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ローレンス・ブロック2冊目ですまた泥棒シリーズとなってしまいました解説によると、「八百万の死にざま」のマット・スカダーとこちらのバーニィとは表裏一体、明と暗らしいですなかなかマット・スカダーにめぐり逢えないのは残念ですが、バーニィ・シリーズも軽快でコミカルで私は結構好きです泥棒に入るとなぜだか別のトラブルに巻き込まれてしまうバーニィ、今回もやってもいない濡れ衣を着せられたり侵入宅に死体があったりと散々な滑り出しでした野球カードのことは良く知りませんでしたが、読むに当たっては何の不都合もなく楽しめました泥棒なのに、最後は探偵役になるバーニィ、うまいこと説明して乗り切ったなと思わせられました脇を固める人々も、特色があって面白い!次も楽しみです
2007.07.30
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モラタメで、デリー・プレミアムレシピ応募しましたまたhamutanさんの日記で教えていただきましたああおいしそう!夏の暑さでちょっとへばり気味のところに、ぴりっと辛いカレー...いいですよね!カレーは週に4日食べたこともあるくらい、凄く好きです食べたいです~~~!
2007.07.27
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小説で、自分でリメイクってよくあるんでしょうか私は初めてめぐり逢いました「とかげ」をよしもとばななさん本人がリメイクした「ひとかげ」ですかつての「とかげ」も収録されていて、それぞれ読み始めたら一気に読んでしまいましたそれぞれぐぐっと来ながら読みましたそして、両方を比べながらまた読みましたお話は細かい点を除いてほとんど同じで、「ひとかげ」では背景というか主人公達の心情が描写されているところが少し追加されていましたしかしそれはとても自然に行われていて、無理矢理感が何もなく、元からこうありたかったのではと思うくらいでしたでも、読後の印象は2作品でかなり違ったように思いますどちらにも心を打たれましたが、「とかげ」の方がストレートにがつんと来てショックを受けたまま終わった...という感じがしました「ひとかげ」は哀しいながらもこれから主人公達がゆっくりと再生していけるのでは、と思わせられるような優しい希望が描けるような気がしました私はどちらも好きですが、どっちか!と言われたら...「ひとかげ」がいいかなふたりにはこれからゆっくりでもしあわせになっていってほしい、と思います
2007.07.26
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セレブ雑誌の記者、萌と宝塚娘役の千花を主人公にしたお話普段垣間見ることのないきらびやかな世界、でもそこをホームグラウンドにする人たちには当然きらびやかでない側面もたくさんあって...、そうしたことを彼女達の視点で見ていけることはとても興味深かったですそして、世界はゴージャスながらも、二人の恋とその行方の根本は、普通の人と変わらないんだなあということも、なんだか納得させられましたパーツパーツはもちろん自分の感覚とはかなり違う、例えば行くお店とか恋人と逢う為の準備でのお金のかけ方とか、そうしたものは「うをっ」という感じがあるのですが、恋をした女性の動きや、男性の反応の仕方、年齢を重ねていくことに対するシビアさとかは、そんなに違うものではないのかな...と思わせられました女性として見ると、二人の恋の相手は「そんな奴につかまっちゃだめだ!」って感じの相手でしたでも心の動きそのものは、かなり共感...一つ山を越えて、これから彼女達はどうなっていくのか?先を想像するのもちょっと興味深いです
2007.07.24
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モラタメで、CookDo飯店炒飯応募しました8/20発売の新商品のようですなんだかモラタメの記事続きです(^^;今回も事前に食べたいシーンをコメントするようにとのこと読んでいるだけでおいしそう!ふっくらパラパラの炒飯...焦がし醤油にねぎ油...いいですよね!暑い夏の一日にぴったり♪あたりたいです~~~!
2007.07.23
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モラタメで、1日分の緑黄色野菜スープ応募しました8/20発売の新商品のようです今回は事前に食べたいシーンをコメントするようにとのことパッケージ見ているだけでぜひ食べたい!という感じですかぼちゃとトマトの2種類あるようなのですが、どちらもおいしそう...体にもすごく良さそう!食事の最後の方で、温かいスープを飲んでほーっとするのが好きなので、ぜひともあたりたいものです
2007.07.19
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読みました...このボリュームをこの期間で読むとは、私としては珍しいことです堪能しました...泣きました...やはり私にとって宮部みゆきさんは外れなしです今回のお話は江戸でなく、讃岐「丸海藩」という架空の藩を舞台にした時代物でしたいつもながら、登場人物がみなとても魅力的で、世界に引き込まれてしまいます主人公は少女「ほう」江戸で不遇の身に生まれ育ち、「阿呆のほう」との由来で名付けられた少女です厄介払いで金比羅参りに行かされたところを、道中でお金も取られて置き去りにされてしまう...それが丸海の地だった、というところから始まっていきますこのほうが、なんというか、あまりに素直で純真、まっすぐで心を打たれますほうの面倒を見ているお医者一家はもちろん、怖い役人達や、丸海藩が抱える幕府の罪人も、ほうには心をほぐされ、開いていくのですが、それがまたこちらの心を揺さぶります時代の中で、やむを得ないのでしょうが、様々な奸計や思惑、それらをまたはっきりと示さないやり方、身分の差...そういったものが渦を巻くように蠢いているところで、ほうだけは汚れのない珠のように、ひときわ輝いてみえましたクライマックスは泣きまくり...本当にすばらしい一編でした
2007.07.16
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大好きな江國香織さんの一冊「骨ごと溶けるような恋」をして、ずっとそのひとを待ち続ける母、そんなママを見つめながら、一緒に引越を繰り返しながら成長する娘二人の視点それぞれから綴られる、二人の毎日の時間...静かに光っているような様々な場所の景色、風の匂い、チョコレートやコーヒー自分も都度母・葉子や娘・草子の視点になりつつ、いろいろな街をたゆたっているような気持ちになりましたはじめはひとときでかつ永遠の恋をずっと大切に抱きしめている葉子にぐっと心を近づけて読んでいるように思ったのですが、幼かった草子が中学生、高校生と成長していくにつれ、自分までもが成長して葉子から乖離していくような気持ちになっていきました葉子の世界から飛び出していこうとする草子を止めることはできない葉子を葉子の世界から引っ張り出すこともまたできない過去の大きすぎる恋、娘の葛藤、母の孤独、そうした哀しみが、江國さんの美しい言葉で淡々と綴られていて、ああ堪能!の一冊でした
2007.07.09
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「真昼の花」、「地上八階の海」の二編が収められた一冊です読みました...なんだか淋しく苦しかった「真昼の花」はアジアの国をあてもなく旅している女性、「地上八階の海」は電話番を仕事としている女性が主人公でしたどちらも、すっとした結末とか納得いく展開とかそういった感じではなく、行き詰まりのような道を淡々と歩み進めていく、そういうような印象を持ちましたただ、それなのに、まったく異質な主人公として読むことはできず妙な親近感というか生身の感じというか、そういった隣の女性、あるいは自分の中の一部というような感じを受けてしまって、塞がれたような景色の中をじいっと歩いていく、ついうっかり自分も一緒に歩いているような、そんな苦しい感じがずっとしていました...
2007.07.02
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