縄文人☆たがめ☆の格安、弾丸?海外旅行

縄文人☆たがめ☆の格安、弾丸?海外旅行

PR

Free Space



トリップアドバイザー
ボラカイ島 観光 ホテル口コミ

☆トリップアドバイザー
おすすめブロガーに認定されました

別館2
☆たがめ・別館

★おともだちブログ

lamm.jpg
トラノコラム

Calendar

Category

カテゴリ未分類

(0)

2025年の旅行記

(1)

2018年の旅行記

(1)

2017年の旅行記 ニューカレドニア(2月) クラビ(9月)

(13)

ボホール島旅行記 2016

(13)

フーコック島旅行記 2016

(27)

ヤップ旅行記 2015

(20)

アプリット旅行記 2015

(28)

セブ旅行記 2014

(20)

ロタ旅行記 2014

(19)

パラオ旅行記 2013

(34)

ボラカイ旅行記 2013

(32)

テニアン旅行記 2012

(53)

サイパン旅行記 2012

(60)

エルニド旅行記 2011

(79)

パラオ旅行記 2011

(57)

モルディブ旅行記 2010

(22)

グアム旅行記 2010

(19)

パラオ旅行記 2009

(32)

★アニメ・本・映画

(1327)

二十四節気・雑節

(94)

1月 今日の誕生花と花言葉

(32)

2月 今日の誕生花と花言葉

(30)

3月 今日の誕生花と花言葉

(34)

4月 今日の誕生花と花言葉

(32)

5月 今日の誕生花と花言葉

(32)

6月 今日の誕生花と花言葉

(31)

7月 今日の誕生花と花言葉

(32)

8月 今日の誕生花と花言葉

(32)

9月 今日の誕生花と花言葉

(31)

10月 今日の誕生花と花言葉

(32)

11月 今日の誕生花と花言葉

(31)

12月 今日の誕生花と花言葉

(32)

ごあいさつ

(105)

海外の話

(90)

イルミネーション 

(95)

ちょっとお出かけ

(547)

神代植物公園

(53)

昭和記念公園

(134)

日々の暮らし

(1030)

お天気の話

(65)

放射線量関連

(11)

我が家の花・お山の花

(270)

食べ物

(199)

桜花(さくらばな)

(164)

パソコンのトラブル

(13)

ダイエット

(76)

競馬

(55)

(^_^)/顔文字・タグ

(4)

メオンとたまご旅

(5)

100均で買ったもの

(8)

Favorite Blog

充電ステーションの … New! 星影の魔術師さん

キハ181系特急「しな… New! GKenさん

再妄想: 第11首③  … Hiro Maryamさん

サザナミインコの里… SpangleBlue510さん

「あつまれどうぶつ… mkd5569さん

負けず嫌いシニアソ… しん♪5893さん
自由… ikurin917さん
萩の調(しらべ) 萩の調さん
トキワポレポレ日記 トキワのしげさん
薄口スイングトレー… marverick777さん

Keyword Search

▼キーワード検索

2017.04.23
XML

夏目友人帳 陸 第2話 「明日咲く」



夏目友人帳6-2-50

☆前のお話は →  第1話 「つきひぐい」

★5期はこちら →「 夏目友人帳 伍

夏目友人帳6-2-5

買い物の帰り、雨が降りそうよと塔子さんに言われて空を見上げた夏目は、大岩に花の模様のようなものが浮き出ているのを見つけた。綺麗ですねと言ったが塔子さんには見えていないらしい。気のせいかな、雲の影だったみたいですと夏目は言った。

夏目友人帳6-2-6

夏目:『塔子さんには見えていない。ならば妖怪の仕業か。少しもったいない気がした。その光景はとてもきれいで塔子さんにも見せてあげられたらと』

夏目友人帳6-2-7



夏目友人帳6-2-8

河原で花の模様の石を見つけた夏目は、ハンバーガーが食べたくなったから帰ろうと言った。

夏目友人帳6-2-9

夏目:『綺麗だけど、やはり得体のしれない物には近づかないほうがいい。お互い踏み入らないのが一番なのだ』

夏目友人帳6-2-10

家に帰ると中級たちが夏目の部屋で飲み会を始めていた。

夏目友人帳6-2-12

ニャンコ先生はご機嫌。どうも石洗い様がこの辺りにいらっしゃったらしいと噂を聞いて祝い酒なのですと中級。

夏目友人帳6-2-13

石洗いとは不浄の物になってしまった石や岩を清めることができる妖のことで、石洗い様はちょっとした仙人のような偉いお方だそうだ。

夏目友人帳6-2-14


 夏目:「じゃあ、あれは...」
ヒノエ:「ひょっとして夏目、見たのかい?」
 夏目:「ああ、花の模様のある石を」
 中級:「それは縁起がいい。夏目さまも祝い酒を」
 夏目:「飲めないって言ってるだろ」

夏目友人帳6-2-15

「祝い酒、祝い酒~」

夏目友人帳6-2-16

学校に行く途中にも花の模様の石があった。悪いものではなかったんだな。田沼と多軌に石洗い様の話をした。

夏目:「石や岩には元々、不浄な空気を取り込んで浄化するものがあるそうなんだ。でも取り込みすぎると自ら不浄になってしまうんだって。学校でもいくつか見つけたんだ」

素敵な話ねと多軌。夏目は模様のある石を教えたがふたりには見えなかった。ぼんやりとでも見えたらなあと田沼。私にも見えたらなあと多軌も言った。

夏目友人帳6-2-17

話を聞くだけでこんなに喜んでくれるなら見せてやれたらどんなにと夏目は思った。

夏目:『ああ、俺はひとりではなくなったんだな。一緒に見たいとか喜ばせたいとか、きっと、これは...』

夏目友人帳6-2-18

大岩の模様が消えていた。浄化が終わったんだろうとニャンコ先生。

夏目:「石洗いになるには修行がいるって言ってたよな」
先生:「ああ、元は桃源郷のように美しく清い世界に住んでいて、修行が済むと石洗いの旅をしに来ると言われている」

夏目友人帳6-2-19

「おやおや少年。妖相手にお喋りをしているとは面白い子よ」
「ばあ~」

夏目友人帳6-2-20

驚いた夏目は妖怪を殴ってしまった。ビックリした。何だこの妖怪と見ると倒れた妖怪のそばに筆が。石洗い様か~!

目を覚ました妖怪に、すみません、襲いかかられるとつい反射でと謝る夏目。よいよい、童はそれくらいでないとと言うと「私は石洗いのナナマキと申す者」と名乗った。

夏目友人帳6-2-21

中級たちがいつのまにか来ていて、石洗い様が我が町に、なんとめでたいと大喜び。

ナナマキ:「人の子。あなたはなかなかの舎弟をお持ちのようだ」
  夏目:「舎弟なんかじゃ...」
中級・ヒノエ:「そう、我ら夏目さまの命あらば、あんなことやこんなこと...夏目組犬の会...」

夏目友人帳6-2-22

そんなお方とは知らず失礼を。よろしければ手を貸していただけませんかとナナマキ。

ナナマキ:「私は旅の者。この辺りに詳しくなく困っていたのです」
  夏目:「悪いが妖の頼みは聞かないことにして...」
ナナマキ:「そう仰らずに」

夏目友人帳6-2-23

中級:「夏目さま、チャンスですぞ。石洗いクラスに恩を売っておくとおいしいですぞ」
夏目:「だったらお前たちが何とかしてやったらいいだろ」

夏目友人帳6-2-24

ナナマキ:「石洗いは八万の石を洗い終えると、ふじまの里へ帰れるのです。私はそれを終え美しきふるさとに帰ることができたのですが」

夏目友人帳6-2-25

ナナマキ:「ある日、ボロボロの衣でやせ細った妖が里に迷い込んできたのを見つけました。何か外の世で酷い扱いを受けて逃げてきたようで、しばらく家に置いてやることにしました。私が石洗いであることを話すと、いたく興味を持ち弟子にしてほしいと言い出したのです」

夏目友人帳6-2-26

ナナマキ:「私の言葉に耳を傾け一心に修行を始め、愛想もなくガリガリで無口で可愛げのない者でしたが、長旅の間ずっとひとりだった私にはかわいくて、かわいくて...これが悔しくも腕がいいのです。メキメキと力をつけあっという間に一人前の石洗いになったのです。そしてふじまの里を旅立って行きました」

夏目友人帳6-2-27

  夏目:「出て行っちゃったのか?」
ナナマキ:「石洗いとはそういうもの。しかしあれが旅先からメジロに手紙を持たせ送ってくるので私には楽しみが増えたのです」

夏目友人帳6-2-28

ナナマキ:「それが半年前、ぱたりと手紙が途絶え...最後の手紙はこのあたりで書かれたものだったので気になって訪れた次第なのですが...」

夏目友人帳6-2-29

夏目に弟子捜しを手伝ってほしいとナナマキ。単にお前との付き合いに飽きて手紙をやめただけかもと言いかけたニャンコ先生は夏目にパンチをもらった。

夏目:「ヒノエ、中級、頼まれてくれないか。半年前に花の絵を見かけた者や旅をしている妖を見かけた者を調べてほしい」
中級:「さあて、見つかりますかな。難題ですぞ」
先生:「面倒な」

夏目友人帳6-2-30

夏目:「もしかしたら、ここで俺に恩を売っておくのも、おいしいかもしれないぞ」

それはいいとやる気満々の中級とヒノエ。明日また来るから頼んだぞと夏目は家に帰った。

夏目友人帳6-2-31

塔子:「お帰りなさい。貴志くん、ネコちゃん。さあ手を洗ってきて。今日はエビフライよ」

エビフライにニャンコ先生も大喜び。

夏目友人帳6-2-32

先生:「なあ夏目。エビフライの尻尾ってハートの形をしていると思わないか?」
夏目:「何がハートだ」

夏目友人帳6-2-33

先生:「今回やけに乗り気じゃないか。犬の会をたきつけてまで手伝わせるなんて珍しい事もあるもんだな」
夏目:「別に乗り気ってわけじゃ」

夏目友人帳6-2-34

夏目:『ただ、ふとよぎったのだ。自分のことが...』

夏目友人帳6-2-35

夏目:『俺もいつか、ここを旅立つのかな。俺が弟子だったらきっと、手紙でも出してつながっていたいかもしれない。戻りたくて、帰りたくて...見つけてやれるといいな』

夏目友人帳6-2-36

夢の中で誰かが、帰りたい、でも...と泣いてる。誰だろう...

夏目友人帳6-2-37

中級:「夏目さま~起きておられますか」
先生:「めっちゃめっちゃ就寝中だ」
中級:「弟子の居所、大体つかめました」
夏目:「早っ」
中級:「夏目さまが恩を倍で買ってくださるというので、みな気合入りまくりなのです」
夏目:「そんなこと言ってないぞ」

夏目友人帳6-2-38

中級:「さあさあ参りましょう」
夏目:「えっ、今から?」
中級:「みんな集まっておりますよ~」

夏目友人帳6-2-39

 三篠:「飲み会、ハハ、いや、招集がかかったと聞きましてな」
ちょび:「放っておけますまい」
 夏目:「ごめん、ありがとう。それで弟子の居所って?」

夏目友人帳6-2-40

ちょび:「話を聞き回ったところ、こいつがそれらしき者を見たと」

夏目友人帳6-2-41

ネズミ顔の妖怪:「半年ほど前のことです。この辺りでは見慣れぬ頭巾をかぶった妖者がやってきて、ひょろひょろの細腕で筆を持ち浦谷あたりの岩盤に美しき花のようなものを描きはじめたのです」

夏目友人帳6-2-42

ナナマキ:「おお、まさしく我が弟子に違いありません」
ネズミ妖:「ところがそこに祓い人らしき者が現れて...とは言っても物慣れぬ新参といった感じで、石に落書きする悪しき妖怪めなどと言い放って封じてしまったのです」

浦谷あたりの森下の岩盤だとネズミ顔の妖怪は言った。

夏目友人帳6-2-43

  夏目:「ニャンコ先生、連れて行ってくれないか」
  先生:「何、なんで私が」
ナナマキ:「夏目殿、ありがとうございました。場所がわかったなら後は私が。もうお帰りください。人の子はこの時には休まぬと体を壊すと聞きます」
  夏目:「大丈夫ですよ。祓い人のしたことなら妖ではさわれないものがあるかもしれない。一刻も早く出してあげましょう」

夏目は走れないナナマキをおんぶして走る。

夏目友人帳6-2-44

ナナマキ:「弟子の名はアズマと申します。共に暮らしていた頃、私は河原で転び足を痛めたことがありました。するとあの、ひょろひょろガリガリの腕でこんなふうに私をおぶってくれた...そしてアズマはとても腕のいい石洗いになった...夏目さまにもお見せしたい。あいつは、とてもとても美しい花を描くのです」

浦谷に着いた。祓い人の残した気配や封じてそうな場所を探す。

夏目友人帳6-2-45

先生:「見つけ出しても、もうダメかもしれんぞ」
夏目:「ダメってどういうことだ、先生」
先生:「落ち着け、命は無事だろう、おそらく」
夏目:「なんだ、脅かすなよ」

夏目友人帳6-2-46

先生:「バカタレ。石洗いの力はとてもデリケートなのだ。一度でも己が穢れればその力は...祓い屋に封じられたことで、おそらく穢れを受けたんだろう。封印から出られたしとても、もう残念だが石洗いはできんだろうな。そんなことぐらいナナマキもわかっているだろう」
夏目:「だったら尚更だ。見つけてやらないと」

夏目友人帳6-2-47

あったよ夏目とヒノエが呼んだ。

ヒノエ:「この岩からまじないの匂いを感じるよ。それにほら、少し隙間があって、内側から何か出ようとしている跡かもしれない」

ありがとうヒノエと夏目が岩を押してみたが動かない。当たり前だ。仮にも術がかかっているとニャンコ先生。

夏目友人帳6-2-48

ナナマキ:「私がその岩を洗ってみましょう。うまくいけば術が少し弱まるかもしれぬ」
  先生:「う~ん、そうなれば私の光で封を壊せるかもな」
ナナマキ:「おお、かたじけない。ニャンコ殿」

夏目友人帳6-2-49


夏目友人帳6-2-50


夏目友人帳6-2-51

花の模様が消えてゆく。

夏目友人帳6-2-52

斑:「さあ、開くがいい...」

夏目友人帳6-2-53

封がとけた。みんなで岩を押す。

夏目友人帳6-2-54

中はカラだった。

夏目友人帳6-2-55

  夏目:「ここじゃなかったのか?」
ナナマキ:「いいえ、アズマの気配は感じます」
 ヒノエ:「じゃ自力で抜け出したのか。でも、ならどこへ?」
  中級:「なぜ現れないんでしょう」
ナナマキ:「おそらくあの子はもう、石洗いではなくなったのでしょう...」

夏目友人帳6-2-56

夏目:『だから身を隠したのだろう。もう八万の石は洗えない。役目も終えずには帰れないのだ。大切な人のもとへは尚更...自分を恥じて...』

夏目友人帳6-2-57


夏目友人帳6-2-58

ナナマキ:「世話になりました」
  夏目:「ナナマキ様はこれからどうするんですか」
ナナマキ:「里へ帰ってももう味気ない。アズマを捜す旅にでも出ようと思います。旅をしながら石を洗いましょう。私の花を見かけたら懐かしくなって出てくるかもしれぬ。私をまた追ってきてくれるかもしれぬ」

ナナマキ様の花、綺麗ですからねと夏目。初めて見た大岩も河原で小石に描かれた花も綺麗だったと夏目が言うと、私は河原には行っておりませぬとナナマキ。足を痛めて以来、河原には近づかないようにしていると言った。じゃあ、あの花は...夏目はナナマキを河原に連れて行く。

夏目友人帳6-2-59

ナナマキ:「おお、まさしくこれは...アズマ...アズマ...ナナマキが迎えに来たぞ。出てこい。会いたいのだ。会いたくて来たのだ...」

夏目友人帳6-2-60

アズマが姿を現した。

夏目友人帳6-2-61

アズマ:「ナナマキ様、私はもう帰れません。立派な石洗いになって、美しきあの里へ帰りたかった。でももうかないません。石を洗えなくなりました。あんなに、あんなに育てていただいたのに、私はもう...」

夏目友人帳6-2-62

ナナマキ:「よかった、よかった。また会えた」

夏目友人帳6-2-63

ナナマキ:「もう帰れぬなら旅でもしよう。ふたりで巡ればきっと美しき地も見つかる。もう帰れぬなら共に帰れる場所を探しに行こう」

夏目友人帳6-2-64

夏目:「美しいといわれるふじまの里。そんな場所の代わりになるようなところが見つかるだろうか。いつか、見つかったらいいな」

夏目友人帳6-2-65

先生:「まったく。これでまた石洗いが減ったか」
夏目:「そうだな。志を貫けなかったアズマの傷は深いだろうな」
先生:「フン、傷なんてのはうまいもん食って寝れば治るもんだ~」
夏目:「先生じゃあるまいし」

夏目友人帳6-2-66

美しい場所...美しい花...

塔子:「貴志くん、お勉強? あらまあ、綺麗ね。お花?」
夏目:「いえ、これは...」

夏目友人帳6-2-67


☆次回 「二体さま」

【感想】
優しくてきれいなお話でした。「もう帰れぬなら共に帰れる場所を探しに行こう」ナナマキの言葉に心が洗われたような気がしました。毎週、ちょっと切なくて、でもあったかな気持ちになれるね。


夏目友人帳6-2-13





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2017.04.23 23:48:40
[★アニメ・本・映画] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: