星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

PR

プロフィール

星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2021.06.17
XML
 「八咫烏(ヤタガラス)」は「古事記」の中では「イワレビコ(伝説上の初代神武天皇)」が東征の際に熊野で道案内をした鳥となっています。

一方「日本書紀」では東征中の戦いの中でイワレビコが手にした弓の先端に止まった「 金色の鵄(とび)又は 金鵄(きんし)」 がまばゆい光を発し、敵の目をくらませてイワレビコを勝利に導いた鳥が登場し、この 鵄がヤタガラスとされています。

咫」は長さの単位で約18㎝、「 八咫」で144㎝となり、単純に鳥としては大きいということを伝えたかっただけと考えられているようです。

 「
​鵄」は現在は一般的には「鳶」と表記されますが「タカ科」で、「烏」は「カラス科」なので果たしてどちらなのかなぁと疑問が残ります。

  そしてこの「神話の世界」の伝説上の鳥は明治から昭和初期の功績を挙げた軍人に贈られる「金鵄勲章(きんしくんしょう)」で蘇っていました。

 さらに現代ではヤタガラスは「サッカー日本代表のシンボルマーク」に採用されていると「あらすじとイラストでわかる古事記・日本書紀」の中で説明がありました。



 サッカーボールを捉える一本目の足が何とも愛らしく「日本人の勇気を奮い立たせる」というメッセージを発信しているそうです。サッカーファンであれば周知のことで今更観があると思うのですが、私は初めて知って神話の世界が引き継がれていることに何だか嬉しい気持ちにもなっています。「チコちゃん」には「えぇっ、本当に知らなかったの?ボーっと~。」と叱られてしまいそうですが・・

『追記』2023年3月27日
昨日のNHK「のど自慢」が「熊野本宮大社」のある和歌山県田辺市で、ヤタガラスを祀っているこの神社にサッカーの日本代表選手が必勝祈願をしている映像が流れ、しばし「神話の世界」を体験しました。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023.03.27 14:21:17
コメントを書く
[読書 「古事記・日本書紀」「ギリシャ神話」「昭和史」等々。] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: