ハイネの森

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2023.02.04
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浅茅生の 小野の篠原 しのぶれど
      あまりてなどか 人の恋しき

参議等

百人一首39番、 参議等 の歌。
参議等 とは 源等 (880-951)のことで、若い頃から地方に任官している人物だ。


源等 は後撰和歌集に、

東路の 佐野の舟橋 かけてのみ
      思ひわたるを 知る人ぞなき


という歌が入っている。


同じ作者が詠んだ歌ということで、その 「佐野の舟橋」 に行ってみた。




彼が活躍している栃木県佐野市を思い浮かべるが、この「佐野の舟橋」は群馬県高崎市にある
烏川にかかる橋のこと。

万葉集に「佐野の舟橋」が詠まれている歌があり、

かみつけの 佐野の舟橋 とりはなし 
      親はさくれど わはさかるがへ


万葉集巻十四、東歌(あづまうた)の一首だ。

万葉集の時代から歌の題材となる場所なので、 源等 も現地に行ったかどうかはわからないが、「佐野の舟橋」を詠んだのかもしれない。
地方に任官されていた人なので、上毛にも行ったのかもしれないけれどね。

「佐野の舟橋跡」は、高崎市上佐野町の上越新幹線の高架下から100mほど歩いた烏川上にある。




舟橋とは、舟を浮かべて上に板を張って橋にしたもの。
当時は舟が浮かんでいたのだろう。

この日は見晴らしのいい日で、





ギザギザの山、上毛三山のひとつ妙義山も見えた。

烏川の下流を眺める。


烏川はこの先、神流川と合流した後、埼玉県本庄市付近で利根川に合流する。
中山道歩きで神流川の柳瀬橋を渡ったのを思い出した。


上流側に見えている鉄橋は上信電鉄のもの。


もしかして、、、来た??


来たわ!!


佐野の舟橋跡
群馬県高崎市上佐野町188





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Last updated  2023.02.04 20:10:07
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