しいちゃん誕生まで
しいちゃんが産まれたら、好きな事出来ないと
毎日、何か作ってた。
しいちゃんのベビー服
スタイ
ぬいぐるみ
とにかく作りまくった。
同じ姿勢で、しかもお腹に負担をかけたのか
散歩してて、お腹がギュっと痛んだのに無理して歩いたせいか
数日後、出血・・・。
即入院。
切迫早産で１ヶ月間、点滴とつながられていました。
ひたすら、安静。
私の入院した産科には、助産師さんがたくさんおりました。
いろんな話を聞かせてくれました。
37週になったところでめでたく退院。
お風呂入れるぅ、うれしい！
そして、1週間ほど経ってから
にぶい生理痛のような痛み。
1日痛かったから夜、病院へ。
助産師さん『その顔なら、まだだね。』笑顔だった私。
まだみたいだから、家に一度帰った方がいいね。と言われ
『また、来るね！』と帰宅。
24時間後、ほんとに痛くなってもう、笑顔じゃなかった。
23時、陣痛室。
（産まれるの）明日の昼頃だな。と言われ
ﾀﾞｰﾘﾝを家に帰す。
『明日の朝、早く来てね！』
隣のベットの妊婦さんの旦那さんも車に寝に行った。
10分後、隣の妊婦さんお産が進んじゃって1時間後には出産。
車にいる旦那さんとは連絡とれず・・・。
（携帯はまだ、そんなに普及してなかった頃）
私、ちょっと不安。ﾀﾞｰﾘﾝが来るまで待てるかな？
隣に別の妊婦さんが来た。
ここの産婦人科の先生が来てる。
私も、診察するのかなぁって待ってると来ない。
ずーっと、隣のベットに付き切り！？
どーやら、先生の奥さんのようだ。
この先生の奥さんも3ヶ月くらい切迫で入院してた。
噂は聞いていた。
退院したその日に陣痛が来たって、後で話をしてくれた。
私、孤独に陣痛と闘っていた。
ダーリン帰さなきゃ良かった。
誰かに、腰をさすって欲しい！！
陣痛と陣痛の痛みの無い数分間、寝たりしてた私。
夜が明け、ﾀﾞｰﾘﾝやって来た。
ひと安心。
ﾀﾞｰﾘﾝ『昨日の夜とは別人のようだな？』（疲れてるって事？）
はーはー言ってる私。
朝食出されたけど、とてもじゃない食べられない！
間もなく、分娩台へ移動。
助産師さん『8時30分になったら産もうか？（料金安くなるよ！）』
しばらく、いきみたいのを我慢。
もう、ぷるぷる！
産みたい！！
助産師さん達、慌ただしくなった。
私『8時半になったんですか？』
助産師さん『なったわよ。あら、余裕ね！？』
いよいよ、産むことに！
２、３回いきんだら、産まれそうな感じの陣痛。
体の右半分がしびれた感じになった。
私『この、しびれなんですか？』
助産師さん『呼吸ね。吸ってばかりで吐いてないのね。いっぱい、吸ったらいっぱい吐かないと！』
そっか、吐くの足りなかったんだ。
助産師さん『また、陣痛が来たらいきんでね！』
切迫早産入院中、お腹が張って来る感じは、いやと言うほど判っていた。
私『陣痛、そろそろ来ますよぉ』
助産師さん、笑ってる。
しいちゃん、誕生！
女の子だぁ！嬉しい！
ほっぺた、ぷくっとしてる！
ﾀﾞｰﾘﾝそっくり！！
笑っちゃう。
そして、ﾀﾞｰﾘﾝを筆頭に私の身内は、誰一人カメラを持参してなかった・・・。
悲しすぎ！
しいちゃんの誕生の写真、ありません・・・。
しいちゃん、こんな両親を許してね・・・。
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