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May 10, 2015

テンプレート式でプロット創作

テーマ：小説書きさん！！(605)

カテゴリ：小説

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テンプレート式で試しに書いてみる。
プロット作成に役立ちそうだ。

また、このテンプレート自体をオリジナルで作成していけば、スキルアップに繋がるのではと思った。
二つのテンプレートと自作を紹介しますね。

□テンプレート（葛藤１）

本当なら○○したい。しかし、それはできない。
なぜなら○○だからだ。

時間が刻々とすぎていく。私はどうすればいいんだ。

（主人公の心情描写）

周囲が騒ぎ始めた。○○
（周囲の様子）

私は決めた。○○
（最終的にどうなったか？）

このテンプレートをベースに書いてみる。

『恋人』（葛藤１より）

佐野勇次は思い悩んでいた。

本当なら恋人の緋村未来と交際を続けたいし、結婚も考えていた。

なぜなら未来は血の繋がった妹だからだ。

未来は、勇次の父、佐野虎輔が愛人、恵美に生ませた子だったのだ。
彼女はそのことをまだ知らない。自分の父親は病気で死亡したとしか聞いていないらしい。
まさか、まだ生きていて、交際している恋人の父親がそうだとは考えもしないだろう。

彼女は急に、よそよそしくなった勇次に驚いている。

どう接していいか、勇次はわからず、また運命を呪った。

話を姉の小夜子から聞いたのは三ヶ月前のことだった。
「緋村未来は腹違いの妹なのよ。あんた、そんな女と結婚するつもりなの？」

時間が刻々とすぎていく。勇次は未来に本当の事もいえず、毎日苦しんだ。

周囲が騒ぎ始めた。
ある日、理由を知らない未来の弟、敦夫が怒って、勇次に殴りかかった。
「貧乏人の娘だからって馬鹿にするな！　姉ちゃんのほかに女ができたのか！」

勇次は決めた。
未来たちに本当のことを告げることにした。
「未来、そして、敦夫君。僕達は腹違いの兄弟なんだ。父親が同じなんだ」
呆然となり、座り込む未来。

だが、その時だった。勇次の母、慶子がドアをあけて入ってきて、
「あなたたちは、兄妹じゃないの。あなたは虎輔の子でないから」
そう告げたのだった。

（完）

『クリスマス・イブ』（葛藤1より）

本当なら同僚の明日香に「好きだ」と告白したい。しかし、それはできない。
なぜなら、明日香には恋人の拓也がいるからだ。
しかし、拓也は明日香に隠れて、何人もの女と遊んでいるのを僕は知っていた。
明日香が心底、拓也の事を好きなことはわかっている。
本当のことを知ったら、どんなに彼女が傷つくことだろう。

時間が刻々とすぎていく。僕はどうすればいいんだ。
クリスマスイブの夜、拓也は明日香にプロポーズするらしいのだ。
僕は身悶えするような気持ちで毎日を過ごしていた。

周囲が騒ぎ始めた。得意先会社の御曹司でもある拓也が、
明日香と結婚後に二人が住むための豪邸を計画しているらしい。
会社内ではその話で持ちきりだった。
「拓也さんの家、金持ちだからなあ」
「本人もエリートで将来安泰だ、明日香、幸せだね」
「玉の輿だよね。うらやましい」

僕は決めた。
拓也を呼び出し、「明日香を泣かせるようなことはするな」といった。
「おまえには何も関係ないだろう。おまえは明日香の何なのだ？」
拓也は、僕にそういって唾は吐きかけた。

カッときた僕は拓也を殴りつけた。
騒ぎを聞きつけた警官に僕は拘束される。
翌日から、僕は暴行事件を起こしたということで長期の謹慎処分になった。

そして、クリスマスイブの日。
ひとり部屋でぼんやりしていた時、信じられないメールが届いた。
明日香からだった。
なんと、拓也のプロポーズを断ったというのだ。

そして文面の最後に、
『メリー・クリスマス　Ｆｏｒ　ＹＯＵ』とあった。
（完）

これって、それぞれ１５分で創作できました。
書きやすく、作成したものも、曲りなりにも起承転結になっています。
プロット作り役立ちそうです。

私のような初級者は、繰り返し創作練習をしていけば、スキルアップになるのではないか？
いうのが感想です。

良かったら試してみてはいかですか？

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