「非常に吉なこと。この上ない善祥」(広辞苑第四版)
つまり吉より大きな運があってしかるべきもの。
当然、大きな幸せが得られるはずである。
………おかしい、何でだろう?大吉なのに、である。
今年もあと2週間をきったのだ。
皆さんいかがお過ごし?
毎年、大晦日を迎える頃になると思い出すことがある。
ってことは、かれこれもう10回も思い出してることになる。
そう……10年前の……若かりし日の大晦日……
悪友のマーくんと一緒に高尾山へ行った時の話。
二人とも彼女もいなけりゃ、遊んでくれる女の子もいやしない。
つまり
「野郎ふたりだけの大晦日大会」
寒いではないか。
場所は、東京の奥にある高尾山。
今でこそ、その近くに住んでいるが、
当時千葉に住んでいたオイラ達には、約3時間の小旅行。
それも野郎ふたりでである。
まぁ百歩譲って大晦日だからよしとしよう。
高尾山へ行って、酒飲んで、初日の出見て、帰る、
というプラン。
やはり野郎ふたりでである。
せっかくの年越しも面白さも半減だ!
やはり女の子が居た方が楽しいに決まっている。
さらに、山と言うからには、登らなきゃいけない。
登場アイテム「ゴンドラ」。
大人数で乗るゴンドラではない。
2人で乗る「ゴンドラ」。
ペアシートの「ゴンドラ」。
しかも野郎ふたりでである。
たまらない。
女の子じゃないよ、野郎だよ!ヤロウ!
しかもゴンドラだよ。2シートだよ。
「あぁ~夜景がきれいだねぇ、チュッ!」
なんてやりたくても
できない。
隣にいるのはヤロウだ。
しかも実家から歩いて30秒のところに住んでいやがる、
小学校から高校まで何故か一緒の
馬鹿が付く野郎だ。
夜景を見つつ、ゴンドラは進む。
オイラ「あぁきれいじゃん」
マーくん「うん」
マーくん「あそこ、どの辺かな」
オイラ「あぁどこだろうねぇ」
話が持たない。
ロマンチックな場面になればなるほど、
愛や下心がないと辛い。
学びましたね、ハイ。
とまぁ、くだらんハナシをしていると頂上付近に到着。
お店がやっているので酒をグビグビ。
酒が入れば男同士でもいい! だろう。
ということで、もうすっかりご機嫌ちゃん。
だって初日の出が見えるまでだからね、4~5時間は飲めるわけで…。
すると
マーくん「おぉ、おみくじひいて無いじゃん」
オイラ「そうだなぁ。ひきに行く?」
ということでおみくじ引きへGO!
結果
マーくん
吉
(ガハハ!つまらん奴め!)
オイラ
大吉
これがオイラとお前の差だよ、フフフ
今までは吉と凶の連発だったおみくじ履歴。
大吉をひいた喜びはそりゃぁねぇ!
優越感にどっぷり浸った後、
さらにお酒を飲んで、さらにご機嫌ちゃん。
初日の出を拝んだ後は、
電車に乗って千葉に帰るだけ。
電車の中はすいているため、1車両貸し切り状態。
もう爆睡
千葉駅の駐輪場で年を越してもらった、
愛車(原チャリ)「アキヤンGO」の元へ。
ん?
ん?ん?
何かが違う。
ん?ん?ん?
よ~く見てみる、
原チャリのフロントカバーがない!
つまり
オイラの愛車 「機械こんにちは」状態
正確に言うと…
裸
機械丸見え
あれぇ~酔ったかなぁ。
かなり飲んだからなぁ。
もう一度見てみる。
あるわけが無い
しかし
2歩あるいたところに、
原チャリカバー「こんにちは」
「私剥がされちゃいました」状態で放置プレイ。
オイ!やった奴!誰じゃぁ!
で怒りMAX!
マーくん爆笑!
だってマーくんの原チャリ
かすり傷ひとつ無し!
あいつは 吉
で、
オイラは 大吉
。
これって一体?
マーくん
「なぁ~にが大吉じゃぁ!大凶じゃろう!そりゃ!ガハハ!」
大吉が大凶に変わった瞬間。
これは一生忘れない。
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