May 29, 2005
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車を走らせて
たどり着いたのが
故郷の海。
さざなみが日常をのみこんで
連続するうねり
うその隙間をうめてくかのような
質感。
僕が海にいくようになってから
さいきんは地元にかえる機会もめっきりへって
海にはあまりいけていない。
フラストレーションのたまった体を
海風に当てて
うそのように押し寄せる現実を
波が押し戻していく。
なにもなくなった体をただそこに預けて
みるでもなく 瞳をとじるでもなく
そこにある。
今日見た映画は『みなさんさようなら』
タイトルとびじゅある からフランス映画だとおもっていたら
人は生きる意味をさがしつづけて
生きていく。
その映画の主人公はこういった。
『死ぬ意味が見つからない。』
『生きる意味』を
『死ぬ意味』を考えることがぬけていた。
死ぬとはなんだろうか。
なくなるんだろうか。
歳をとるにつれて 死への執着は強くなるらしい。
生きる意味は 生きてればみつかるはず
死ぬ意味は死んでからわかるのかもしれない。
すこし考えるのをやめよう。
静かな日常とともに。
おやすみ。
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