このページは「k.t1579の雑記帳」です

03.小泉は鳥居を越えただけ?(17.10.18)


【17.6.7】
道路公団の発注工事に公団主導の談合さえ疑われ始めている。猪瀬直樹氏は、自ら売り込んだ「道路公団改革」の成果のみを強調して、櫻井よし子氏からの批判に対して一向に再考の余地を認めないが、かえって疑念が深まってしまうのではないだろうか。同様に、小泉純一郎は確たる根拠なしに「郵政民営化」とか「靖国神社参拝」といったスローガンのみを声高に主張する。悲しいのは
スローガンに託された言葉の重みが伝わらず闇雲に自らの主張を押し通すことが正しいことである、あるいは格好の良いことである、かのような風潮をミスリードしてきたマスコミの無自覚さと無節操である。これは小泉純一郎だから
非難に値するのではない。単に「一億火の玉」とか「撃ちてし止まん」などの名文句を書き並べた戦時のコピー・ライターと平時のコピー・ライターとが、等しく均質であることの皮肉でもある。
【17.10.18】
自公合わせて衆議院の三分の二を超える「奇跡」が現実のものとなってしまい
以前に自分が書いた時点での展望が浅かったことを悔やんでいる。「内政干渉されたくない」というセリフは外交の否定である。この言葉を国会議員という立場で吐くならば議員を辞職して欲しい。外交とは妥協でもあり、その根本は相手の理解を最大限に得るところが最低限のラインである。自らの主張だからと言い放って在外邦人に危難を招くような行動を平気で実行する人間は、国を守るに値しない人物である。誰もやらないから敢行すれば良いというものではない。そんな利己的な主張は、もはや政治性を失っている。小泉は、単に鳥居を越えたのではない。ただ遺族会との間に結んだ約束を「保守」し、結果的に靖国神社を侮辱し、反面では非戦闘員を無視して、中韓の政府首脳を裏切り、選良としての義務を放棄したのだ。

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