ころうの北海道ぬくもり温泉研究室´♪♪

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火傷治療 実体験



正直思い出したくもないが、このHPをやっていく以上欠かせない話だと思い
ん~、辛いけど書いていこうかな(~_~;)

某飲食店でわたしの疲れはピークに達していた。
人手不足での疲れ、
自分がもっと仕事的に成長しなければいけないというプレッシャー、
根本的に不向きな仕事だったと今振り返ると思う。

だって、ぬくぬくまったりと日記に付けているように、わたしは自分のペースで息抜きないとダメなんだもん。


そして、ついに、やってしまった。


つまずいて、熱湯を背中からかぶってしまった。


「ぎゃ~!!!熱い!!」

思わず着ていた服を脱ぎ(本当はダメなのに)、一緒に働いていたパートさんに水をかけてもらう。救急車を呼んでもらい、病院に運ばれた時。

見る目を疑った。さっきまで赤くなり少し皮がむけていた右腕の様子‥
赤黒くなり無数の水ぶくれになっている。

「なにこれ~!!!(@_@;)どうしよう、どうしよう!!!」

頭が錯乱し、喉が焼け付くように乾く。いくらのんでも。
背中もまったく同じ様子だと思うと涙が止まらない。助けて!!!
しかも先生からショッキングな話が。

「体全体の15%火傷していますね、20%を越えると危険だったんですよ。
状態が悪いと、体が水分不足になり、人工透析になる可能性もあります。水ぶくれに体の水分がとられるのです。
火傷の程度からすると、皮膚移植は大丈夫だと思います。
とにかく水分を取ってくださいね。」


透析!!冗談じゃない!!なんとしても腎臓は守りたい!

皮膚はまったく予想できないが。

私の体はガーゼと包帯でぐるぐる巻き。
おまけに数時間後は天地がまわるような目まいが襲ってきた。

こんなに辛かったはずなのに、患部は痛くなかった。
「痛かったでしょ~、顔でなくてほんと良かったね!」
と良く言われたが、全く痛くなかったし、顔だったら今生きていたかも定かではないですね。

一種間もすると水ぶくれの水泡はできって、清潔に治りよくするのにお風呂に入ってください。と医師に言われた。

大丈夫なんかい‥包帯やガーゼを外す。
かすべの切り身のようなズル剥けの皮膚が露出した

ゲロ吐きそうだ、気持悪い‥。

このあとが、大変。痛かった(~_~;)新しい皮膚がむきだしだからね。

退院後は、体力も弱った事もあり温泉治療に精を出した。

新しい皮膚はとても薄く、血色が真っ赤に透けて見えるほど。ただ、普通の皮膚よりはがれて新しい皮膚の出てくる周期もとても早い!風呂・温泉はさらに効果UPするので、週一回は必ず温泉に行った。

私の住んでいる旭川市(現在鷹栖町)は山に囲まれた地域。温泉場も多いのです(#^.^#)

層雲峡温泉、白金温泉、旭岳温泉、十勝岳温泉。
大体一時間半以内で行ける、山の温泉場だけでも、沢山。
釣りのついでに、海沿いの温泉も必ず行った。

あちこちいっているうち、皮膚に違いが見られるところ、皮膚にはたいして違いが見られないところ の差がかなりあることに気づいた。
特に効果があった温泉は、旭岳温泉。皮膚がかさぶた状になって、早く新しい皮膚が出てきた!
こちらの泉質は含食塩石膏泉です。カルシウム分は傷に効くし、塩分で血行も良くなるんですね (゚ー゚)っφメモメモ...

いまはリニューアルして、前と泉質も違うように思う、
増毛町岩尾温泉も酸性の成分が、余分な皮膚を取ってつるつるになりましたね~。

士別市日向温泉。ここはスキー場の下にある内湯ひとつの、
小さな温泉。建物も古いですがずばり穴場です。

明治時代から地元の方が湯治につかっていたそうです。
塩素臭があったし、循環しているお湯だと思いますが、一皮剥けてつるつるになりました。硫化水素泉という泉質は、アトピーに効果あるそうです。(調べると硫黄泉と同じ意味の泉質でした)

これが私の皮膚再生に、特に効果がはっきりしていた温泉です。

あまり、皮膚の再生には効果のなかった温泉。
単純泉と呼ばれる成分は基準より少ない温泉は、肌には変わりなし。鉄泉も温まりましたが、肌は変化無し。
光明石温泉などの、天然ではない温泉も変化無しでした。


美肌には硫黄、酸性、カルシウムが入っている温泉が良かったです
( ・∀・)!参考にしてくださいね。




ちなみに、下は皮膚移植をした子の治療例です。


病院で、私より火傷の内容が重く、皮膚移植をしたUちゃんという女の子がいた。
はつらつとして可愛い中学一年生の彼女は、自分で豆を炊いていて、ついその間に寝てしまい、火事寸前!
どうにかしなきゃ!と鍋をもちあげたら、なんと鍋の底が焼け落ち、左足首のあたりに落ちた(-_-;)勿論そこは焦げて皮膚移植になった‥という大変な出来事で入院していた。

私が出会った時はすでに移植が終わり 「バブ浴」 という治療をしていた。

「バブ浴」。名前の通り花王バブという入浴剤の錠剤を溶かした洗面器に患部を浸すという治療法である。

皮膚移植した部分の血行を良くする効果があり、他の入浴剤ではあまり効果がないそうだ。
バブといえば炭酸ガスがシュワーと出るので、これが特に血行にいいんですね。
温泉でも炭酸泉という泉質があり(北海道では下川町五味温泉など)心臓病にいいという話です。やはり体の血の循環を良くするのだと思います。

ちなみに私の治療は、患部を綺麗に洗って、少しお湯(さら湯)に入り皮膚の出を促すというものでした。
おそらくむきだしの皮膚だと温泉成分等は強すぎるのでしょうね。塩泉なんて入ったら因幡の白兎状態かな‥いたた!



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