ユーラシア大陸を旅する

ユーラシア大陸を旅する

カイロ1




カイロ


4月13日

 朝5時45分に宿を出て、バス停に向かう。6時発のカイロ行き(37£E=700円)に乗り、途中スエズ運河の下をくぐり、午後1時、カイロに到着。

 そこから迷いながら宿を探し、なんとか今日の宿「サファリ・ホテル」を見つけた。

 しかし、サファリにはベッドが1つしか空きがなく、下の「スルタン・ホテル」と「ベニス」に分かれて、ようやく7人分のベッドを確保出来た。

 ここは6階建ての古いビルで、6階に「サファリ」、4階に「ベニス」、2階に「スルタン」という宿が入っている雑居ビルなのだ。そして、エレベーターは壊れていて動かない。

 僕はタカシ君と4階の「ベニス・ホテル(ドミ、10£E=182円)」に入ることにした。

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*サファリ・ホテルのビルの前の通り。*


 夜、みんなで食事に行き、帰りに酒屋に寄ると、「ブランデー」という名のブランデーらしき物(10£E=182円)が売っていたので買って帰って飲む。



4月14日

 朝9時にビザの延長手続きに行く。書類とパスポートを預け、手数料11.1ポンド(約202円)を払い、一旦外に出る。

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 近くのマクドナルドでダブルバーガーセット(13.25£E=240円)を食べて時間を潰し、11時半にパスポートを取りに行くと、6ヶ月の延長ビザが出来上がっていた。

 昼から、明日のアスワン行きの切符を買いに鉄道駅に向かう。窓口はかなり混んでいたが、2等の座席の切符(37£E=673円)を買うことが出来た。


4月15日

 今晩の列車でアスワンに向かうので、昼前に荷物を片付けて、宿をチェックアウト。一週間ほどでカイロに戻ってくるので、6階のサファリ・ホテルに泊まっている友達に、置いていく荷物を預かってもらい、準備を済ませる。

 今日はピラミッド見学に行くことにする。宿の近くからバスに乗り、約30分でギザのピラミッド前に到着。入場料(20£E=360円)を払い、敷地内に入る。まず一番大きな「クフ王」のピラミッドに行くと、係のおっちゃんに「入場券があれば中に入れるよ」と言われた。

 ガイドブックには「一日300人限定」だとか、「朝一番に言ったほうが良い」と書かれていたが、チケット売り場に行くとすぐに買えた(50£E=約910円)。

 内部への入り口は盗掘用に掘られた物で、狭く低い通路を暫く歩き、きつい傾斜を登り玄室に入る。何の変哲もない部屋だが、不思議な感じだ。

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 外に出て、次は「カフラー王」、「メンカウラー王」のピラミッドを見学し、3つのピラミッドが良く見える丘のほうに行き休憩。

 ぼちぼち帰ろうかと、スフィンクスが見つめているという「ケンタッキー・フライド・チキン」の前を通り、バス停を探すがなかなか見つからない。

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*スフィンクスの視線の先にあったKFC*


 40分ほど探してバス停を見つけ、やっとバスに乗ることが出来た。

 宿(サファリ)に戻るともうカレーライスが出来ていた。この雑居ビルは3軒の安宿が入っていて、日本人がたくさん泊まっている。サファリはほとんどが日本人だ。

 そして、今回ダハブのほうから来た10数人の中に調理関係(コックさんや居酒屋の厨房で働いていた人達)が4人もいて、彼らがカレーを作ってくれたのだ。

 これはムチャクチャ美味しいカレーだった。日本でもこれだけのカレーはなかなか食べられないと思うくらい美味しかった。

 夜の9時過ぎの出発。今回はタカシ君とカリンちゃんと僕の3人だ。ラムセス駅まで歩き、午後10時発のアスワン行きに乗る。2等の座席だが綺麗で広い。



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