はさまざまな変化をしながらも今の日本になくてはならないものになったようです。私が通った学童保育は小学校の敷地内にありました。ですから私は学童保育は各学校の敷地内にあるものという認識でした。
 本日の朝日新聞の朝刊に「学童保育」に関する記事がありました。学童保育の入所児童が過去最高の約68万人にのぼることが全国学童保育連絡協議会の調査でわかったそうです。施設数は当然増えているのですが、児童数の急増で大規模化が進み、質の確保が急務となっているそうです。児童数の増加の原因は共働き家庭の増加と近年の登下校時の子どもが巻き込まれる事件の多発だそうです。全国学童保育連絡協議会では「大規模化で家庭的な雰囲気が失われ、指導員のの目が行き届かずにけがやけんかも増えている。国は数を増やすのと同時に運営基準を作り、質的にも拡充してほしい」としているそうです。

 ここにも問題山積みのようです。帰る家庭がない子が集う学童保育、家庭的雰囲気は不可欠だと思います。それに指導員の方の力が発揮できる適正人数を考えてほしいと思いました。





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Last updated  Jun 22, 2006 02:25:33 PM
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Comments

おいかわ@ Re:今日、初のプレミアムフライデーだ~藤田教育行政書士事務所(02/24) 最近よくタモリ倶楽部空耳アワーにて拝見…
zabieru@ Re[1]:日本人頑張ってます(09/21) saruyuriさん お久しぶりです。日本人は力…
saruyuri @ Re:日本人頑張ってます(09/21) やってくれました! ジャパン、大金星です…
zabieru0725 @ Re[1]:頑張れ  櫻木選手(05/18) saruyuriさん ラグビー以外でもおつきあい…

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