星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2023.09.15
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 国連の機関「ICOMOS(イコモス)」が「神宮外苑再開発」に対して今月7日に「計画撤回要請」を出していた事を今朝の「週刊現代 2023年9月23日号」ネット版の抜粋を見て知りました。

 「イコモス」は初めて聞きましたがユネスコの諮問機関で1965年に発足したNGO法人で法的拘束力は無いものの「人類の遺跡や建造物の保存を目的」とした機関だそうで、翌日8日の定例記者会見で小池都知事はこの要請に対して「アセスメント(環境影響評価)は条例・答申に従って適切に行われている」と反論したものの「週刊現代」の記事には最近の再開発反対の盛り上がりが強まる中、法的拘束力は無くてもこの要請は無視できない状況になっているとあります。



 無視できない理由の1つとして要請の中に再開発に関して「日本政府が介入すべき」という文言があるためとあります。
小池都知事としてはあくまでも東京都の問題として解決したかったのが、 特に ジャニーズの性加害問題以降「 国連に目を付けられるとまずい」という認識が政界の中に強まり、実際にイコモスの要請の後、西村環境相は「都市緑地は生物が生息し住民が自然と触れ合う場所として重要だ」と指摘する発言を 始めています。

 週刊現代の中の記事に樹木伐採の詳細について下記のように書かれていました。
『再開発に伴い、800本以上の樹木を植樹する一方で、樹齢100年を超える樹木を含め700本以上が伐採予定だ』何故貴重な樹木が伐採される運命になるのか確かに疑問を感じます。そして樹木の大量伐採はシンボルであり残される銀杏並木への悪影響も懸念されているようです。

 再開発を主導し3400億円以上の総事業費を投じる三井不動産は小池都知事以上に慌てていると記事にありますが、再開発事業は2015年に東京都が公表し、それから8年経った今になってこんな大きな問題になっているのは元々都民や神宮外苑を守りたいと思って最初から反対の声を挙げていた人達の声に真摯に耳を傾けてこなかった事、何となく「お上の言う事には逆らえない」という悪しき風習が長く受け継がれているせいかとも思います。国連機関云々ではなく日本人が納得できる形で今後の事を分かりやすく示してくれる事を切に願います。





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最終更新日  2023.09.15 12:09:26
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