キラリと光る子どもに育つ☆魔法のママ日記☆

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水嫌いな子はどうすれば・・・?



土曜日は、子どもにせがまれプールに行った。
「せがまれ」なんて、長男が幼少のころは全く考えられないことだった。

だって、もっのすごっく「水嫌い」な子どもだったから。

思い返せば、1歳半のゴールデンウイーク。
湘南(実家)の海へ長男と二人遊びに行った。

打ち寄せる波に足を浸し、ちゃぷちゃぷと海の水の感触を味わったのだ。
長男は、とっても喜んだ。
まだ、歩き始めたばかりのおぼつかない足をばたばたさせた。
今でも、あのかわいらしい幼顔は忘れられない。

そして、季節は夏となり、家族3人海に出かけた。
夫はGWの私の話を聞いたので、息子と海に行くことをとても楽しみにしていた。
海に行くと、夫は長男を抱え、波へと向かった・・・。

長男は、叫び声をあげた。

それは、歓喜の声ではなかった。
「ギャー」
私に助けを求める泣き声だった。

それからだった。
息子が水を恐れるようになったのは。

家でビニルプールを作っても、ぜったいに入らない。
友達と一緒なら、真似して入るかも!という思索も叶わなかった。

水路や大きな水鉄砲に噴水池、様々な工夫を凝らして作られた
子どもの興味をすっごく引きそうな、「水公園」にも連れて行った。
楽しく遊ぶ友達たちを尻目に、長男はひとり水に触ることなく、たたずんだ。

ましてや海など<もってのほか>
海の駐車場を出て、海岸に一歩足を踏み入れたとたんに、泣き始めた。
でも「海」よ「海」。
海なんて、<わざわざ>行くところ。
高い高い駐車場代まで払っているのに、ものの1分で帰るなんて許されない。

だけど、長男は・・・
「ギャー!!!か・え・る~~」
涙をぽろぽろ流された私は、長男を引き止めることはできなかった。

3歳になったころ。
かろうじて、家のビニルプールだけは入ることができた。
そして、私と夫、じいちゃんばあちゃん、こぞって長男をおだてあげ、水嫌い対策に貢献したのであった。

ちょっと水が顔にかかって、顔の表情が変わりそうになると、
「すごーい!お顔にお水かかっても、大丈夫なのね~
強い強い!」パチパチパチ~

今、思い起こすと笑いがこみ上げる。

そんな長男が少し大きくなって、
あるお友達からこんな話を聞いた。

私の心を大きく動揺させた、その衝撃的な話とは・・・

~2004.7.5.の日記より~

友達から聞いた私を脅かす出来事とは・・・?

「私のいとこ、泳げないのが原因で登校拒否になっちゃったの」
「プールの時間がいやで、学校いけなくなっちゃったのよね」

長男もいずれは、小学生。
そのときに、同じ目になってしまったらどうしよう・・・
私の頭には「水嫌い=登校拒否」の図式が出来上がってしまった。
そして、不安が渦巻いた。

だって、お風呂で髪の毛を洗うことすら嫌がる。
頭から水をぶっかけるなんて、もってのほか。
しばらく、なき叫び声が止まらない。
そんなことしたら、ますます水が嫌いになってしまう~
と思った私は、いつまでも新生児をお風呂に入れて髪の毛を洗うように
抱きかかえ、決して水が顔にかからないようにして洗っていた。
(それは小学校2年生まで続いた)

もちろん<髪の毛洗い>は、1週間に一度。
<臭い頭>より、長男は<水>が嫌いだった。

4歳で自分で髪の毛を洗える子の話を聞いたとき、それは、
摩訶不思議なとても信じられないことに聞こえた。
(弟は3歳で自分から髪の毛を洗いはじめたんだよね)

何とかして、水嫌いを克服しなくては!
いつも私の頭にあった。

そんなある日、ある有名な整体の先生に出会うことがあった。
さっそく私は、長男のからだをみてもらった。

(からだのゆがみが、水嫌いの原因かもしれない・・・)
そのとき、真剣にそう思った。

「先生!この子ほんとうに水が嫌いなんです。
どうすれば、水嫌いが治るんでしょうか?」

先生は言った。
そのときの言葉が、全てだった。

(ああそうなんだ・・・)
身体から力が抜けた。

その先生のことばとは・・・

~2004.7.6の日記より~

有名な整体の先生が言った私を変える言葉とは?
そう、それは、長男を変える言葉ではなく、私の心を変える言葉だった。

「お母さん、なんになるんです?」
「えっ?」


「水泳できないからって、お子さんの人生何が困るんでしょう?」
「まあ、おぼれた時困りますけど、そんな機会めったにないですからね。ハハハ」

私はなんだかこの一言にほっとした。
<そうか、人生別に困ることないのか>

子どものいい面を伸ばして、よくないところは気にしない!なんて思いながら、思いっきり私は気にしてたんだ。

巷ではスイミングが大流行で、流行に乗れないわが子を情けなく思っていたんだ私。ごめんね。

実際、小学生になってみると、プールに時間なんてほんの少し。
梅雨時に始まって夏休み前に終わっちゃうから、ほんとに少し。

1年生の時なんて、本人、のどが痛いのお腹がおかしいのだの言って、ほとんど見学。
でも、この時はもう私の心は「人生どってことない」だったから、「ハイハイ見学ね」ハンコぽん。

だからって、見学が理由で登校拒否はしなかった。
見学もけっこう楽しんでいたようだ。

幼稚園こそ、無理には入らせない。
やりたい人だけね~別の遊びをしたい人はそのままでいいですよ~!だった。
(次男が今通っている園も同じ(*^^*))

そして、水が大っきらいな長男はその後どうなったかというと・・・?

なぜか大好きになってしまった!

大きくなるにつれ、水自体に恐れを感じることがなくなり、そのうち海にも行けるようになったの。

顔を水につけることを決して強制しなかったら、いつの間にか自分で少しずつできるようになったの。
お風呂で練習していたかな。

そしたら、急に<泳ぐこと>に興味が沸いて、海に行こう!プールに行こう!と言いだしたの。

だから、小学2年生の夏はプールと海三昧だった。
私も一緒に入って、思い切り楽しんだ!

そして、小学校3年の昨日の夜。
私は初めて<髪の毛に自分でシャンプーつけて洗う長男>を見た。
(聞くと、夫とお風呂のときはずいぶん前からやってたみたいだけど)
なんか、この日記に合わせてくれたように、自分から
「今日は自分で洗うよー」と言ったので、私はビックリ。

私は、今でもこの言葉が心に強く残っている。
子どものことで何か気になることがあると心の中で思う。

<人生何が困るんですか?>
そう自分に問いかけると、長い人生の中の○○って<たかが○○>って思えちゃう。
今本当に必要なことは○○じゃないところにあるんだよって。


Be Happy!




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