+ザクロ型の憂鬱+冷葵:シリアス


泣いて・・・泣いて・・・            


__泣き止んだら__





笑顔のままでいよう




Жザクロ型の憂鬱+冷汰+Ж


「れーいたぁっw」

「なんだべ?」

後ろから抱き付いてくる葵が、何時もより恋しく思えるのは気のせいだろうか・・・?
何時もと変わらないはずの仕草が可愛く思えて仕方ない。

「れいたぁキスしようやぁ♪///」

「しかたないなぁー笑」

「んっ・・・・」

此れが・・・最後のキスなのか・・・?
そう思うと何故か激しくなってしまう。

「ったく朝からイチャこかんで下さーい!笑」

麗の声にふと我にかえる。

「うあっ、ごめんな葵;つい夢中になっちまって・・・」

__ついなんかじゃない。本気だ・・・

「んーっ///そんなん謝らんでええょww」

顔を赤くして喜ぶ君を見るのが辛い・・・
もぅ・・・こんな事出来ないかもしれないんだべ?
そんな顔しないでくれよ・・・

「?冷汰、元気ないね?もしかして欲求不満??笑」

「あぁーそうかもw麗、何かいい物ない?」

「あるよ☆コレw」

そう言って麗は怪しい薬をくれた。
びっくりした;ばれたのかと思った。。
欲求不満・・・麗らしい思い付きだ。笑

「な、何やのっ??麗、冷汰に何渡したん??」

「それは今夜のお楽しみw」

「えぇー嫌やぁ!今日は絶対しとうないっ!;」

「それは俺が決める事だべ?笑」


はぁ、最後の夜・・・断られちゃった。。
最愛の人と過ごす、最後の夜なのに・・・

「れいたぁ~・・・今日は本当に嫌やぁ・・・涙」

「仕方ないなぁ・・・」

「ありがとなっ冷汰vV」

「んー・・・・」

「ぁ、今日はもぅ帰るわw見たいテレビがあんねん♪」

「俺よりテレビかよっ!!」

「ごめんなぁ;じゃあまた明日w」

「あぁ・・・またなっ」


「・・・俺が生きてたらな・・・・・」

聞こえたのか・・・?
葵は小走りで去っていった。
まぁ、聞こえなかった方がいいのかもな・・・


⇒つづく






© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: