(10)K.ariの場合
畜産農業を営む実父が心臓病で倒れたのを機に◯高校卒業後、
JA◯に入社（給与7万円）遊ぶ間もなく畜産を手伝い頑張りました。
若いせいか、同年4月JAカードで車を購入（48万円）もっと収入をと欲を出すのは自然でした。
平成7年2月、
鹿児島◯支店に転職（13万円）しましたがJAの返済は知人関係上ある時払いの催促なしになったのは助かりました。
この間、実父も元気になり全てが順調にと感じ始めた頃、
顧客増加と比例して接待費が収入で追いつけなくなったのです。
そのストレスは鹿屋朝日町のスナック◯の娘◯20歳との同棲（Kアパート家賃5万円敷金25万円）にエスカレートしました。
とうぜん男の見栄があります。
金がいります。
平成8年秋、武富士50万円、三洋信販70万円と続きます。
さらに◯の運転資金をという願いに武富士100万円と借金が坂を転がり始めました。
こんな乱れた私生活の自転車操業は日掛け「F」10万円日2千円にも手を出したのです。
やがて不況から私がリストラ対象になるのに時間はいりませんでした
生活苦は無理を覚悟の日掛け「Ｂファイナンス」10万円にと。
平成15年5月、私は借金だけ残して辞職しました。
八方ふさがりの苦悩は同年8月特定調停申し立てを◯裁判所に提出。
が、まとまらず取り下げ。
金の切れ目が縁の切れ目、彼女は去っていきました。
結局、借金の原因は◯に貢いだ青春の代償ということになります。
これから先は逃亡生活になります。
まず県外の友人に旅費を借り転がり込みました。
友人の製造業でパートしながらでしたが、とても生活できません。
NTTの携帯通話料が112.531円が未払いになりました。
さらに「H信販」30万円（11/12.2完済）
「B信販」15万円（15.8.20完済）
「A」30万円（15.11.10、母代払い完済）
実父までが畑を処分、2社を精算してくれるという親不孝を繰り返したのです。
借金取り立ての迷惑は友人にまで及び、我慢もここまでと居候を断られました。
平成12年9月
「Oコーポレーション」が保証人という契約で◯マンションに入居、
家電４点も一緒に署名捺印しました。
ところが住民票移動で取り立てが一気になったのです。
考えてみれば多重債務者で◯マンションは理屈に合いません。
ですから脅迫的取り立てに受け答えできず、また夜逃げを繰り返したのです。
平成15年4月、
東京の友人から仕事（◯流通）と住まいの面倒をみてもらいました。
だが（◯流通）も不況の波に負け12.1月と給料不払いのまま倒産したのです。
どこでどう生きても青春の代償が尾を引き立ち直れない人生に自殺がちらつきました。
実母は「帰っておいで」と旅費を送金、
さらに強引な「T」に5万円、20万円と返済金を代払いしてくれたのです。
両親とも食がない体調なのにどこまで子として苦しめるのか。
私に出来ることは過去を全て精算、一からの出直ししかないのです。
そして一刻も早く仕事を探し迷惑をかけた周囲に詫び立ち直ることです。
どうか私の再出発に力を貸してください。
（その後Ｋ.ariは2種免許を取り運送関係で頑張ってるとのことでした。
新たな年を迎え、飲んだ焼酎はきっと美味かったに違いないと想像します）
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