青銀狼の一匹劇場

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第6話 輝く悩み事



玉乗り6兄弟の物語

第六話 輝く悩み事

光は今日も竜堂院を照らしている。太陽は真南の上に上がっていた。この時間帯からすると、ドラゴンたちも昼食をとる時間だ。
レッシュ「お腹空いたです…。」
エルム「みんな、昼ご飯ができたわよ!」
いつも通り幸運種たちに、エルムの料理が振る舞われる。今日の昼食は鎧ムカデから出汁をとった、麺のようだ。
アクリュ「やったぁ!今日は僕の好物だ!」
他のみんなは普通だが、アクリュだけいちばん喜んでいた。
6匹「いただきま~す!」
それぞれ1匹ずつ麺を口にしたときだった。
アクリュ「うっ!…。」
アクティ「どうしたの?アクリュ。まさか、うっ!美味い!とか言うんでしょ。引っかからないよ。僕も食べようっと!」
次にアクティが麺をすすったときだった。
アクティ「………。」
アクティは黙り込んでしまった。いったいどうしたのでしょうか。と、その時
アクリュ「うわぁあ!!辛ーーい!!」
アクティ「辛いよ!!これ!エルム何入れたの!?」
エルム「ええ!別に何も入れてはいないけど…。」
2匹の言うことにエルムは自分の麺を味見する。
エルム「あ!本当に辛い。う~ん…確かに間違ってはいないと思うけど…。」
どうやらスープに入れる香辛料を間違えたみたいだ。
ウォール「俺はこのままでもいけるぜ。」
レッシュ「ウォールは炎だから大丈夫に決まっているです。」
アクシス「どうしたの?エルム、何か悩み事でもあるの?」
いつものエルムが料理の材料を、入れ間違えるはずがないと思ったアクシスが言った。
エルム「あ、いや、別にそんなことないわよ。あははは。それより別の料理が食べ終わったら教えてね。私キッチンで待っているから。」
そういうとエルムはキッチンの方に戻った。
アクシス「いつものエルムじゃないような気がする。」
レッシュ「僕もそう思うです。」
アクシスとレッシュは、エルムに何か悩み事があると感づいていた。
アクリュ「それよりデザートのゼリーを食べよう!」
アクティ「そうだね!・・・けほっ!けほっ!ぺっ!ぺっ!しょっぱいよこれ!」
アクリュ「砂糖と塩を間違えたんだよ。はぁ・・・。」

そして数時間が経過した後、夜空に星が見える時間となっていた。きれいな星空だ。今夜は朝までこの空を眺めることができそうだ。竜堂院の外でただ一人、星空を眺めるドラゴンがいた。ルクだ。
ルク(リュシフルが帰ってこなくてもう一週間か・・・どうしたものか。俺も自分より強いドラゴンと戦いてぇのに、ドラゴンが見当たらなければどうにもなりやしない・・・。まぁ・・・そんなに慌てる必要が無いってことなのかもしれないな。見つけるものを見つけて、少しずつ進んでいけばそれでいいのだろう。)
エルム「あ!ルクだ。こんなところで何しているの?」
すると、星空を眺めているルクの下にエルムがやってきた。
ルク「エルムか。ちょっと星空を眺めていただけだ。それにしても、お前もここに来たってことは何か訳がありそうだな。」
既にエルムが悩み事を抱えていることが分っていたのか、ルクは即座に応えた。
エルム「べ、別に何でもないわよ。」
ルク「隠さずに言ってみろ。今日の料理からして、お前に何かあるのではないかと思ったんでな。話さなければ先には進めないぞ。」
ここまで言われたら、もう話すしかない。エルムは素直に今心に溜まっていることをルクに話し始めた。
エルム「ねぇルク、ルクは一日中いろいろ過ごしてきていると思うけど、どう思っているの?」
ルク「俺か?そうだな…あまり考えたことはないが、自分においてするべきことは、ちゃんとこなしてきていると思う。ただ、やはり思い残ることも多少はあるしな。」
エルム「そうなんだ…。私、今ここの竜堂院を出ていこうなんて思っていたの。」
エルムにいったい何があったというのでしょうか。突然この竜堂院を出ていくなんて言い出したりして。
ルク「それは何故だ?何故ここを出ていこうと思っているんだエルム。」
ルクが更に問い詰めた。
エルム「私、これから先、まともにドラゴンとして生きていく自信がないの!毎日同じことを繰り返している自分が…何だか嫌になってきたの!もう…もう自分が…自分が嫌なの!ルク、どうにかならないの・・・!?うぅ、えっぐ、えっぐ…。」
エルムの潤んだ目から涙がポロポロと落ちていく。どうやら心の奥深くで、自分自身を思いつめてしまったものがあったようだ。ルクもさすがに戸惑った。
ルク「そ、そうか…。(日頃のストレスが原因かもしれないな。ここ最近まともに修練もできていないし、話もできていなかったし…しかたない。)わかった。エルム、俺の背中に乗れ。」
と、ルクはエルムに自分の背中に乗れと言った。どこかに連れて行くのでしょうか。
エルム「うん…。」
エルムは不安ながらもルクの背中に乗った。
ルク「しっかり掴まっていろよ!」
大きな白い翼を広げ、夜空に白き竜が舞い上がった。
エルム「ど、どこに行くの!?竜堂院からどんどん離れていくわよ!」
ルク「いいから心配せずついてきな。」

しばらくすると、下降の方に色とりどりの、たくさんの明かりが見えてきた。ルクが向かった先は街だった。この景色をエルムに少しでも見てもらって機嫌を治してもらおうと思いついたのでしょう。
エルム「うわぁあ!きれいな景色!夜の街なんて初めて見たわ!」
エルムは街の夜景に感激していた。
ルク「どうだ?少しは和んだか?」
エルム「うん!ありがとうルク。」
満足そうな返事が返ってきてよかった。
ルク「ふっ、礼なんかいらねぇよ。それよりいいか?エルム。あの街にはこんなに遅い時間でも、頑張っているやつだっているんだ。つまり何が言いたいのか。自分との戦いに負けないでほしいんだ。」
エルム「自分との戦い・・・。」
ルク「そうだ。だが、この答えは見つかるのに時間がかかるかもしれない。簡単に言えば深入りしないってことだ。」
エルム「でも、何となくルクが言ったことが分ったようなきがする。ルクのおかげで何か元気になれたきがする!」
エルムはルクの言った事に理解を示しているようだ。
ルク「そうか、それなら安心だ。悩んでいる事があったらいつでも俺に相談しろ。」
エルム「うん!」
ルク(心配かけやがって。俺も早く強いドラゴンを探さないとな・・・。)


アクリュ「ふぁああ!よく寝たぁ。」
アクティ「よく寝たぁ・・・。」
レッシュ「アクシス兄さんまだ寝ているです。」
闇属性であるアクシスはまだ寝ていた。
エルム「お兄ちゃん起きて!朝だよ!起きて!」
アクシス「うぅん・・・もうエルムいいよ・・・ふぃ。」
ウォール「また眩しい光が飛んでくるぞ。」
エルム「このバカ兄貴―!!ホーリーシュート!!」
アクシス「うわぁあああ!!」
いつものお決まりのパターンですね。エルムもいつも以上に気合いが入っているようだ。
レッシュ「あ!雪です!」
アクティ「本当だ!雪だ雪だ!やったー!」
窓の外を見てみると、雪が舞っていた。今日も一日いつもの幸運種たちの生活が送られるのでしょう。

ルク(雪か・・・。竜堂院にも降るなんて珍しいな。しかし、何だ?この胸騒ぎ・・・。何か嫌な予感がする。誰かが俺を呼んでいる・・・いや、違う。殺そうとしているのか。)
何やらルクは殺気を感じでいた。この竜堂院に大変なことが起きてしまうというのだろうか。しかし、これが後に本当に起ころうとは誰もが気づかないでいたのだった。
ルク(まさか、何を言っているんだ俺は。そんなことがあるわけが無い。うぅ・・・この俺が武者震いするとは・・・・。それより、今日も俺より強いドラゴンを探さなければ。)

(そろそろだな。奴の血をすする時間がきたようだ。肉体もろ共、この私の餌になるのだからなぁ。ルクよ、覚悟しておくがいい、クックック。)
ルクを狙うもの・・・この者はいったい・・・。

第6話 「輝く悩み事」おわり

人生楽あれば苦もあります。でも、私のモットーは前向きに進んでいくことです。特にプロフィールに掲載している言葉も意識しています。エルムもちゃんとしたトレーニングをしたかったのでしょう(^_^;)同じ事をずっとしていると飽きることはあります。ゲームをしている時もそうですね。最近日によって小説の内容文が短くなってきているような・・・(汗)まぁともあれ感想の方をお待ちしております(^-^)

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