プーさん大好きな忘れん坊の母日記

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裁判判決結果



夜7時半頃。
片側1車線の国道を右方向から軽のバンが時速45キロで走行して来て、国道を横断した恭一郎を跳ねました。
見通しの良い道路で、回りに明かりがあり、暗くて見えなかったと言う事はありませんでした。加害者も気付いていたけれど、渡ると思わなくてそのまま進行した結果、
恭一郎がそのまま直前横断してしまったと言う結果の事故です。

判決結果

高次脳機能障害で9級が認められ、左の耳が完全に聞こえなくなったので同じく9級、
併合の8級が認められました。
過失割合は、加害者75%:被害者25%となりました。
信号の無いT字路交差点であったため、基本の過失は8:2ですが、
恭一郎が小学5年生であった事で5%の児童修正が加わりました。
そして、直前横断により10%の過失が加算されました。
結果、上記のように決定されました。

この結果だけを見ると、負けたと言う印象を持たれると思いますが、
実際は少し「勝ち」なんです。
事故後、こちらが加入している任意保険会社の人身傷害保険のため、
調査会社が出した結論は7:3
これは、単に幹線道路を子供が横断したと言う事故という観点から見て出されたのです。
しかし、弁護士の先生の主張は違いました。
事故現場は、「T字路交差点である」という主張です。
これは、私たちにとって考えも付かない事でした。
T字路といっても、細い道が確かにあるけれど、それを「道路」なんて日常考えた事もありませんでしたから。
しかし、裁判長はそこをT字路と認めたのです。
道幅を車の十分通れるものだと証明し、そこから出てくる車の写真を調査会社に依頼し撮影。ビデオも撮影ししっかりと証拠として提出しました。
ですから、本来7:3になるところを、5%上乗せとなる75%;25%となったのです。
最終的に、保険会社が最初に示談として提示して来た金額の4倍ほどの金額となりました。
もちろん、経費はそれなりにかかりますので、これから差し引かれます。
しかし、経費を差し引いても、示談で終わるのとではこれだけ違うのだと言う事に驚きました。
裁判は大変なものだと思われている方。
確かに大変と言えば大変です。
しかし、それを乗り越える事で得られるものはたくさんあると思います。
それが、金銭だけではない事を今回、私は学びました。
まだ、先が見えなくて苦しんでいる方もたくさんいらっしゃると思いますが、
頑張ってください。

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