こんなところに、ラボ・パーティの小さな公園がある

こんなところに、ラボ・パーティの小さな公園がある

記録活動と記述活動

女の子
*********************************************************************

記録のとり方についての再確認 (記述とは違うことの確認)

1) テーマ活動の記録のとり方にはいろいろな方法があります。一人一人とり方が違っていて当然ですし、それに優劣があるわけではありません。「部分の記録」「テーマ活動の断片を切り取る」とは別に、さまざまなかたちでテーマ活動を記録されることがあっていいと思います。

2) この間提案されている「部分の記録」「テーマ活動の断片を切り取る」は田島信元先生から学んだ方法で、保育の記録で使われてきたものだそうです。

3)「部分の記録」「テーマ活動の断片を切り取る」の方法とは……・
テーマ活動が終わったら、できるだけ早く、その日のうちに、テーマ活動の中で「一番良かったと思うシーン」または「とても気にかかるシーン」を書き出します。できるだけその時の「ことばのやりとり」をそのまま残します。5分とか10分くらいで書くぐらいの分量です。記録することを持続するためにはこの短い時間で書くというのが大事だということです。「部分の記録」は第一次資料、「原石」です。「原石」があることで前後の様子をいきいきとよみがえらせることができます。

4) この方法の利点……・・
テーマ活動全体を記録に残そうとするとどうしても書く人がまとめ、抽象化してしまいます。「部分の記録」「テーマ活動の断片を切り取る」で残すものはテーマ活動の「原石」です。第一次資料としてはテューターの投げかけのことばやこどものことばをそのまま残しておきたいのです。読み返すと「原石」のレベルで前後の記憶がよみがえってきます。前後の記憶がよみがえってくるとまたその先がよみがえってきます。まとめたもの、抽象化したものでなく、「原石」であることによって、(a)今の自分から、過去の自分を見直すことができます。「原石」であることによっ(b)他の人が新しい発見をすることができます。短いので同じ子ばかり登場することになるかもしれませんが、それでもいいということです。他の子のリアクションも書かれてゆきますから…

5) 記録をとりつづけて、あとから読み返すといろいろ新しい発見があります。また他の人に読んでもらうことでさらに新しい発見があります。その発見によってテューターのこどもたちへのかかわりが変わってきます。テーマ活動においてこどもが発信していることをより深く受けとめることができるようになり、より深く「投げかけのことば」を発することができるようになるのではないでしょうか。

6) 「記録」から「記述」へ
「記録」をもとにある視点を決め、テーマを決めて「記述」を書き始めます。「記録」があり、「記録」によってよみがえる具体的な記憶にもとづいた「記述」は、ことばのやり取りに生彩がある「記述」になります。




© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: