ー試合ー

020216

　　　＝試合＝
こんな風にあなたともう過ごす事はないでしょう　いつも輝いていて　誰よりも努力していて頑張り屋な人だった　きっとあなたのあのときの姿は　いつまでも私の心の中で生きている　試合で負けた時　本当は側にいてあげたかった　かけてあげる言葉なんてわからないけど　ただ側にいたかった　だけどそれは出来なかった　私はただそんなあなたを遠くから見ているだけ　どうすることも出来ない自分が情けなくって　恥ずかしいと思った
勝った時　誰より先に｢おめでとう、お疲れ様」って言いたかった　一番じゃなくても言いたかった言葉　素直になれず言う事が出来なかった　誰よりもあなただけをみて　応援してた　応援だって一生懸命したよ　少しでも私のこと振り向いてくれるように・・・

あなたの彼女になれたら　すごく幸せでしょう　自信を持ってすべて行動できるのに・・・　こんな事もう何度も何度も思っていた　存在ってすごく大切なものだと気付いた　あなたにとって私は　どんな存在であるの？

あと一度だけ試合がある　その時の時間も短く感じてしまうのだろう　そしてすべて過去になる　今さっきのこともすべて　いっそのこと時間が止まればいい　そうすればずっとあなたの近くにいられるのに　私にとってあなたは過去の人にいつなるのだろう？　あなたにとって私の存在は　どうでもよくても　私にとっては　かけがえのない人であり　何よりも大切な人だから　｢そんなに好きなら3回目の告白、最後だしすれば？」なんて友達は言う　でもいくら最後でも伝えない　本当は怖いって言うのもあるけど　このままでいいから　全然喋れなくても　それでいい　私の好きはあなたにとってどれだけ迷惑なものなのか　わかるから　伝える事は出来ないと思ってた

｢好き」だなんて　もうわかりきってることだし　言う必要ないと思ってた　だけど違った　最後だから･わかりきってることだから伝えるんだって　私にあなたをつかまえることは出来ないでしょう　近いようで　ものすごく遠い人だから

　　　♪最後の試合♪
もう一度あなたと出会った頃に戻りたい　まさかあなたを好きになるなんて思ってなかったから　だけどきっと私の心の中にいたのでしょう　あなたとこんなに近くで共通の事をするのは　今日で終わり・・　電車に乗り　最後の日が始まろうとしている　相変わらず私とあなたの距離は遠い　友達と話しているときのあなたは　笑顔ばっかりで　そんなところが私を引き込ませるのだろう
会場についたあなたは　さっそく練習をはじめる　毎日当たり前のように見てきたものなのに　なぜか切なくなってる自分　いつも横顔ばかりしかみる事が出来ずにいた　あなたと正面から向き合うことが　何よりも難しいものだったから

そして始まる　あなたが勝負をする瞬間　「がんばれ！」って言おうと思った　だけど怖くて不安で結局言えなかった　そんな私を無視して時間は進む　言葉では　言わなかったけど　ずっと心の中で応援してたんだよ　伝わったかなぁ　つぎつぎに勝ち進むあなたを遠くで見守っていた　心の中で何度も何度も勝てますようにって　強く祈ったはずなのに・・・　効かなかったよ・・・　負けて悔しそうに帰ってくるあなたに　何も声をかけることが出来なかった

終わろうとする　あなたとこうしていられる時間　長いようで短いもの　きっと時間が長いか短いかなんて誰にもわからないだろう　わかるはずない・・・　あんなに元気なあなたがいつまでも下向いてる　こんな時私はどうして何もしてあげられないのだろう　帰りの電車にのるため駅まで　急ぎ足で歩くあなたの後姿を見ながら　どんなに急いで歩いても　あなたに追いつく事が出来なかった　まるで本当の私とあなたの距離のようだった　余計つらくなった　この道も　この電車も　もうこうしてあなたとは出来ないと思うと　少し心が痛む　帰りの電車で見えた風景　きっと・・・絶対忘れないだろう・・・

何回もここへは来た　その時のこと今でも覚えてる　その中でも一番覚えているのが　夕陽に当たりながらあの道を通った事　そのとき夕陽があなたを今までで一番かっこよく見せてくれた　そのあなたが忘れられない　本当にいろいろあったなぁ～と思う　失敗しちゃった事・やりのこしたこと・嬉しかった事・たくさんある　だけど全部良い思い出になった　忘れたい出来事もあるけど　それも今は宝物　結局言えなかったけど　

「ありがとう・・・そしてず～～っと大好きでした・・・」

★この詩は、私が今まで生きてきた中で一番好きだった人に対する詩です♪思い出すねぇ～･･･あの頃。頑張ってた自分がいて、頑張ってたあの人もいた。まさに青春？！★青空でした！　

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