ハイネの森

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2020.07.07
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カテゴリ: 旅行(関西)
新西国三十三箇所 第二十四番 上野山 須磨寺


886年光孝天皇の勅命により開鏡上人が建立したのが始まりとされる真言宗須磨寺派大本山。

光孝天皇といえば、

君がため 春の野に出でて 若菜つむ わが衣手に 雪はふりつつ

百人一首15番の和歌を思い出す。


1602年に豊臣秀頼によって再建された本堂



源平の一ノ谷の合戦で、須磨寺は源義経の陣であったと伝えられている。
だから源平にちなんだものが境内に点在している。

義経とはセットの弁慶。
こちらは「弁慶の鐘」


弁慶が担いできたという謂われの鐘。これは複製で本物は宝物館にある。



「義経腰掛けの松」と「敦盛公首洗いの池」


あの松に義経が腰掛けて、平敦盛の首実検としたと伝わる。

ちょっとファンタジーに頭の中がなってきた。
義経が出てくるとファンタジー系になってくるのは私の悪いクセ。実在の人物なのにね。


大スター義経よりも、ここでの主役は敦盛だろう。


テーマ曲だってある


ひと昔前、いや、ふた昔前の人はみんな歌えた『青葉の笛』。

お墓もある。「敦盛の首塚」



須磨の海で、平敦盛が源氏方の武将 熊谷次郎直実に討たれるエピソードは、平家物語の「敦盛最期」で有名で、教科書に載ってるほどメジャーなお話だ。

「容願まことに美麗なりければ」な若き公達が、「汝は誰そ」と問ひ給ふから絵になるのよね〜
美しさは武器だ。


流行の最前線の都育ちで最高のセレブだから、シュッとしててエレガントだったのは間違いないな。


“須磨寺おもろいもん巡り”と題して、モニュメントや仕掛けが境内のあちこちにある。「お参りに来た人に楽しんでもらいたい」という想いからだそうだ。「笑い」を大事にしてらっしゃる。


おみくじを結びつける棚


干支の絵がカワイイ。

五猿




見てござるクンは双眼鏡を持っている(笑)


他にも色々あったが、ここはそういう物が多くてもB級感が漂よわないのが不思議。ちょっとしたお楽しみと感じるだけで、境内全体はエレガントなのだ。









参拝料と駐車料は無料。

駐車場は境内の奥、墓所の上の高台にある。

駐車場から須磨の海を眺めた。


雨が降ったりやんだりで、クリアに見えなかったのが残念だ。



大本山 須磨寺(上野山福祥寺)





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Last updated  2020.07.07 13:40:42
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