白いひつじ日記               ~キャリアカウンセラー”ひつじ”の    揺れるココロ~

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外へ・・


「やめとけよ。」

とバッタが言った。

「ここにも花は咲いてるだろ。」

「それに、ひつじは『柵の中にいるもの』なんだよ。」

「外で、こわい犬に追いかけられたらどうするの。」

「怪我して戻ってくることになるよ。」


・・そうだね、たしかに、ここに不満はなかったよ。

でもね、でもね、

ちょっとだけ、あの花も見てみたいんだ。

・・・もっとちかくで。



迷う気持ちが少しあった。

無理しないで、このままここにいようかと思った。

だけど、ちょっとずつ沸き上がってきた気持ちは

どんどん大きくなってしまった。

「やっぱりあの花を見たい、ちかくで」



ひつじは決めた。

「・・ぼく、行くよ。」

そう言って、柵を乗り越えた。



花を目指して、ひつじは歩いた。

思ったよりも、遠かった。

泥んこ道もあった。

帰りたいような気持ちに何度もなった。

でも、花は少しずつちかづいてきていた。

だからひつじは、戻らなかった。



やっと、花のところにたどり着いた。

花は、やっぱりとてもきれいだった。

柵の中から見たよりも、もっときれいだった。

「こんな花があるんだ・・」

ひつじは驚き、そしてなんともい言えない嬉しさが沸いてきた。

「こんな花を見られて良かった・・」



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