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「強盗殺人罪の兄を持つ弟の人生」、まさに予想通り重い小説でした...テーマはわかっていたので、重いのは承知のはずだったのですが、果たして主人公・直貴はどこへ辿り着くのか...彼には人並みの幸せは訪れないのか...心の平安はどうしたら得られるのか...淡々と進んでいくストーリーが、却ってまざまざと現実感を伴って心の中に侵食してくるのです物凄くドラマティックだったり、涙を誘うような展開だったり、そうした「お話」っぽい感じがないことが余計に、まるでじいっと現実を撮影し続けていて、それを自分が追いかけて見ているかのような...そんな気持ちにさせられましたそして単に、「この後どうなっていくのか」ではなく、自分だったらどうするだろう?自分が直貴の立場だったら?自分が直貴と関わる立場だったら?ページをめくるたびに、とてもすぐには答えが出ないような、重い問いを投げかけ続けていました読み終えて、涙が出てしまいましたしかし読み終えてなお、問いかけられ続けている、そんな思いがずっと続いています
2007.11.22
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ヘティ・ヴァン・デ・リート 、フランス・X.プローイュ『赤ちゃんの言いたいことがわかる本』月齢2ヶ月まで読みましたまだ読みかけです『0歳児の心の秘密がわかる本...赤ちゃんて、どうして泣きやんでくれないの?』の改題で、世界で45万部以上愛読されている本だそうです私も先輩ママのお奨めで買いましたお腹もお尻もOKなはずなのに、こうしてずっと抱っこしているのに、どうして泣いたままなのか...怪獣のように絶叫し続けて、自分の何かがまずいのか...抱っこもなじんでちょっと慣れたかな、と思うとまた大泣きの毎日に、へこんだり、落ち込んだりみんなそういうものと思っても、やっぱり自分もそんな風に思っていましたこの本には、赤ちゃんが泣いている時期にはどんなことが起こっているのか、25年のフィールドワークを元にじっくりと説明されています泣く、こと自体が収まるわけではないけれど、赤ちゃんの中で今何が起きているのか、今泣いているのは次にこんな成長を遂げるためのステップなんだ、そう思うと元気が出てきますほんの数日か数週間先、見せてくれるだろう笑顔や仕草を楽しみにがんばれますオススメです!
2007.11.07
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昨日ふと、授乳後のげっぷをさせている時に「あっ大きくなった!」と感じました以前は、体中真っ赤にしてうずくまったような姿が、酔っ払った小猿のようだと思っていました背中を叩く手のひらで頭以外すっぽり隠れてしまうような後姿でしたでも気が付くと、まだまだ頭はぐらぐらしているけどしっかりとした背中手でとんとん叩いていても、腰やおしりがはみ出すようになって、おお、子供だ、もう小猿じゃないんだとびっくりしてしまいましたぶら下がったおもちゃにもちょっとは興味が出てきたようです今はまだ、自分の手も「自分のものだ」とはわかっていないみたいでぶんぶん振り回した手に偶然おもちゃがあたるか、思い切り自分の頭にぶつけるか、そんなお茶目な感じだけど、だんだん分かっていくのでしょう毎日毎日ゆるやかに大きくなっているんだろうなずっと一緒にいると振り返るまで気が付かないけど...先輩ママから、「1日1日は長いけど、なぜか1ヶ月はあっという間に過ぎていく」と聞かされていましたが、本当にそんな気分です本当に、あっという間なんだろうなお祝いの言葉で、「子供は3歳までに親孝行を完了する」と聞きました大変だけど、こんな風に一緒にいられる時間は今だけなんだろう男の子だし...そう思うと、大きくなってほしいけどもったいない気持ちです元気に健やかに、ゆっくり大きくなっておくれ
2007.11.01
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