こんなところに、ラボ・パーティの小さな公園がある

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長ぐつをはいたネコの大事なポイント



私にとっては、粉屋の息子とネコが、
河のところで王さま、お姫さまたちの馬車一行を待ち受けるところ
がとくに面白いところです

中世のヨーロッパでは身分によって着るものがはっきり決まっていました
粉屋の息子はどんなものを着ていたでしょう

そう、そのままの服装ではカラバス侯爵にはなれません!
ここはどうしても水浴びをしていて
泥棒に着物をとられたとしなければなりません

溺れそうなまねまでして家来たちに助けられた粉屋の息子は、
なにも身につけていないのです!!

下着を身につけているなどということはないのです
身につけていれば侯爵などでないことはすぐわかってしまいます

水から引き上げられて、そこにたった粉屋の息子を
家来たちが大慌てで、必死にに取り囲み、
しっかり体を隠すのではないでしょうか
隠さなければ、王様からも、お姫さまからも、そして観客からも
粉屋の息子の若々しいからだが丸見えです
失礼があってはなりません

しっかり隠せよ・・・
おっと、そんな程度じゃ見えちゃうよ・・・
水に濡れた金色の髪と水のしたたる美しい身体が・・・

王様の命令で王様の衣装が大急ぎで運ばれてきます
裸の息子が人ぶすまのなかでこの着物を着た瞬間に
粉屋の息子から堂々たるカラバス侯爵に変わってしまうのです

水からあがったばかりの裸のシーンをしっかり描かなければ
このこの変化が生きて表現されません

こここそは『長ぐつをはいたネコ』のテーマ活動で面白いところであり
『長ぐつをはいたネコ』の発表を見るとき、
楽しみに待つポイントのひとつだと思います

農民でなく粉屋の息子という設定であることも意味があります
詳しいことは省きますが中世のヨーロッパでは粉屋は特権的存在なのです
農民であったら体つきや、日焼けのあとなどで
カラバス侯爵になりすますことはできなかったかもしれません

わたしは『長ぐつをはいたネコ』をこのように楽しんでいます
みなさんはいかがでしょうか

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