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ストップ ジェンダ-フリ-! 目指せ真の男女共同参画社会
勝瀬部長・答弁
◎市民部長(勝瀬修平)
住友議員より、男女共同参画推進条例につきまして御質問をいただいております。順次御答弁をさせていただきます。
冒頭、後藤田政務官の信条も言われまして、私どもといたしましても、この男女共同参画条例にかける思いも同じでございますので、今後、皆様方の御理解と御協力をお願いいたしますとともに、私どもも一生懸命頑張ってまいりますので、よろしくお願いを申し上げます。
御質問に対しまして、順次御説明をさせていただきたいと思っております。
まず、那賀川町、羽ノ浦町、両町民に啓発、説明をしたのかどうかという御質問でございますけども、それぞれの町におきまして、担当部局があろうかと思いますけども、それらを通じまして、人権協議会かと支部大会、それから、地域座談会等におきまして、男女共同参画推進の意義等につきましては説明をされておるとお聞きをいたしております。
合併後におきましても、ことしの5月からでございますけども、この私の方が出しております「広報あなん」のささゆり通信におきまして、毎月、この男女共同参画につきまして説明をさせていただいております。今後におきましても、やはりこの条例は、あくまでも基本法でございますので、市民の皆様方、それから議員の皆様方に、いろんな形で御説明なり啓発をしていくのが一つの大きな目的の条例と考えておりますので、この条例の制定を機会に、なお一層、啓発を努めていく所存と考えておりますので、よろしく御理解のほどお願いを申し上げます。
続きまして、同じく両町へのパブリックコメント並びにアンケート等は行ったのかというような御質問でございますけども、御承知のとおり、この条例は平成16年の下期から取り組んでおりまして、いろんな過程を踏みまして、平成17年にパブリックコメント、平成16年にはアンケートを実施した経過もございまして、もちろんこの当時は、旧の阿南市でございまして、その趣旨であります広く市民の皆様方から条例に関する御意見を聞くというのがアンケート並びにパブリックコメントの趣旨でございまして、合併前のことでございましたので、両町につきましては行っておりません。
それから、3つ目といたしまして、住友議員からさきの6月議会に10項目について御質問がされました。これにつきましても、私の方では説明をさせていただいたつもりでおるんですけども、今回、もう少し詳しく説明をさせていただきますので、御了解のほどよろしくお願いを申し上げます。
まず1点目が、男らしさ、女らしさを否定しないというようなことでございますが、やはり男らしさ、女らしさというのは、男女という性別がある限り、存在するものと思われます。たとえ時代が変わって、社会の情勢が変わりましても、その考え方が、少しは違うかもわかりませんけれども、男女の性別が存在する以上は、これは否定することのできないものと私は思っております。しかしながら、この男女共同参画社会というのは、性別にかかわりなく、その個性と能力を十分に発揮することができる社会を実現するというのが趣旨でございます。こういうことから、男らしさとか女らしさとか、それ自体を否定するものではございませんけども、男らしさ、女らしさを自分の意思とは関係なく、他の方から強制、強要されるものであってはならない、ここが論点ではないかと考えております。
次に、日本のよき伝統や文化を大切にする、それから、3番目ですか、社会の制度や慣行は大切にする、趣旨がよく似たものであるかと思いますけども、それぞれについても、もちろん日本古来の伝統とか文化、それから地域や阿南市に根差すいろんな貴重な制度とか慣行というのは守っていかなければならないと私も考えております。しかしながら、事男女共同参画社会のケースに関しましては、いろんな形で旧来からございます男はこうだ、女性はこうだというような伝統とかそういうようなものが存在するやに聞いておりまして、それらがある場合については、地域関係者のいろんな方と協議をする中で、合意を得る中で、これは見直していく必要があるんではないかと。ですから、一概に男女共同参画社会の形成に当たりましては、伝統とか文化、それから制度とか慣行についても、もう一回考えてみる必要があるのではないかと考えております。
それから次が、専業主婦といった選択を尊重するという項目でございますけども、やはり男女共同参画社会というのは、男女が対等な構成員として、みずからの意思に従い、社会のあらゆる分野で活動に参加する機会が確保されるということを目指しておるということは皆様も御承知のとおりでございまして、もちろんこの社会のあらゆる分野という中には、もちろん家庭も含まれるということでございまして、先ほども申しましたように、みずからの意思によってそれぞれの役割を家庭の中で選択することが重要でございまして、専業主婦につきましても、みずからの意思によって、専業主婦として活動されるということについては、もちろん尊重されなければならないと、このように考えております。
それから、5番目といたしまして、家庭を社会の基礎的単位と位置づけるという言葉でございますけれども、やはり、家庭は、子供が出生をいたしまして、一番最初に社会に触れる分野といいますか、社会だと考えております。これからいろんなものを学びまして、いろんなそれぞれの人々の立場であらゆるところに出発をする起点だと私も考えております。こういうことから、家庭の大切さというのは、この男女共同参画におきましても必要と考えております。逆に、この男女共同参画社会の実現を通じまして、昨今言われております家族の重要性とかそれから家族、家庭の問題に対しまして、社会の関心を高めていただければありがたいと考えておるところでございます。
それから、住友議員が一番関心を持たれておりますジェンダーフリーの関係、そして、子供の健全育成に関する関係等でございますけども、住友議員さんも大変勉強されておりまして、御承知のことかと思いますけれども、ジェンダーフリーという言葉が、一部の人の考え方で、妙な形で流れていると私は心配をしておるところでございます。そして、そのために、児童・生徒の発育段階を踏まえない行き過ぎた性教育とか、それから男女の共同着がえとか、合同の宿泊とか、いろんなことが教育現場に取り入れられていると、いろいろ情報が入ってきておりますけども、非常に残念なことだと私も考えております。
昨年出されました第2次の基本計画におきましても、国の方でもこれについては十分対応をしていかなければならないというようなことで考えておるようでございまして、本市におきましても、この点につきましては、教育委員会等々と十分検討を重ねながら進めていくべきだと考えておりまして、決してこのような社会を築くための男女共同参画社会の条例案ではないということを申し述べておきたいので、よろしくお願いを申し上げます。
続きまして、7番目のリプロダクティブヘルスライフ、性の自己決定権という問題でございますけども、これにつきましては、日本国内外かかわらず、性と生殖の権利ということで、国際的にも何か議論が分かれておるというところでございまして、これについては、当初の条例案では規定をされておったそうなんですけれども、これについては、先ほども言いました、いろんな形でまだ議論が決着しておらないということで、今回は削除させていただいておりますので、御理解を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
次に、8番目として、行政が思想、良心、表現の自由などの基本的人権を侵害しないという点でございますけども、これにつきましても、憲法で定められておるいろんな基本的人権、それから良心とか思想、これにつきましては、人間それぞれいろんな考え方とか社会観とか倫理観とか、そういうのが持たれております。これはやはり日本、民主主義の根本でございまして、これをこの条例によって侵害をしないということはもちろんございます。これにつきましては、いろんな形で先ほども有識者の方云々という話もありましたけども、私もいろんな方と話をする中で、こういう言葉が出てまいりました。それで、今回は、本条例の第1条の目的の中に、これにつきましてはつけ加えをさせていただいております。県とか国はこれは入っておらないんですけども、当たり前のことですけども、あえてこの項目につきましては、やはり人間の基本的人権に関する事項と考えておりましたので、これにつきましては、目的の欄につけ加えさせていただいております。
それから、9番目といたしまして、市民間の私的な事項に対して、行政が不当に介入しない。これにつきましても、先ほどの8番目と同様でございますが、これにつきましては、条例の第3条第6項、これは基本理念の項でございますけども、家庭生活と、この男女共同参画の一つの大きなポイントとなろうかと思いますけども、家庭生活とその他の活動との両立、これが男女共同参画条例の大きなポイントだと思います。それで、第6条に掲げてあります。その中で、やはり家事の多くは、今現在女性が担っておるという現状があります。これにつきましては、いろんな形で、男女がともに家庭と仕事の両立を支援できるような形で持っていけたらなあと、これを考えておるところでございます。それには、やはり、家庭だけでなしに、地域社会、後から出てきますけども、事業所も含めまして、いろいろな方々の御協力を得なければ達成することができない重要な事項と考えております。行政が不当に介入しないということでございますけども、これにつきましても、やはり当事者間でそれぞれのパートナーシップとして個人個人の人格を尊厳する中で、十分話し合いを持たれて決めていくべきであるし、いくべきであろうと、このように考えております。
それから、最後10番目ですけれども、男女の性別、特性を生かした合理的な役割分担を取り入れなさいというような御質問でございますけども、これにつきましても、住友議員さん、十分御理解いただいておるところでございますけども、やはり、男女共同参画社会の趣旨からいいまして、やはり男女を問わず、個人の能力とかによって役割分担を決めるべきである。男だからこうだと、女性だからこうだというのでなく、やはり、個人の能力によって決めていくのが適当でないかと考えております。これにつきましては、いろんな形で、核家族化とか、それからお年寄りの家庭とか、昔で考えられなくなった家族形態等々がございます。それぞれの立場立場において、先ほど言いましたように、やはり家族、家庭というのは基本と考えておりますので、それぞれの家庭の中で十分話し合いを持たれて、適当な、適正な役割分担というのが必要な世の中になってほしい、このように思うところでございます。
それから、特段に御質問がございました自然的、生物学的性差について説明をしてくださいというようなことでございましたけども、私ども十分これについては認識を持っておりませんでした。それで、いろいろな方に聞いてみますと、生まれついての性別、変えようのない性別ということで理解をしてほしいというような御回答でございますので、御理解をいただけたらと考えております。
それから、大きい4番目といたしまして、有識者との意見交換について、その日時とか時間とか審議回数をということでございます。言わんとしているところは、4月からこちら、合併からこちら、いろんな方々と話をしたのかどうかと、初問2問と連動している問題だと思っています。これにつきましては、従前から、平成16年から阿南市共同参画推進協議会、20名の方々にお願いをして審議をしていた過程がございまして、本年の2月の時点で、推進協議会の方から案としていただいておりました。あと残された問題といたしましては、議員皆様方のお声をちょうだいするというようなことが残っておりまして、不十分な説明で皆様方に御迷惑かけたかと思いますけども、担当課なりに説明はさせていただいたつもりでおります。その中からいただいた御意見につきまして、何点かは条例の中に盛り込まさせていただきましたし、それにつきましても、特に基本法の中でも自治体は条例をつくらなくてもいいですよと。しかしながら、国の施策に準じた条例、それから自治体の特性に応じた条例をつくりなさいというのがあります。これについては、議員からもいろいろ出されまして、この合併からこちらへ、これについて従前からあります原案に対してどういう形でこれを出していくかということで、担当課も苦心した経過がございます。ということで、後で出てきますけれども、何点かにつきましては、阿南市の実態に即したような形のものを入れさせていただきました。その阿南市の特性を出す過程の中で、この推進協議会だけでなしに、いろんな方々から、議員も含めまして、いろんな女性団体関係者からお話を聞かさせていただいて、男女共同参画社会の実現に当たっての阿南市の特性は何だろうかというような御意見もちょうだいをいたしまして、何点か後で御説明いたしますけども、入れさせていただいております。
この御質問のお問い合わせといたしまして、何回かというのは、この推進協議会は8月20日、1回きりでございますけども、先ほど言いましたように、女性問題に関係する方々、それから議員の皆様方、会派の説明も含めまして、いろんな方々から、特に阿南市の特性云々について、後で出てきますけども、事業所の問題それからDVの問題も含めて、こういう問題もやはり阿南市の特性であるというようなことで意見を交換する中で出しておりましたので、それらの有識者の意見交換については、そういうところで御理解をいただけたらと考えております。
続きまして、5点目の理事者の条例案と議員さんから出された条例案の問題点はどの部分でしたか、それから、条例案の中に多くは盛り込まれていないのはどういう部分がいけないのですかという御質問でございます。きょう、議場にも新誠会の方から修正案がお配りされておるようでございますけども、そのほか阿南市の審議会の全会派に回らせていただきました。その中で、有形、無形のお知恵なり、先ほど言いました、広範囲な形での御意見を賜ってまいりました。しかしながら、先ほども言いましたように、ある程度、今回の阿南市の男女共同参画推進条例は、やはり、国の基本法、それから県の条例を全く無視した条例では阿南市といたしましては難しいのではないか。それに準拠したような条例というのは基本であると認識をいたしておりますし、私も担当された部長といたしましても、それが適当であると判断をして、この作業を進めてまいりました。その過程の中で、各派、各議員さんからいろんな形で御意見をいただいた点については、できるだけ、先ほども言いましたように、基本法に外れない程度で織り込まさせてはいただいております。これがこの問題点云々、それから盛り込まれてない云々の総体的なお答えとさせていただきます。個々につきまして、今から申し上げますけども、そこの点を念頭に置いていただいてお聞きをいただけたらありがたいと思っております。
まず、新誠会から出されておった、私、手元に持ってないんですけど、前文の中段あたりに、「男らしさ、女らしさを一方的に否定することなく」というような文言があったかと思いますけども、それは先ほども申し上げましたように、もちろん別にこれを否定するものではございません。しかしながら、やはり、昔からの慣習とか伝統とか、そういうのも多少は影響しておるんだろうと思うんですけども、それを一つのパターン化してしまうことは、こういう世の中でございます。だれもがそれぞれの能力によってその能力を発揮できるような機会を与えるというのが現代の社会組織でないんかな、これはもう自明の理だと思っております。それを阻害するようなことは見直していくべきでないんかなというようなことで、これについては削除させていただいておるというのが実情でございます。これにつきましても、いろんな形で御意見をいただいております。先ほど住友議員の方から、ファクスが100通来ておる。私もきのうの段階で30ぐらいは見させていただきました。やはり、市民の方々の男らしさ、女らしさも含めて、やはりもう一回この条例を機会に啓発していく重要性というのを痛切に感じておるところでございます。
それから、次が、「男女という異なった特性を持った者が認め合い」という条項があろうかと思いますけども、やはり、これにつきましても、男女を問わず、一つの一個の人間として、能力というのをこれからは世の中に役立てていくというのがやはり一番のスタイルでないんかなというようなことで、やはり固定的な形で男女という特性というのを、これも必要なかと思うんですけども、前面に出すというのはいかがなもんかなというような感じで省略をさせていただいております。ただし、先ほど言いましたように、やはり男性は男性であり、女性は女性であるということにつきましては、認め合う必要があるということで、条例の第何条か、私忘れましたけども、これにつきましては、一部入れさせていただいた経過がございます。
それから、次に、先ほどの10項目と重複するようなところがありますので、割愛させていただきますけども、地域における伝統や文化等につきましては、先ほども申しましたように、これは大切にしなければなりません。しかしながら、男女の方々が活動する場合において、支障になるようなそれらの風習等、慣習等につきましては、もう一回皆様方と話し合いを通じる中で、自制できるものは自制していく必要があると考えております。
それから、次が、専業主婦というのも「専業主婦を尊重していかなければならない」というのが入っておったかと思うんですけども、先ほどの御説明にかえさせていただきたいと、このように思っております。
それから、最後になりますけども、これも大きな論点の一つだったと思いますけども、事業所の役割でございます。基本法では、御存じのとおり、国民の中に事業所というのが含まれております。しかしながら、自治体になりましたら、やはりこの男女がいろんな分野で活動するに当たりましては、事業所の方々の御協力というのは、どうしても必要なものになろうかと思います。それで特段に入れさせていただいて、なおかつ皆様方の御意見を聞く中で、一応、県とか国は責務という形で、事業所の責務という形でしておりますけども、阿南市の場合につきましては、責務はあくまでも行政の方でいろんな施策を講じていくと。そして、事業所、それから市民の皆様方については、それぞれの役割という形でこの男女共同参画に参加をしていただく。そして、今回、原案では前文に書かさせていただいておりましたけども、「行政と市と事業所の協働」という言葉、これを本文に入れさせていただいて、この事業所とか市民とか行政については協働の精神、いわゆる相手のそれぞれの立場を理解しながら、この男女共同参画を進めていってほしいというのを本文に入れさせていただいて、皆様方から御意見をちょうだいした事業所について規定を変更をさせていただいたということでございます。御答弁になったかどうかわかりませんけども、この条例に当たりましての住友議員からの諸問について御答弁をさせていただきました。
なお、条例の反対に対するメール等、ファクス等についての御意見につきましては、私も十分読んでおりませんけども、先ほど言いましたように、30通程度は簡単な検分しかしておりませんけども、やはり子供に対する、先ほど言いましたジェンダーフリーという理念が、学校現場に及ぼしておるというのを保護者の方は大変心配をしておるというような意見が多かったかと思っております。こういうことで、これにつきましては、今後の施策の推進に当たっては、教育委員会ともども関係の方々と連絡を取りながら進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをします。
以上、諸問の御回答にさせていただきます。
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