きょういく行政書士日記

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Jul 2, 2006

逃げ場はなかったのか～高一生放火事件に思う～その３

(4)

カテゴリ：子ども・教育

　その２でトラックバックやコメントいただきありがとうございます。トラックバックを追っていく中でまた新たなご意見も拝見させていただきました。先週、電車の中の某女性週刊誌のつり広告にこの事件のことでしょう。「リセット症候群云々」と見出しが出ていました。「そこが核心なのだろうか。」といささか疑問に思っておりました。皆様のコメント、ブログの記事は説得力のあるものばかりでした。新聞の報道によりますと父親は長男の学校に涙ながら退学を願い出たそうです。「もう一度息子と一緒にやり直そう。」という気持ちをもっての行動でしょうか。我々が羨むような生活の中にも熾烈は競争があったようです。「勝ち組」の中の「勝ち組」「負け組」の構造でしょうか。「父親も犠牲者」そんな考えさえ浮かんできます。「競争についてこれないやつは切り捨てればいい。多少の犠牲は致し方ない。勝ち残れる者だけが必要だ。」とほんとうの犯人は思っているのではないでしょうか。
　みなさんのご意見お待ちしております。

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Last updated Jul 2, 2006 03:39:40 PM
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■コメント

リセットという言葉の重さ

たそがれ∞ さん

この事件はとても不幸であると同時に背景が複雑ですね。中でも一番のコアは父子の関係にあるように感じます。ある人がブログで、共感的にこの少年の気持ちを察した感想を書いていました。放火という歪んだメッセージは、根性論とは程遠い、疎外感・喪失感から来る「悲鳴」のようです。リセットという言葉は、彼がどこまで追い込まれていたかを如実に表す重い言葉なのだと思います。 (Jul 2, 2006 05:03:31 PM)

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暴力

tarzan777 さん

これが事実であれば、やはり少年としては耐え難いものがあったんだと、精神構造さえ狂ってしまいかねないと思わざるをえません。

ただそこで思うのは何故に父へ直接報復するのではなく、義母兄弟を巻き添えにするような放火に及んだのか？

私が今ここで何を言ったところで、憶測にしか過ぎませんので控えますが確かに言えるのは

今回の事件を「勝ち組」「負け組」に代表される今日の競争社会において、息子には何としても一人前の医者となって勝ち抜いてもらいたいという父親の強い願いが引き起こしたと捉えるならばおっしゃるように「父親も被害者」なんだという事です。

(Jul 2, 2006 11:03:59 PM)

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Re:リセットという言葉の重さ(07/02)

zabieru725 さん

たそがれ∞さん
メッセージは、根性論とは程遠い、疎外感・喪失感から来る「悲鳴」のようです。リセットという言葉は、彼がどこまで追い込まれていたかを如実に表す重い言葉なのだと思います。
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コメント、トラックバックありがとうございます。彼が発した「リセット」という言葉はおっしゃるとおりだと思います。
　私が見た女性週刊誌のつり広告の見出しを確認しましたら、「うざいものは消す　リセット症候群」というものでした。今日本屋の立ち読みで内容を確認しました。「今の子どもたちは何でも簡単にリセットすればいいと思っている。」等のものでした。

　やはり、皆さんのコメント、ブログのほうがはるかに説得力があります。 (Jul 3, 2006 06:42:18 PM)

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Re:暴力(07/02)

zabieru725 さん

tarzan777さん　　いつもご意見ありがとうございます。
＞ただそこで思うのは何故に父へ直接報復するのではなく、義母兄弟を巻き添えにするような放火に及んだのか？

それだけ父親は侵すことのできないが強大な存在だったのではないでしょうか。だから弱い義母兄弟に走ったのでは・・・・。真意はわかりません。

＞今回の事件を「勝ち組」「負け組」に代表される今日の競争社会において、息子には何としても一人前の医者となって勝ち抜いてもらいたいという父親の強い願いが引き起こしたと捉えるならばおっしゃるように「父親も被害者」なんだという事です。

いろいろな問題が重なり合っており、「これでズバリ。」という答えがない状態だと思います。多くの人がいろいろな角度で見ていき、議論していかなければならないと思います。
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(Jul 3, 2006 07:08:57 PM)

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