PR○MiSE..

キャッチボール


君は僕のななめ前 咳をしながら苦しそうに笑った
赤く錆びた鉄棒 造りかけの砂のダム
君は僕の後ろから
ゴムのボールを日の沈んだ空に高く投げた
「とれるわけないだろう!」呆れながらも慌てて追う
「とれなくてもいい」と君は微笑んでた
夕焼けが終わってもキャッチボールは続いてた
君はちょっと飽きた顔
思い付いた顔
コントロール無視のカーブ投げた
「とれるわけないだろう!」呆れながらも必死でとる
「とれないと思った」と君は驚いてた
カーブの様な愚痴
消える魔球の様な優しさ
君のボールはいつも届かない所へ飛んでいく
君はボールを何度も僕に投げた
とれるわけない球も呆れながらも必死で追う
「とれなくてもいい」と微笑んで欲しくない
今まで見逃した優しさや愚痴やいろいろ
必死で追う
キャッチボールは続いていく いつまでも続いていく
上手くなって距離を置く 
心は近付いていく
君の声は遠くなり
君のコエが近くなる
カーブの様なグチ
消える魔球の様な優しさ

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: