多重債務者の交差点

多重債務者の交差点

(33)S.yuの場合


ささいな問題で別居、現在の城南で一人暮しを始める。

鹿児島◯病院の給料から家賃65.000円を払っても十分やれるつもりが、
平成14年6月不慣れな一人暮しのストレスで暴飲暴食、
初めて消費者金融のしんわより20万円借入れる。

情緒不安定は◯との出会いで解消にみえたが、
彼はブラックのうえ元彼女と金銭的にもめていた。
私は問題解決にとレイク借入れ30万円を手渡す。

平成14年、取立に追われる彼に日専連のカードを貸与。
そして私の一途な思いは誕生日(11月31日)に50万円(ライフ借入)の時計を贈る。
さらに平成15年1月7日、彼にオリコの名義貸しまでした。

平成15年4月1日、◯病院勤務。
同時に結婚前提の共同生活するが職場と彼の狭間でストレスが急増、
一人でスロットの発散が多くなる。

平成15年6月から10月まで彼が肝機能障害で◯病院に。
私は2人分の生活費と治療費に借入を増加させる。
同年8月、姉の哀願からライフ名義貸し(残金379.843)は一銭の
返済もなく私の自転車操業が始る。
やがてストレスはライフローンで16万円のバッグを購入する。

平成16年11月、
彼が仕事復帰するもこの1年4ヶ月の生活費を足し借金は330万円を超える。

平成17年1月、借金返済地獄のイライラが看護師業務の支障をきたす。
それでも仕事は仕事、
お金はお金と無理して消費者金融6社(101.000円)に
借金返済のための借入をする。
同月25日、金銭的感情のもつれから彼が暴力、別れる。
同月28日、借金返済の足しにと◯ヘルパーに面接うけるが、
現職が3交代では時間的に無理という理由で不採用、前途が暗くなる。

破産手続開始申立てに至る借金の原因はストレスと、
23才で愛におぼれた◯への愚かな貢ぎにつきる。

平成17年2月8日、
親兄弟、
友人らの援助もなく1月分支払314.772円の今後を考えると私の頭は錯乱、
台所の包丁をにぎった。
でも死んで後ろ指さされるのは公務員の父。
そんな迷惑はかけられない。
できるなら一から出直し、いつか温かい家庭をつくりたいと考えた。
こうした経緯から私は自己破産を決意した。


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