星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2022.09.17
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​ 昨日のNHK「チコちゃんに叱られる」の2問目は「何故シンデレラの靴はガラス?」でした。


「シンデレラ」               ​ 「赤ずきんちゃん」​
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 何故だろうと考えながら見ていると、以前に日記に書いたフランスの童話作家「シャルル・
ペロー(1628-1703)」の名前が出て来てすぐロゼワインの事を思い出しました。

 下記はラベルに赤ずきんちゃんの絵があって何故だろうと調べて書いたに日記です。

 ワイン名の「Petit Chaperon Rouge」は「小さい赤頭巾」の意味で、19世紀前半にグリム兄弟によって続きが書かれる100年くらい前のフランスルイ14世の時代に「シャルル・ペロー」がフランスに古くから伝わる民話を貴族の娘たちに向けて語り直した物語でした。 シャルル・ペローのお話は赤頭巾ちゃんが狼に食べられるところで終わっています。どうも貴族の娘達に「男(狼)には気を付けて」の教訓が含まれていたようです。

 このロゼワインの産地であるフランスの
「Pic Saint-Loup(ピクサン・ルー)」地区のLoup(ルー)」がフランス語で狼の意味から赤頭巾ちゃんをラベルに使ったのだと思います。そして「ガラスの靴」で有名な「シンデレラ」にもシャルル・ペローが出てきました。

 シンデレラの基となる民話は古くは紀元前5世紀の古代エジプトの「ロトピスの靴」に遡るらしく、水浴びをしていた美しい娘の片方の靴(毛皮の靴?)を鷲が持ち去り、王様の足元に落としたことから娘探しが始まりハッピーエンドになります。この話はイタリア(木の靴)やドイツ(金の靴)にも伝わり、フランスではシャルル・ペローによってガラスの靴がシンデレラストーリーのアイテムになりました。

 「チコちゃん~」の番組ではシャルル・ペローが翻訳する際に当時フランスの貴族女性の象徴であった「銀リスの毛皮」の意味の「Vair(ベール)」を間違って「ガラス」の「verre(ベール)」と訳したことでガラスの靴になったと説明しています。ただ宮廷に仕えベルサイユ宮殿内の素晴らしいガラス装飾品を見ているシャルル・ペローが敢えてその華やかさからガラスにしたのではという説もあったようです。

 それを覆したのがフランスの文豪「バルザック(1799-1850)」で「単純に聞き間違え」と言ってしまったためこの説が有力になっているということでした。

 ガラスの靴って確かに歩きにくいだろうなぁと思いながら「何故ガラス?」と考えたこともなく、昨日は正解が出る前にもしかして中国の「纏足?」まで考えてしまいましたが💦毛皮の靴よりガラスの靴の方が確かにシンデレラストーリーをもっと華やかにしてくれる感があります。

 因みに日本版シンデレラは「坪内逍遥」が書いた「おしん物語」で落としたのは靴ではなく扇子ということでした。「所変われば品変わる」です。






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最終更新日  2022.09.26 10:48:52
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