多重債務者の交差点

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2006.10.13

特定調停と裁判所

カテゴリ：特定調停

特定調停はどこの裁判所にすればいいのか。
自己破産なら住民票の管轄裁判所になるが、
特定調停はちょっと違う。
になる。

意外とこれは便利というか特定調停のメリットでもある。
たとえば鹿児島の鹿屋で消費者金融数社と契約した。
しかし延滞で「おいこら」取り立てに追われ福岡に逃げた。
あろうことか素人の多重債務者、
チョンボして住民移動までしてしまった。

とうぜん「おいこら」取り立ては福岡にくる。
そりゃぁ自己破産なら福岡でいいが、
本人「自己破産だけはしたくない」とミエ張坊や。

そこで特定調停となるのだが、
ぐうぜん一番多かったのが鹿屋地区の消費者金融。
まだ債権譲渡もされてなかった。
ラッキー。
結局、福岡にいて鹿児島の鹿屋裁判所に申し立てができるということだ。

かりに一番多い債権者の住所が同数で鹿屋と川内にあったらどうなる。
この場合は自分の都合のいい方に申し立てすればいい。
つまり楽な方というか、厳しくない方にというわけだな。

そりゃそうだろう。
債権者の方々に「支払いなんとかお願いします」の申込するわけだから極力、
一番多い業者住所の管轄裁判所でするのが礼儀。

では残りの業者はどうなる。
もし北海道の業者が1社あった場合、

そいつはしんどいだろうな。
でも、そのとおりなんだ。
じゃぁそれって経費はどうなるわけ。
こういう時は書類だけで処理される。
もっとも鹿児島の人が北海道で金借りるなんてありえる話ではないがね。

2006.10：13am11：00現在ランキング87位：目標20位以内
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