☆teddybear★小説第2章☆★


 何もわからぬまま、その内容を呑み込むことが出来ないまま、
 ただ確実に、私は彼女のもとへ向かっていた。

         早く、、、早く、、、、

 彼女のところへ辿り着くまでの距離を、あんなに長く感じたのは
 初めてだった。 
 そして彼女のもとについた時、一瞬、時が止まった。

          、、、、、。

辿り着いたその場所には、笑顔などあるわけもなく変わり果てた彼女の姿。
夥しい血痕にまみれた彼女が眠っていた。一通の手紙と共に・・・・。

        なぜ?どうしてなの、、、?


 いまだに状況を受け入れられないまま、ただ、その場に立ち尽くす私。

      さっきまでは笑っていたのにね、、、

 涙が頬をつたり、一気に泣き崩れた。 

       一体なぜなの・・・・?

 その答えは、眠った彼女と共に置かれた一通の手紙に記されていた。
 悲痛の思いでつづったであろう彼女の手紙にその全てが、、、、。

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